フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月28日(水) 晴れ

2023-06-28 18:15:43 | Weblog

9時15分、起床。昨日、寝たのが2時半だったので、起きるのが遅くなった。こういう場合、頑張っていつも通り起きてもいいことはない(午前中から眠いだけである)。

胡桃パン、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

シャウエッセンは6本入りなのだが、長さが不揃いで、おそらく本数ではなく、総重量でコントロールしているのであろうが、食べる側としては少々気になる。一袋を一人で食べる場合はよいとして、これが二人であったら気を遣いそうである。

本日の『らんまん』。寿恵子を山の中の植物観察に連れて行く万太郎。万太郎がスーツに革靴といういで立ちなのはいつものことだ(植物に対する礼儀を示しているらしい)、寿恵子もあんな着物姿では大変だったろう。

昨日のブログを書いてアップする。

ナツの墓の水を替えるついでに草むしりをする。万太郎は庭や墓周りの草むしりはしないのであろうか。

2時を回ったころ、昼食を食べに出る。今日は会議のない水曜日。しかも天気予報に反して晴天だ。

矢向に行く。蒲田から京浜東北線で一つ隣の川崎に行き、そこで南武線に乗り換えて、二つ目の駅である。多摩川(東京と神奈川の県境)を渡るので空間的には遠出のような気がするが、時間的には隣町感覚である。

矢向商栄会という商店街を歩く。かなり住宅化した古い商店街である。

この看板を見ると、どうしても、反射的に英文学者の柴田元幸さんのことが頭に浮かんでしまう。

こちらの看板を見ると、どうしても、反射的に『らんまん』の竹雄(志尊淳)のことが頭に浮かんでしまう(無理やりか)。いま『らんまん』のファン(主に女性)の間では「竹雄ロス」がささやかれている。

「ノチハレ珈琲店」が見えて来た。「氷」の旗が出ている。

矢向周辺には「パン日和あをや」があるが、今日ははじめから「ノチハレ珈琲店」メインでやってきた。カフェ巡りは卒業生など連れがいるときにするもので、一人の時は一日一店である。「ノチハレ珈琲店」の営業日は月・水・金・日の週4日。私が来るのは水曜日のことが多い。経験的に水曜日が一番空いている気がするからだが、もし満席だった場合、「パン日和あをや」に回ることができるからというのもある(「パン日和あをや」の営業日は水・木・金・土・日)。

大好物のマヨタマトーストを注文する。ドリンクは梅ソーダをチョイス。これがびっくりするくらいマヨタマトーストと相性がいい。梅ソーダがなくなるまで(9月頃)、この組み合わせで注文しそうな気がする。マヨタマトーストにはタバスコを振りかけて。

デザートはプリン。ノチハレブレンドと一緒に。

さて、今日は投句の締め切りだ(句会は今度の日曜日)。ここに来る電車の中やホームで乗り換えの電車を待ちながら、ずっと句のことを考えていた。それをノートに書きつけて、推敲する。7月2日の句会であるから、夏の句を意識して作る。隔月開催なので、その次の句会は9月になるから、もう夏の句は季節外れになる。

お店には1時間15分ほど滞在した。店を出るとき、自家製の梅ジャム(500円)を購入した。

前回からほぼ一月ぶりの訪問であったが、月に2回くらいは来たいカフェである。私がカフェを評価するときの基準は(多くの人も同じだと思うが)、お店の雰囲気、メニュー、そして店主さんの人柄である。コロナ禍のときは、テーブルとテーブルの間がビニールのカーテンで仕切られていてただでさえこじんまりした空間がさらに狭く感じられて閉塞感があったが、いまはそれがなくなった。メニューの美味しさと店主さん(そして奥様)の人柄のよいことは、私のいきつけのカフェの中でもトップクラスである。

帰宅して、レビューシートのチェックなどをしながら、ネットのテレビで実況放送をしている王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝の藤井七冠対羽生九段の対局を観る。戦いは中盤の難所で、先手の藤井が4六歩と打った場面。AIの形成判断は藤井がいくらか指しやすいといったところ。まだまだこれからの将棋だ。

解説の二人の棋士は誰だろうと思ってみていたら、メガネをかけている方が飯塚祐紀八段、坊主頭の方が大平武洋六段である。飯塚さんは昔、渋谷の高柳道場に通っていた時にときどきお見かけしていたような気がする。もしかしたら指導対局していただいたことがあったかもしれない。大平さんは、やはり昔、西葛西将棋クラブに通っていたころに何度か指導対局をしていただいた。四段昇段(一人前のプロとなる)のパーティーにも出席させていただいた。お二人ともずいぶんと年を取られた(ということは我が身も同じことである)。

藤井は今日の対局に勝って、次の決勝に勝つと、王座戦の挑戦者となる。挑戦者になればタイトル奪取の可能性が高いが(いま番勝負で藤井に勝つことのできる棋士はいないだろう)、トーナメントは一発勝負の連続なので、藤井とても連戦連勝は簡単なことではない(実際、準々決勝の対村田戦は土壇場の大逆転勝ちだった)。まして準決勝の相手は将棋界のレジェンド羽生善治である。元七冠(永世七冠)である。

ちなみにいま日本将棋連盟に段位の免状を申請すると羽生会長と藤井名人・竜王の直筆の署名の免状が頂ける(もちろん有料)。三か月待ちの人気らしい。

雑用を片付けながら、画面から目が離せない。

羽生の長考で盤面は動かず、そのまま夕食休憩に入った。休憩時間は1時間だとばかり思っていたら、40分だった。なんだ大学の昼休みと大して違わないのか。羽生が休憩前には指さないと告げたので、藤井は先に退室した。夕食は将棋会館の近所の店からの出前で、藤井は冷やし担々麺、羽生はチキンカツ定食。こういうところまで報道されるのである。

句会の主宰の紀本さんに句を送る。

私も夕食。肉野菜炒め、冷ややっこ、沢庵、キャベツと卵の味噌汁、ごはん。

夕食休憩中もネットテレビの中継は午前中からの局面の推移を解説してくれているので、それを見ながらの食事。

デザートはキウイ。

チャイも食い入るように見ている。

再開後も羽生はなかなか次の手を指さなかったが、後手4五銀、先手同歩、後手7三歩、先手7五馬、後手7七角成、先手同桂、後手3八銀の狙いの一手(飛車金両取り)を決行した。予想された攻めであるが、AIの判断は藤井のやや優勢。

藤井は6九飛と飛車を六筋に移動、後手が4七銀不成と金を取った手に、先手6四歩と突く。AIの形成判断はまったくの五分。

後手5八銀成、先手6五飛と浮いた(4五歩に飛車の紐を付けた)局面。AIの評価は若干羽生が指しやすし。しかし、ここから後手6四歩、先手同馬、後手6三歩、先手4六馬の流れで、藤井が有利となった。馬が4五歩を守って後手の飛車が攻めに参加できなくなったのが痛い(それは私から見てもわかった)。6三歩では7四金と馬飛車の両取りに打つべきだったらしい。

以下は、藤井が羽生の攻めを切らして(羽生の玉を詰ますのではなく)、勝った。

これが投了の局面(藤井の4六銀打ち)。羽生に攻めを継続する手はなく、飛車がどこに逃げても、藤井の反撃を受けきれない。

終局(羽生の投了)は9時21分。

レジェンド相手に藤井がしっかりと勝ったという印象を残した一局だった。

本日が提出締め切りのレビューシートを途中までチェックして、風呂に入る。

風呂から出て、残りのレビューシートのチェックをすませ、今日の日記を付ける。

2時、就寝。

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