無症状者のPCR自主検査も無料化へ 感染拡大時に都道府県が判断
2021年11月9日 (火)配信朝日新聞
新型コロナウイルスの「第6波」に備え、政府は、感染の再拡大が起きた際に無症状者が希望して受けるPCR検査を無料化する方針を固めた。12日にもまとめる政府の「新型コロナ対策の全体像」に盛り込む。複数の政府関係者が明らかにした。
現在は、発熱などの症状がある場合や感染者の濃厚接触者で、医師や保健所が必要と判断した検査に限って無料となっている。一方、無症状の人が自主的に検査した場合は有料だ。
政府の方針案では、感染が再拡大した場合、都道府県の判断で、無症状者の自主検査も都道府県が指定した検査場での検査は無料とする。感染再拡大の判断基準については、8日に決めた緊急事態宣言の適用の目安となる新指標や各都道府県の感染者数などをもとに今後決めることにしている。
政府は、仮に再び宣言を出しても、ワクチン接種や陰性を証明する「ワクチン・検査パッケージ」を活用して飲食店やイベントへの規制は緩める方針で、無症状者の検査の負担が課題だった。岸田文雄首相は10月の所信表明演説で「予約不要の無料検査の拡大に取り組む」と述べている。(西村圭史)
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