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貼るだけ 抗体検査…シートで無痛 東大開発

2022年07月18日 19時29分42秒 | ウイルス

貼るだけ 抗体検査…シートで無痛 東大開発

 2022年7月13日 (水)配信読売新聞
 

 東京大の研究チームが、微小な針が並んだシート=写真、東京大提供=を腕に貼り付けるだけで、新型コロナウイルスの抗体検査ができる方法を開発した。注射針で採血する従来の方法と比べ痛みがなく、簡単に検査ができるという。

 約1センチ四方のシートには、「マイクロニードル」と呼ばれる長さ約500マイクロ・メートル(0・5ミリ・メートル)の針が並ぶ。針にはスポンジのように無数の穴があり、シートを肌に貼ると、穴が皮膚の下にある「細胞間質液」という体液を吸い上げる。

 感染歴がある場合、体液にはウイルスに対する免疫反応でできる抗体がある。この抗体をシートにつながった試験紙で検知し、陽性かどうかを色で表示する。

 抗体検査では、現在の感染の有無は診断できない。ただ、感染の拡大状況を把握する「疫学調査」には有効で、PCR検査との併用で感染抑止に役立てられる。

 チームによると、試験紙に使う試薬を変えれば、ワクチン接種によって体内でつくられる「中和抗体」や新型コロナ以外の抗体の検知もできる。企業とも連携し、2年以内に製品としての実用化を目指すという。チームの金範●・東京大教授(ナノ材料科学)は「新たなパンデミック(世界的大流行)に備え、様々な感染症の迅速な検査に活用できれば」と話している。(●は土へんに俊のつくり)

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