日々

穏やかな日々を

動くがん病巣を追尾、ピンポイントで放射線、京大開発

2011年09月24日 14時58分58秒 | 仕事
動くがん病巣を追尾、ピンポイントで放射線、京大開発
2011年9月22日 提供:毎日新聞社

がん:動く病巣を追尾 ピンポイントで放射線--京大開発

 京都大医学部の平岡真寛教授(放射線腫瘍学)らのグループは、呼吸によって動く肺がん病巣などを追尾し、ピンポイントで放射線を照射する技術を世界で初めて開発した。今月から実際の治療に適用し、放射線被ばく量を約2割減らすことができたという。

 放射線治療は病巣に十分な放射線を当てる一方で周りの正常な細胞への被ばくを抑えることが求められる。病巣の位置や形を正確に知る必要があるが、肺のほか肝臓や膵臓(すいぞう)なども呼吸などに伴い臓器自体が動くことが難点だった。

 研究グループは三菱重工業などと協力し、エックス線透視装置と放射線照射ヘッドを連動して制御できるシステムを開発。病巣を立体画像でリアルタイムにとらえながら、患者の呼吸による病巣の動きをコンピューターで予測して照射ヘッドを動かす装置を完成させた。

 平岡教授は「病巣を狙い撃ちすることで副作用も少なく、患者さんに優しい治療が実現できる。まず肺がんで治療を進め、肝臓や膵臓など複雑な動きをする臓器のがん治療にも広げていきたい」と話している。【榊原雅晴】

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 早稲田大学に新設医学部は・・ | トップ | 秋晴れのよい天気の日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

仕事」カテゴリの最新記事