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脱 受動喫煙店内心地よく 県内飲食店にステッカー、喫煙室 国体備え対策加速

2018年05月30日 23時45分05秒 | タバコ
脱 受動喫煙店内心地よく 県内飲食店にステッカー、喫煙室 国体備え対策加速
2018年5月30日 (水)配信福井新聞

 31日は世界禁煙デー。県内では福井国体・全国障害者スポーツ大会や法律の改正に備え、飲食店などで受動喫煙を防止する取り組みが広がっている。たばこを吸う人も、吸わない人も利用しやすい空間をつくり、来店者をきれいな空気でもてなしたい考えだ。
 JR福井駅周辺の飲食店の店頭には、「禁煙」「喫煙可能」といったステッカーが貼られている。商店街や商業施設の共同販促に取り組む「エキマエモール」が昨年始めたプロジェクト。国体や北陸新幹線の県内延伸を控え、来県者の玄関口としてもてなしに力を入れようと、県と日本たばこ産業(JT)北陸支社と協力して実施した。85店舗の入り口に表示してあり、各店の喫煙ルールが一目で分かるつくりになっている。
 本年度は県が、このステッカーの本格的な普及に乗り出した。▽喫煙可能▽禁煙▽時間分煙▽空間分煙▽喫煙所設置―の5種類計2万枚を用意。飲食店だけでなく、商業施設全般に広げたい考えだ。ステッカーは県健康増進課に申し込めば無料で受け取れる。
 日英中韓の4カ国語で表記し、ステッカー上部には「はぴりゅう」のイラストと「福井県は、受動喫煙ゼロをめざします」とのスローガンを盛り込んでいる。県健康増進課の担当者は「受動喫煙防止で心地よい空間を目指しつつ、長期的には禁煙空間を広げ、健康になってもらいたい」と話している。
 受動喫煙防止の対策は全国的に進んでおり、今国会では対策を強化する健康増進法の改正案が審議中だ。法案では既存の飲食店に例外規定が設けられ、厚生労働省の推計では55%が例外に該当するとみられるが、喫煙可能場所には20歳未満が従業員を含め立ち入れなくなるなど規制は厳しくなる。
 飲食店など設計、施工監理のコラソン(福井市)は、法改正をにらみ、飲食店に原則として喫煙室を設置するよう提案している。担当者は「法律の改正が話題になりだしたこの1~2年で、10軒ほどに喫煙室を設置した」と語る。
 福井市と永平寺町にとんかつ店を構える「天膳」は、昨年の2店目出店を機に本店をリニューアル。両店舗とも喫煙室を設置した。
 天谷健二オーナー(37)は「喫煙は店外で、というのが当たり前になりつつある中、店内の喫煙室はお客さんに喜ばれていてリピーターもいる。駐車場に吸い殻を捨てられることも減った」と効果を実感。本店近くの北陸電力体育館が国体のハンドボール会場になっていることもあり、「心地よく過ごせる店と喫煙マナーで皆さんを迎えたい」と話している。

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