日々

穏やかな日々を

コブシの実は、芋虫に似ている

2015年12月14日 07時51分08秒 | 
本をほんとに読まない婆がいる。
なのに、時々読みたくなる。

今日は江戸川乱歩の本が読みたくなった。
江戸川乱歩は子供時代よく読んだ、みな忘れたが、面白かったことはおぼえている。

なぜ?読みたくなったかというと、話せば長い・・・・・・・・でも、話したい

毎朝、コブシの黒い実が枝にぶら下がっているのを見る。
と、芋虫のようでもあり、ぶどうのようでもありと感じ
いや、もこもこしているところは、やはり芋虫だ~~~と
毎朝思う。
今朝はふと、ほんとに芋虫?芋虫ってどんな虫?と思って、タイミングよく開いてあったパソコンから芋虫を検索する。
そうすると、
下記のものが出てきて、「そうか~」と思って、江戸川乱歩の本を読んだ昔を思い出し
また、この、「芋虫」を読んでみたくなったのだ。

ウィキペディアより
解説[編集]

『新青年』に、昭和4年(1929年)に掲載された。編集者の要望により、掲載時のタイトルは「悪夢」とされたが、後に「芋虫」に戻された。

角川文庫の解説によると、当時は『改造』のために書き下ろしたものであったが、反戦的な表現と勲章を軽蔑するような表現があったため、編集者が当局の検閲を恐れて娯楽雑誌である『新青年』にまわされたがそれでも掲載時は伏せ字だらけだった。また、戦時中多くの乱歩作品は一部削除を命じられたが本作は全編削除を命ぜられた。

創元推理文庫の乱歩自身の解説によると本作品発表時に「左翼からはこの様な戦争の悲惨を描いた作品をこれからもドンドン発表してほしい」との賞賛が届いたが、乱歩自身は全く興味を示さなかった。

上述の戦時中の全面削除については「左翼より賞賛されしものが右翼に嫌われるのは至極当然の事であり私は何とも思わなかった。」「夢を語る私の性格は現実世界からどのような扱いを受けても一向に痛痒を感じないのである」と述べており、この作品はイデオロギーなど全く無関係であり、乱歩の「人間のエゴ、醜さ」の表現の題材として四肢を亡くした男性主人公とその妻のやりとりが描かれているにすぎない。

乱歩が本作を妻に見せたところ、「いやらしい」と言われたという。また、本作を読んだ芸妓のうち何人もが「ごはんがいただけない」とこぼしたともいう。

でも、次にあらすじを読んだら、満足して、もう読みたくなくなった。

あらすじ[編集]

傷痍軍人の須永中尉を夫に持つ時子には、奇妙な嗜好があった。それは、戦争で両手両足、聴覚、味覚といった五感のほとんどを失い、視覚と触覚のみが無事な夫を虐げて快感を得るというものだった。夫は何をされてもまるで芋虫のように無抵抗であり、また、夫のその醜い姿と五体満足な己の対比を否応にも感ぜられ、彼女の嗜虐心はなおさら高ぶるのだった。

ある時、時子は夫が僅かに持ちうる外部との接続器官である眼が、あまりにも純粋であることを恐れ、その眼を潰してしまう。悶え苦しむ夫を見て彼女は自分の過ちを悔い、夫の身体に「ユルシテ」と指で書いて謝罪する。

間もなく、須永中尉は失踪する。時子は大家である鷲尾少将と共に夫を捜し、「ユルス」との走り書きを発見する。その後、庭を捜索していた彼女たちは、庭に口を開けていた古井戸に何かが落ちた音を聞いたのだった…。

でも、だ~
どうやって、芋虫夫が失踪したのか?分からない点がでてきて、
やっぱり読んでみようかな?という思いがしている。

でも、やっぱり、毎朝、芋虫のようだと感じるコブシのみを見て
気持ちの悪くなるようなこの小説は読んではいけないなと思ったり、
読まない方がいいと思ったり・・・・・・・・・・

コブシは来春いつになく満開になりそう、、、、、、、なほど、蕾がついている
蕾は先がとんがて小指の先ほどの、周りには毛のようなふさふさがついている。
天気の良い朝は、陽に白く光っている。
こんなおだやかな朝に気持ちよく庭を眺めるには、やっぱり芋虫(小説)はよくないね。
芋虫っていうのは、よく、クチナシについて葉を全滅させるほど食べてしまい、もこもこと大きくなっていく。
その速さの早いこと!
時期になると毎朝見て食べられていると分かると
よくよくみて芋虫を探し当て、潰す。
でないと、クチナシが丸裸になるから。

芋虫はだから嫌い、画像を見ても、気持ち悪し。成虫もきれいではない。
でも、同じ幼虫でも、わが心の変容で、「蚕」をみても、芋虫に見る不快感はない。
よくサツキに着く幼虫はぎっしりはについてこれも全滅させるので嫌い
これも、芋虫の一種。

今も読もうかどうしようか迷っている。
他の江戸川乱歩の小説は子どもの頃を思い出し、読んでみようかな?

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