秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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駅に新設した複合施設は利便性が高い

2020-06-05 04:05:05 | 日記
 南海鉄道和歌山市駅に隣接する場所に大型複合施設が5日開業するという。南海は和歌山と大阪を結ぶ大手私鉄であり、JRと競合する。

 駅に新設した場所に複合施設を整備することは好ましいことである。鉄道駅には毎日、一定のまとまった利用者がいて、人の行き来がある。駅の隣接地に商業、ビジネス、宿泊、公共施設などを一体的に整備することで、人が集まり、にぎわいが生じることは確実である。さらに駅があることから、鉄道の利用も促進されることとなる。バスターミナルあるいは停留所があることで、バスの利用も促進される。

 クルマ社会であることから、まとまった駐車場の整備は必要である。長時間の駐車には割引制度が導入が必要である。クルマでやや遠い場所から来る人へも配慮する必要がある。

 近年、中心市街地の空洞化が進み、中心商店街は閉店する店舗が増加している。人口のドーナツ化現象や郊外型大型店の出店などが影響している。かつて華やかであった百貨店は郊外型店舗の進出やネット通販の台頭により、売上が減少を続けている。これといった改善策はなく、閉店する店舗が増加傾向である。

 住民側からすると、同じ場所に複数の機能を有する施設が一体的に整備されていることで、効率的に買物や用事を足すことができる。移動に手間取ることはなく、動く時間を短縮することが可能だ。

 一定の規模を有する駅は両側の発展が必要であり、片側だけだと偏ったまちづくりとなり、人の流れは限定的となる。首都圏のターミナル駅は駅入口の両側が集積、発展しているケースが多く、駅を中心としたまちづくりが行われている。

 今後、国内では人口減少や少子高齢化が進むことは確実である。無秩序な郊外への発展は公共インフラの過度な整備につながり、行政コストが増加へつながる。そのことを踏まえると、現状に即したまちづくり、インフラ整備が必要である。