秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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百貨店の新規出店は事実上不可能

2016-03-10 04:17:27 | 日記
 最近、百貨店が閉店したというニュースは多いが、新規に百貨店が出店したというニュースがされていない。百貨店の総売上高は減少傾向であり、新規出店は多額の費用がかかることから、事実上不可能であるという見方が大勢だ。

 かつて三越が郊外型百貨店として名取市に出店したことがあったが、わずか2年で閉店した。中三が秋田市に出店したが、10年もたたないうちに閉店した。このように百貨店業界は右肩下がりが続いている。

 イオンなどの郊外型大型店が出店するとどうしても中心市街地に立地する百貨店は割りを食う形となり、売上が減少することとなる。その中には閉店する百貨店もある。

 郊外型大型店は中心市街地の商店街や百貨店には大きな脅威となっている。例えば、秋田市では郊外にイオンが出店意向を示しているが、市はコンパクトシティを理由に進出予定地の市街地調整区域を解除しようとはせず、あくまで中心市街地の商店を守る姿勢である。

 バブル経済の崩壊以降、衣料品や家電などの特定の分野を取り扱う専門店やスーパーが増加している。これらは百貨店と競合するので、百貨店はどうしても影響を受け、売上が減少してしまう。

 百貨店は今後、三大都市圏など大都市を中心に営業を継続させ、ある意味、守りの姿勢で営業を続けることになるだろう。

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