母子保健奨励賞:母子保健奨励賞に南アルプス市の斉藤さん 健康作り指導し30年 /山梨
2019年10月31日 (木)配信毎日新聞社
地域で母子保健の向上に功績があった人をたたえる「第41回母子保健奨励賞」(母子衛生研究会主催、毎日新聞社など後援)で、県内からは南アルプス市健康増進課長で保健師の斉藤美穂さん(54)がNHK賞に選ばれた。「光栄です。市役所としての取り組みが認められたと思います」と話した。
斉藤さんは県内の看護学校を卒業後の1988年、旧白根町(現南アルプス市)に入庁。同町では前身の源村の時代から出産前後の母子の死亡率が高く、地域を挙げてこの克服に取り組んできた伝統がある。南アルプス市も、高齢者らに対象を広げながら市民の健康作りを進めている。
斉藤さんも約30年にわたり、母子だけでなく1人暮らしや高齢者世帯に足を運び続け、生活習慣が崩れていないか確認し、健康な暮らしを指導してきた。受診を勧めたり、生活改善を聞き入れてもらったりするのは、「一筋縄でいかない時もある。『自分が自分の体を一番承知している』という人を説得するには根気や努力が必要。煩わしく思われないように一歩引くことも大切だ」と話す。
斉藤さんは今年、管理職になったため現場に出る回数が減った。だが、「特別なことをしてきたわけではありません。先輩から受け継いできたことを大切にしてきただけです。これからも、それぞれの母子に合った生活を一緒に考え、保健の大切さを伝えていきたい」と語った。【金子昇太】
2019年10月31日 (木)配信毎日新聞社
地域で母子保健の向上に功績があった人をたたえる「第41回母子保健奨励賞」(母子衛生研究会主催、毎日新聞社など後援)で、県内からは南アルプス市健康増進課長で保健師の斉藤美穂さん(54)がNHK賞に選ばれた。「光栄です。市役所としての取り組みが認められたと思います」と話した。
斉藤さんは県内の看護学校を卒業後の1988年、旧白根町(現南アルプス市)に入庁。同町では前身の源村の時代から出産前後の母子の死亡率が高く、地域を挙げてこの克服に取り組んできた伝統がある。南アルプス市も、高齢者らに対象を広げながら市民の健康作りを進めている。
斉藤さんも約30年にわたり、母子だけでなく1人暮らしや高齢者世帯に足を運び続け、生活習慣が崩れていないか確認し、健康な暮らしを指導してきた。受診を勧めたり、生活改善を聞き入れてもらったりするのは、「一筋縄でいかない時もある。『自分が自分の体を一番承知している』という人を説得するには根気や努力が必要。煩わしく思われないように一歩引くことも大切だ」と話す。
斉藤さんは今年、管理職になったため現場に出る回数が減った。だが、「特別なことをしてきたわけではありません。先輩から受け継いできたことを大切にしてきただけです。これからも、それぞれの母子に合った生活を一緒に考え、保健の大切さを伝えていきたい」と語った。【金子昇太】
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