日々

穏やかな日々を

島根でコロナ感染者急増 広がる派生型、鳥取に波及

2022年07月09日 15時28分39秒 | 地域

島根でコロナ感染者急増 広がる派生型、鳥取に波及

2022年7月8日 (金)配信共同通信社
 

 島根県内で新型コロナウイルス感染者が急増している。感染が広がりやすいとされるオミクロン株の派生型「BA・5」の割合が増加しているほか、大規模なクラスター(感染者集団)の発生などが原因とされる。影響は隣接する鳥取県にも波及。専門家はさらなる感染拡大の可能性を指摘している。

 「全国に先駆けてBA・5が増えている。フロントランナーだ」。島根県の丸山達也(まるやま・たつや)知事は7日の定例記者会見で危機感をあらわにした。松江市や出雲市など県東部の4市に限定していた飲食店利用時の人数制限と時間制限を7日、県内全域に広げた。

 島根県内の1日当たりの感染発表数は6月中旬、数十人で推移していたが、6月23日に100人台に。28日に300人を超えて過去最多となり、その後も最多更新を繰り返して7月5日には753人となった。

 市町村別で最も多いのが出雲市で、松江市が続く。出雲市内の事業所で350人以上が感染するクラスターが発生。周辺地域への感染拡大につながった可能性がある。両市を管轄する二つの保健所は業務が逼迫(ひっぱく)し、濃厚接触者以外にも実施していた検査の一部を縮小した。

 県によると、5月はウイルスを解析した226人のうち4人からBA・5を検出した。わずか2%程度だったが、6月は156人中59人で30%超となり、感染が急拡大した6月22~27日に限定すると56人中43人で70%を超えた。

 東邦大の舘田一博(たてだ・かずひろ)教授(感染症学)は、BA・5への急激な置き換わりが島根県での感染拡大の原因とした上で「7月末から8月までにほとんどBA・5に置き換わり、さらなる感染増加を引き起こす可能性が高い」と指摘した。

 鳥取県では7日に219人の感染者が確認され、2日連続で過去最多を記録した。感染拡大傾向は島根県と接する米子市など県西部で顕著で、平井伸治(ひらい・しんじ)鳥取県知事は「いずれ県全域に及ぶ」と危機感を募らせている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 逮捕の男宅に包丁、凶器か ... | トップ | 【新型コロナ続報】島根第7... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

地域」カテゴリの最新記事