たかが鍋、されど鍋

長い間使ってきた鍋が壊れました。両側に持ち手があり、その片方の持ち手のネジが無くなりガタついています。既に経年劣化を起こしているので買い替えるのも良いのですが、長年苦楽を共にしてきたので直って使える物ならと思い修理することにしました。ネジを他の取っ手から取り出しホームセンターで探してみると、旧JIS規格の4Mネジと分かりましたが、どの店にも在庫が無くネットで調べても、数量と送料の問題で諦めざる負えませんでした。それならこのネジにこだわらずと思い直し、取り付け具合を確認すると四角のナットを溝に差し込んで空回りしないようにして、ビスで締める構造になっていました。手元にある4Mナットは６角のもので溝に入れても小さいので空回りします。このナットを空回りしないようにするにはと考え、ナットと金属片を溝に入れてナットを動きにくくして、金属片と瞬間接着剤で固定するようにしました。これで取っ手と鍋をビスで固定出来て使用する事が出来るようになりました。たかが鍋、されど鍋ですが、修理の仕方を考えるのも結構楽しいものです。