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武田、財務悪化の回避焦点 巨額買収検討で株価低迷

2018年04月14日 23時43分02秒 | 戦い
武田、財務悪化の回避焦点 巨額買収検討で株価低迷
2018年4月13日 (金)配信共同通信社

 武田薬品工業が国内の大手銀行に計数兆円規模の融資を打診したことが12日判明した。アイルランドの医薬品大手シャイアー買収に向け準備が本格化してきたが、負債の急増などが懸念されて武田の株価は下落している。財務の健全性を保ちながら巨額買収を実現できるかが焦点だ。
 融資には三井住友銀行など国内大手のほか、外資系金融機関も加わる見通しだ。株価などから試算したシャイアーの価値は5兆円規模と言われるが、武田のライバルが対抗案を示して争奪戦になる可能性もあり、買収額は最終的に7兆~8兆円程度までつり上がるとの観測もある。
 このため武田の株価は、買収検討が明らかになった3月28日以降、約10%下落した。買収を繰り返してきたことから、武田は利払いが必要な有利子負債が1兆円を超える。現預金は昨年末時点で約4400億円しかなく、買収資金の大部分は銀行からの借り入れか社債発行、「(1株当たりの価値が低下する)新株発行によって調達するしかない」(アナリスト)との見方が支配的だ。
 武田のクリストフ・ウェバー社長は、4月5日のアナリストとの会合で「買収する場合も財務の健全性を維持する」と繰り返し訴えた。期限の今月25日までに投資家を納得させる買収手法を提案できるか注目される。

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