2年目のシャインマスカットの芽が大きくなり始めました。少し前に石灰硫黄剤を散布して越冬病害虫対策をおこない少しは安心していますが、これだけでは黒とう病やベト病を完全には抑え込むことは難しいかしいかもしれません。この辺りは川沿いで霧も多く発生し、梅雨時にでもなると非常に湿気が高くなります。そうなるとカビを原因とする病気の発生が頻発し、生育にダメージを受けかねません。そこで予防が一番効果を発揮するので殺菌剤のペーストを3倍に薄めて茎に塗り付けることにしました。病原性のカビ類は茎の表面で息を凝らせて潜伏し、雨などで湿気が高くなった時に胞子を飛ばして増殖を始めます。一度増殖を始めると、それを抑える薬が少なく結果、シャインマスカットに重大な被害が出て、それが毎年繰り返されることになります。害虫による被害も大変ですが、病気に関しては、定期的な予防が一番大事なので生育の過程で適時続けていく必要があります。