本日は、またまた素晴らしく良い天気なのですが・・・祈願の方は・・・ 平日の赤口ということも影響しているのでしょうかぁ~っ?
神社にとっては大変寂しいことではありますが、ここは気をとりなおしてブログの本題に入ります。
では、神社の豆知識として狛犬(こまいぬ)についてお話をしてみましょう。
神社の入口や拝殿(参拝者のお参りする建物)の前に皆さんをお迎えするように置かれている一対の像が神域を守護している『狛犬』であります。 が!!!「犬」ではなく「獅子(ライオン)」を形どったものです(変わった犬だなぁ、もとはパグかチャウチャウかなぁ~っ!?とか思っていた人は居ませんかぁ?)。
『狛犬』の起源は、インドを発祥とし、むかし仏像の前に仏様の守護をする意味で二頭のライオン(獅子)の像を置いたことにあります。
この習慣が仏教伝来と共に日本に伝わって来ました(中国唐代のものが伝来)。
そこで「獅子」なのに『狛犬』?と疑問???が出てきませんか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それはですねぇ!
最初は一対の「獅子」だったのが平安時代の初めの頃から「獅子」と『狛犬』の組み合わせになり宮中(きゅうちゅう)や神社などに置かれるようになり現在に至っております。
!?!?!?・・・・・「獅子」と『狛犬』!?現在に~っ?・・・とまたまた疑問に思いました?・・・・・・・・・・・・・実はですねぇ・・
一口に『狛犬』と言っていますが細かく言うと『獅子と狛犬』が正確なのですが現在ではその二体の組み合わせで『狛犬』と言うのが定着しております。
しかし古い形で「一対の獅子」の『狛犬』のところも有るそうですし、稲荷神社の「狐」の例が有る様にそこの神社に縁(ゆかり)のある神様の使が『狛犬』として置かれているところもあります。
因みに、獅子と狛犬の組み合わせの場合、一般的に口を開けているのが「獅子」で閉じている(角が生えている場合も多い)のが『狛犬』です。
皆さんも岡田宮ご参拝の折りどのような組み合わせで、何対の『狛犬』が置かれているか確かめてみてはどうでしょう。 権禰宜でした。