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米国で最も権威ある医学賞「ラスカー賞」を受賞した京都大教授、森和俊さん 「時の人」

2014年12月01日 22時39分08秒 | 仕事
米国で最も権威ある医学賞「ラスカー賞」を受賞した京都大教授、森和俊さん 「時の人」
共同通信社 2014年12月1日(月) 配信


 ノーベル賞への登竜門とされ、米国で最も権威ある医学賞を長年のライバルだった米カリフォルニア大のピーター・ウォルター教授と今秋、共同受賞した。「競争が激しくつらいこともあったが、2人がいたから研究が発展した」と喜んだ。

 もともと関心があったのは物理学。京都大工学部に進学したが、新聞で読んだ遺伝子の話に夢中になり、生物学の世界に転向した。しかし、取り組んでいた、がんに関わるタンパク質の研究で成果が出ない。「能力がないのか、環境が悪いのか。見極めたい」。米国への留学を決意した。

 受賞の理由は、細胞内の小胞体と呼ばれる小器官に異常なタンパク質がたまるのを防ぐ仕組み「小胞体ストレス応答」を解明した功績。タンパク質の通り道としか考えられていなかった小胞体のイメージを一変させた。異常なタンパク質は糖尿病やパーキンソン病に深く関与しているとされ、これらの病気治療への寄与が期待される。

 世界では、この現象を利用した新薬の研究開発も進んでおり「将来的には、病気が起こる理由についての研究にも取り組みたい」。エボラ出血熱などのウイルスが体内で増殖する際もタンパク質が関わっていて「小胞体ストレス応答の研究によってウイルスの増殖を止められるかもしれない」と、今後の研究のテーマは盛りだくさんだ。

 短期的な成果より、本質に迫る研究を重視。学生にも「後世に残る仕事をしよう」と指導する。趣味の剣道は5段の腕前。岡山県出身、56歳。


すごいね~
頑張ってください。

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