秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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最速列車「かがやき」の停車を求める自治体が多いが…

2022-10-20 04:26:06 | 日記
 北陸新幹線は現在、東京-金沢間で営業運転がなされ、最短で2時間30分程度で結ばれている。金沢-敦賀間が延伸工事中であり、開通は2024年春を予定している。

 延伸区間の自治体では地元の新幹線駅に最速列車「かがやき」の停車を求めているという。最速列車が停車すれば、東京との時間的距離が縮まり、また乗り換えなしで結ばれることで、利便性は増す。ただ停車駅が多くなるほど、所要時間は長くなるので、多角的な検討が必要である。

 延伸区間の停車駅の決定権は経営主体であるJR西日本にある。決定に際しては、在来線の利用実績や今後の需要予測、地元自治体の意向などが考慮され、決定される。

 「かがやき」の停車駅は東京始発の場合、上野、大宮、長野、富山、金沢、福井、敦賀となる可能性が高い。ただし、観光地や地元の意向を踏まえ、何本かは他の駅に停車する可能性もある。

 目的地には新幹線、在来線をへの乗り換えで行くことは可能である。そのことを踏まえると、主要駅以外の停車はあまり期待しないほうが無難である。

 停車駅のパターンが多い場合、運営主体のJR西日本はやや負担感が増す。パターン化されたダイヤのほうが効率的に運用でき、利用者にとっても、わかりやすい。

 観光地や自治体が「かがやき」の停車を求めるのであれば、今までの利用実績や今後の利用動向などをJR西日本のアピールすることが大切だ。利用者が多い、あるいは見込まれる場合、JR西日本も決して無視はできない。利用者が多いことはそれだけ売上が上がることとなり、収支が向上することとなる。

 開業初年度は停車駅を多めに設定し、毎年実施されるダイヤ改定で、徐々に修正を図ることもできる。JR西日本がどのような判断を下し、ダイヤに反映させるのか、今後の動向が注目される。