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絵本「マスクバイバイ」出版 コロナに楽しい時期奪われ 子供のつぶやきつづる

2023年04月06日 23時24分18秒 | ウイルス

絵本「マスクバイバイ」出版 コロナに楽しい時期奪われ 子供のつぶやきつづる 下関の小児科医、市長表敬 /山口

 2023年3月30日 (木)配信毎日新聞社
 

絵本:絵本「マスクバイバイ」出版 コロナに楽しい時期奪われ 子供のつぶやきつづる 下関の小児科医、市長表敬 /山口

 かねはら小児科(下関市生野町)の石本美香代副院長が絵本「マスクバイバイ―こどものつぶやき―」(東京図書出版)を出版し、前田晋太郎市長を表敬訪問した。【大坪菜々美】

 石本さんは4人の子育てと、園医や学校医を務める中、新型コロナウイルスの感染対策によるマスク生活で、日常を奪われた子供たちを見てきた。そんな実情を伝えたいという思いで石本さんが執筆し、絵は市内の似顔絵師、遠藤亜祐美さんが手掛けた。

 絵本は、子供の視点で描かれ、生まれた時からマスクをした大人に囲まれている描写から始まる。成長して幼稚園に通うが遠足のバスでは静かに窓の外を見るだけで、弁当は黙って食べるだけ。運動会では声出しを禁止され拍手での応援。絵のそばには「おともだちの パパやママと くべつできないよ」と子供のつぶやきが書かれている。だが最後にはマスクを外しても良い時代となり、迷いながらもマスクを外して友達と話し、笑顔で大人たちとマスクに手を振るような姿が描かれている。

 前田市長は「子供たちの実情が(絵本を通して)多くの大人にも伝わってほしい」と話し、石本さんは「子供たちはコロナ生活で幼少期の楽しい時期を奪われた。これからマスクを外していく子供たちを温かく見守ってほしい」と語った。

 マスク着用に関しては、13日に政府がルールを緩和し、屋内外を問わず「個人の判断」に委ねるのを基本とした。文部科学省も4月から学校教育活動での着用を求めないとする基本方針を示している。石本さんは「子供たちは『個人の判断』ができない。しっかり大人が教えてあげてほしい」と話す。出版に際して、かねはら小児科の金原洋治院長は、市内の認可幼保育園、子ども園計74カ所に寄贈した。また、1250円(税抜き)でインターネットや市内の主な書店などで取り扱っている。

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