こんにちは
この間は、神社の社殿についてお話しましたが、
実は社殿にはいろいろな構成があります。
まず、本殿があっても拝殿がないものや、なんと神社の本殿がないものさえあります。えっ、そうするとどこに神様がおられるのとお思いの方もおられると思いますが、さすがそこは神様であられます。実は神名備山(かむなびやま)といって山自体がご神体の神社もあります。例えば奈良県の大神(おおみわ)神社がその一つです。この他にも大きな岩がご神体の神社などもあります。
大神神社の神名備山(奈良県三輪山)
なぜこのような神社があるかは、大昔の神様と人間の関係を考えると分かります。
大昔の建築というもの自体が存在しない時代から、人間は神様を祀り、自然界をとおして神の存在を感じていたのです
いつの時代も移り変わりはあるにしても人間の神様に対する崇敬の心は変わらないということを感じる一例です。
その心をいつまでも次の世代に伝えて行く事がわたしたちの務めかも知れません。
G出仕でした。