秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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宿泊税は定率制の導入を

2018-08-30 04:07:02 | 日記
 北海道倶知安町は法定外目的税である宿泊税を宿泊金額に応じた定率制へ向け、条例を改正する方向であるという。順調に進めば、9月議会で提案、議決され、11月の導入をすることとなるという。

 宿泊税は金額に応じた定額制よりも、定率制のほうが適当だ。宿泊金額に応じた課税だと比例的に税が賦課、徴収されるので、垂直的には公平である。消費税と同じで金額に比例した賦課は宿泊金額の変動にも柔軟に対応できるので、ぜひ実施するべきだ。

 近年、訪日外国人客は急増している。観光客の増加にはそれ相応の整備が必要である。恩恵を受ける受益者負担も適当であり、宿泊という観点から、宿泊税を徴収しても、決して不適当ではない。

 所得税や住民税、消費税の増税はそう簡単にはできない。必ず反対する人が出てくるからである。その点、宿泊税であれば、宿泊するということで税が賦課されるので、目的がはっきりしている。

 観光客が急増し、観光整備へ対応し切れていない自治体は積極的に宿泊税を導入し、財源を確保しつつ、観光整備を進めるべきだ。これにより、さらに観光客が増加することも見込め、発展的な観光振興へつながる。

 今後、訪日外国人を含め、観光ではいかに長く滞在してもらい、地元にカネを落とさせるということが重視されてくる。