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重病の子に第二のわが家 成育センターが16年開設へ 「医療新世紀」

2014年10月28日 19時40分02秒 | 仕事
重病の子に第二のわが家 成育センターが16年開設へ 「医療新世紀」
共同通信社 2014年10月28日(火) 配信


 国立成育医療研究センター(東京)は、重い病気や障害のため、在宅で常時医療ケアを必要とする子どもを短期間預かる施設を、2016年1月に開設すると発表した。

 病気の子どもには、24時間体制のケアとともに、遊んだり学んだりすることもできる環境を提供し、家族には、切れ目のない子どもの世話から一時的に解放された休息を与えるのが目的。家族も一緒に泊まることができる。こうした施設は「レスパイトケア施設」と呼ばれるが、国内にはほとんど例がない。

 計画によると、センター敷地内に鉄筋コンクリート3階建てで建設し、子ども11人分の居室を設ける。1人の子どもの滞在期間は1回7日間以内、年20日間程度を想定している。

 在宅で人工呼吸や経管栄養などのケアを常時必要とする子どもの数についての詳細な調査はないが、同センターが各種調査から推計したところでは、全国に約1万~1万3千人いるとみられる。

 毎日の療養を支える家族の負担は非常に重いが、それを助けるサービスや専門知識のある人員は不足している。このため新施設は、望ましい支援の在り方を研究開発する拠点として人材育成にも取り組む。担当者は「病気の子どもと家族にとっての『第二のわが家』を目指す。ここでの経験を新たな支援モデルとして社会に提言していきたい」と話す。

 建設費、備品など約7億8800万円の必要経費のうち、7億5千万円を国内の2財団からの支援で賄う。残る3800万円と維持費を調達するため寄付を募集中。

 問い合わせは同センター、電話03(3416)0181。

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