秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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青森市西部のSCが閉館へ

2022-11-04 04:33:00 | 日記
 青森市西部に位置するSC(ショッピングセンター)「マエダガーラタウン」が2023年5月までに閉館することとなった。

 マエダガーラは03年に開業し、地元周辺から一定の客を集め、地元からは支持されていた。しかし、一部テナントが撤退したことや、賃貸建物の契約更新の条件が折り合わず、閉館することとなった。

 青森市は青森県の県庁所在地ではあるものの、人口減少や少子高齢化の進行により、商圏人口は減少傾向である。近隣にスーパーなどが開店したことで、一定の影響を受けた可能性が高い。大型商業施設はスーパー、ドラッグストア、ホームセンターなど小売業の大半がどこかで競合し、売上に影響を及ぼすことが少なくない。

 SCといえども、今後は厳しさを増すことは確実であり、経営努力を重ねるなど、時代や顧客のニーズに対応した経営戦略が求められる。また、モータリゼーションの影響により、他の近隣都市にSCが開店すれば、顧客が流れることも少なくはない。つまり、競争相手は広域化していて、市内だけの競争ではないのである。

 最近、急速に普及しているネット通販の影響もある。これだと居住地に関係なく、好きな商品を買えるという利点があり、全国に広く浸透している。

 SCは一ヶ所にいろいろな店舗が入居し、多くの商品を購入できるので、動く手間は小さくなる。また、駐車場が無料である店舗が多く、クルマ利用者にはメリットの1つになっている。

 人口減少は徐々に小売業に影響が出ている。経済のパイが縮小するので、店舗の閉鎖はそう珍しくはなくなっている。新たな店舗が開店すれば、他の店舗へ間接的に影響するので、競合が激化することは確実である。