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睡眠導入剤3万7千錠紛失 山梨県立中央病院

2017年07月07日 11時54分46秒 | 事故事件訴訟
睡眠導入剤3万7千錠紛失 山梨県立中央病院
2017年7月6日 (木)配信共同通信社

 山梨県立中央病院(甲府市)は5日、向精神薬に指定されている睡眠導入剤「ゾルピデム」約3万7千錠を紛失したと発表した。盗まれた可能性があり、甲府署に被害を届け出た。
 病院によると、2日朝に出勤した薬剤師が6月30日に補充した500錠がなくなっていることに気付いた。報告した県から指示を受け、調査したところ、昨年8月から購入量が激増し、処方量を大幅に上回っていた。普段は数量を照合しないため、異変に気付かなかったという。
 睡眠導入剤は薬剤部の棚に保管。休日や夜間など薬剤師が不在の時には、部屋を施錠している。県は立ち入り検査する方針で、薬の管理に問題がなかったか調べる。
 神宮寺禎巳(じんぐうじ・よしみ)院長は記者会見で「大変申し訳ない。防犯カメラの設置などで、万全の管理体制にしたい」と謝罪した。
 県立中央病院は6月、交通事故で搬送された60代の男性に血液型の異なる輸血をする医療ミスを起こしている。

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