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【鳥取】生検―揺れた心=細田庸夫さん ご近所のお医者さん

2014年10月28日 20時56分22秒 | 仕事
【鳥取】生検―揺れた心=細田庸夫さん ご近所のお医者さん

毎日新聞社 2014年10月28日(火) 配信

 ◇野島病院(倉吉市)細田庸夫さん

 盆は病院が比較的空いているので、毎年この時期に人間ドックを受けます。今年は8月14日に行きました。

 視力と聴力の衰え、そして筋肉量の低下は覚悟していましたが、その通りでした。毎年受けている胃カメラは、ピロリ菌の除菌にも成功したこともあって、自信満々で臨みました。例年より時間が長いので、「あれ」と思いましたら、「潰瘍があります。念のため生検します」と告げられました。最近腹痛の経験はありません。

 2個の標本を採取され、胃カメラは終わりました。生検は生体検査の略です。胃カメラの場合、観察して怪しい所があれば、その一部を取って、顕微鏡でがん細胞があるかどうかを調べる検査に回します。

 検査結果説明の診察時に、電子カルテで「我が胃」の画像を見せて頂きました。私も昔、胃カメラをしていましたので、「これは生検せざるを得ない病変」と思いましたが、「悪性である可能性は高くないな」とも考えました。

 それでも、「生検」を受けた事実は脳裏に入り込み、消えなくなりました。悪性だったら、開腹手術になるだろうか、内視鏡を使った手術が可能だろうか、どこで手術をするか、抗がん剤で脱毛になったらどうするかなど、悩みは段々と深くなりました。

 野島病院のドックを受診される方には、毎朝胃カメラの説明で、トラブルの可能性、その対処などの説明をしてから、同意書に署名して頂きます。その時、生検をする確率を質問されることがあります。「確率としては、10人に1人以下ですが、誰にするかはやってみないと分かりません」と答えます。実際には1週間誰も生検しない週もあれば、一日に2人する日もあります。

 最近の鳥取県内の胃がん内視鏡検診では、1000人の内、73人くらいが生検を受けます。生検を受けた100人の内、6人くらいに悪性所見、すなわちがん細胞などがみつかります。胃がん検診で発見された胃がんの約8割は治癒が期待出来る早期胃がんで、その半分は胃カメラ(胃内視鏡)で「手術」が可能です。

 一日に何回か思い出して、不安になりましたが、2週間くらいして、病院から封書が届き、「がんではなかった」結果が記載してありました。ほっとしたと同時に、この一文を思いつきました。



婆の
今年の胃カメラ検査は、数日前に終わりました。
ピロリ菌は、昨年退治。
でも、70歳まで、胃にいたわけですから、胃カメラ検査は、念入りに、大きいカメラで、と言われ、
静脈注射による安定剤他麻酔は、今年は大変よく効いて、ほとんど眠って、苦痛はゼロ、
いままでの苦痛は、なんだったんだろう、です。
結果は、「ガン所見 なし」でした。
よかったです。

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