秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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不採算路線はBRT導入も選択肢

2020-05-29 04:40:09 | 日記
 国内では全都道府県において、軌道系乗物が運行され、数多くの旅客を輸送している。日本のように、狭い面積の割に人口が密集している国の場合、鉄道の経営には好都合である。特に3大都市圏では人口密度が高いので、鉄道経営には大きなメリットがある。

 地方都市では鉄道の利用者数が減少傾向であり、経営が厳しくなっている路線も多い。JR北海道、四国、九州では赤字経営の路線数が数多く、経営の足かせになっている。会社全体でも赤字となっている会社もあり、今後も大きな改善は見込めない。

 国内では人口減少や少子高齢化が進んでいる。マイカーの普及により、鉄道利用者は減少することとなる。都市間輸送では高速バスとの競合もある。新幹線では中長距離だと航空との競合もある。このように地方における鉄道経営は厳しさを増していて、不動産などの副業に鉄道会社は頼らざるを得ないのが現状である。

 赤字額が大きい鉄道路線では鉄道を廃線にし、BRT(バス・ラピッド・トランジット)を導入することも選択肢の1つである。BRTだと鉄道の線路を撤去し、専用道路にすることで、鉄道と同じ場所を走行することができ、定時性を確保することができる。加えて、一般の道路も走行することができるので、利用者が多い場所へ走行させることで、運賃収入を増やすことも可能だ。

 今後、地方での鉄道経営はさらに厳しくなることは確実であり、低コストで輸送網を維持するには、BRTが最適である。鉄道路線の維持費よりもかなり安価であり、一般の道路も走行することができるので、バスの要素も含まれている。1本あたりの定員は少ないことから、本数を増やすことで、利用しやすいダイヤ設定となる。

 BRTの導入により、バスとは異なる交通網の維持で、定時性を確保しつつ、本数を増加させるべきだ。それにより、運賃収入を増加させ、コスト低減を図りつつ、運営会社の経営を改善することへつながる。