フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月29日(土) 薄曇り

2006-07-30 02:45:36 | Weblog
  居間の食卓で昼食のドライカレーを食べながら、昨日、大学からの帰りに東京駅のホームのキオスクで購入した本多孝好『FINE DAYS』(祥伝社文庫)を読んでいたら、娘がそれを見て、「その本、買おうかどうしようか迷って、買わなかったやつだ」と言ったので、「単行本ならずっと前から書斎の本棚にあるよ」と答えると、息子が「本を買うときは先ずお父さんがもっていないかどうかを確認しないとね」と言った。それを聞いていた妻が、「本の置き場所に困っている人が、同じ本を単行本と文庫本で買うなんて」と呆れたような口調で言った。これについては私にも言い分があり、単行本の方は「日本の古本屋」のサイトで購入した著者サイン入りの初版本で、保存用。今度、ようやく文庫化されたので携帯用に購入したというわけだ。私がそう説明しても妻は依然として理解しかねるという顔をしていたが、子供たちは理解を示してくれたようだった。それと、これは口には出さなかったが、本多の作品は文庫版で読んだ方が作品の世界にスッと入っていけるような気がするのだ。『FINE DAYS』を読んでから、試験の採点作業に取りかかる(そんなもん読んでないでさっさと採点しろって声が都の西北方面から聞こえてきそうですが…)。夜、社会学基礎講義の試験の採点終わる。あと2科目。
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