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たばこ初の1千億本割れへ JT、新型に顧客奪われる

2017年02月08日 10時43分05秒 | タバコ
たばこ初の1千億本割れへ JT、新型に顧客奪われる
2017年2月7日 (火)配信共同通信社

 日本たばこ産業(JT)は6日、2017年の国内たばこ販売が前年比9・6%減の960億本となり、1985年の民営化以来、初めて1千億本の大台を割り込む見通しだと発表した。健康志向によるたばこ離れに加え、火を使わない加熱式の新型たばこに顧客を奪われているため。
 国内のたばこ販売は85年には3千億本を超えていた。その後、増税に伴う値上げなどが響いて減少傾向が続いている。
 新型たばこを巡っては、米フィリップモリスの「アイコス」が先行しており、JTは「プルーム・テック」の販売に力を入れて巻き返しを図る。6月から東京での販売を開始、年内に都内全域に広げるほか、来年の上半期には全国で販売する計画。昨年3月にインターネットと福岡市内限定で発売し、品薄状態が続いていた。
 記者会見したJTの小泉光臣(こいずみ・みつおみ)社長は「プルーム・テックの伸びには手応えを感じており、多くの支持を得られると思っている」と話した。
 JTが6日発表した16年12月期連結決算は、売上高に当たる売上収益が前期比4・9%減の2兆1432億円、純利益は13・2%減の4216億円だった。

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