フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月3日(月) 晴れ

2023-04-04 12:51:12 | Weblog

7時15分、起床。

ホテルの8階の部屋の窓からは雪を戴いた山々が見える。いい天気だ。

「田園ベーカリー」のあんずクリームパンと煎茶の朝食。

あんずジャムとカスタードクリームが合う!

今日から始まる新朝ドラ『らんまん』をリアルタイムで観る。今回の主人公は植物学者の槙野万太郎。モデルは牧野富太郎だが、実名を使わない(使えない)のはフィクションの部分もあるからだろう。男性が主人公の朝ドラは久しぶりだ。でも、彼の妻を演じるのは波辺美波だからヒロイン的役割を演じてくれるはずである。それぞれの母親役が広末涼子と牧瀬里穂というのも絶妙である。

タイトルの『らんまん』から以前の朝ドラ『まんぷく』を連想してしまうのは、両方とも松坂慶子が出演しているからからもしれない。「私は武士の娘です」の決まり文句が頭に残っている。

一日が小さな(短い)物語から始まるというのは悪くない。今期も観ます。

『山下達郎のサンデーソングブック』をタイムフリーで聴きながら昨日のブログを書く。

朝食後に昨日のブログを書くという習慣は旅先でも変わらない。

「chiiann」で購入したジンジャーシロップをお湯で割ってホットジンジャーにして飲む。

11時を回った頃、街歩き開始。

高砂通りから始めるのは昨日と同じ。

目指すは高砂通の一番奥にある「源智池のそば」。昼過ぎに来ると外で待っている人がいることが多いので、昼前に来たのだが、案の定空いていた。

この店も松本に来たら必ず顔を出す店の一つである。

えごまそばのほかに桜えびのかきあげとふきのとうの天ぷらを注文する。

ふきのとうの天ぷらは塩で食べる。

桜えび(と玉ねぎ)のかきあげは天つゆの入った器で出て来る。大根おろしをからめがら食べる。

えごまそばはざるそばにえごまが付いて出て来る。

えごまというのは胡麻ではなく、紫蘇の一種で、実をすりつぶして使う。

どれも美味しかった。ごちそうさまでした。

街中にはそこそこに湧き水が流れている。

「田園ベーカリー」に昨日に続いて顔を出す。

この時間に来るとたくさんパンがある。ソーセージエピパン、ドライカレーパン、ヨモギあんぱんをテイクアウトする。

明日は定休日なので来られない。奥様にしばらくお別れのご挨拶。また来ますね。

信毎メディアガーデンに行く。「信毎」とは信濃毎日新聞のこと。

一階のフロアーは開放されいてWi-Fiも使える。ここでブログの続きを書く。

各テーブルには信濃毎日新聞が置かれている。坂本龍一さんの訃報が載っている。

昨日のブログを書き上げてアップしてから、いったんホテルに戻りノートパソコンとパンを部屋に置いてから、女鳥羽(めとば)川の桜並木を長めながら松本城公園へ向かう。

川沿いの桜並木は呑川でも多摩川でも観て来たが、一緒に山が目に入ってくるのは松本ならではである。

桜の下で自撮りを一枚。

河原に降りてみる。

河原から見上げる満開の桜。

松本城公園に到着。昨日(日曜)の人出はこんなものではなかったろう。

手前の少年はお祖母さん(だと思う)に写真を撮ってもらっていた。そのお祖母さんが私に「お兄さん、写真を撮ってもらえますか」とスマホを手渡された。「お兄さん」が私のことだと気づくのに一瞬時間がかかった。もしかしたら「旦那さん」と言われたのかもしれない。私はスマホで二人の写真を二枚(縦と横の構図で)撮ってあげた。私も撮ってもらおうかと考えているうちに二人はいなくなってしまった。

桜と城。

白鳥と城。

たしか番いだったはずだが、片割れはどこかに行っているのだろうか。

ブログでは顔出しNGと城に言われたら(笑)、この写真を使おう。

桜と城。

柳と城。

お堀の桜がきれいだった。

やっぱり山がある風景はいい。

松本城公園のそばの「紫陽花」というカフェ(コーヒーラウンジ)に立ち寄る。名前からすると昔からあるカフェであろう。

お店の方に聞いたら「50年くらいやっています」とのことだった。若い方だったから先代か、先々代が初代だろう。

店内に絵がたくさん飾ってある。どなたの絵か尋ねたら、スタッフのお一人が描いたものだそうだ。

かわいい絵ですねと言うと、「ありがとうございます」とニッコリした。ポストカードとしても販売しているので、買って帰ることにする。

和風パフェとレモンティーを注文する。和風パフェは種類のジェラード(牛乳と抹茶)、白玉、あずき、ソフトクリームがで構成されている。

ナワテ通りを歩く。

女鳥羽川を渡る。

「GRAIN NOTE」に顔を出す。昨日、外から眺めて、気になったものがある。

田中一光作のコーヒーカップ。

こちらはスープカップ。彼のコーヒーカップやティーカップは持っているが(どらもここで購入したものである)、スープカップは新作ではなかろうか。ひとつ購入する。昨日、「Gargs」で何も購入しなかったので、予算は残っている。

包装してくれるのを待っている間に入口のところに置かれている机と椅子を眺めていたら、お店の方が「それは私が作ったものです」とおっしゃった。お名前をうかがうと「ハシバと申します」とおっしゃった。放送大学の坂井素思さんの名前を出してご存じですかと聞いたら、「はい、お世話になっています」とのことだった。坂井さんが椅子職人の方々にインタビューして作った本があるが、そこにハシバさんも登場しているのだろう。

「二階にも展示しています」とのことなので、上がってみる。

ここで自撮りを一枚。

今日も「chiiann」に顔を出す。ジンジャーシロップ美味しかったですと伝える。「松本の蜂蜜と瀬戸内のレモンが恋をしたジンジャーシロップ」はキャッチコピーではなく、全部が商品名とのこと。そ、そだったんですね(笑)。

桜のケーキとダージリンを注文する。

ご主人に写真を撮っていただく。「栞日」の菊地さんが市議会議員選挙に出るという話、ご本人から聞きましたよご主人に伝える。しばらく市政の話、そして世界の話。

昨日座ったテーブルに座ってもう一枚。店内を見渡すならこの場所がいいですね。照明の加減もいいです。

厨房の中のご主人を撮る。もちろん顔出しNGの奥様はフレームアウト。

明日また、松本を発つ前に来ますね。ご夫妻の掌に見送られて店を出る。

時刻はまもなく5時半になる頃。

いったん宿に戻る。

ホテルの部屋から夕陽が沈むのを眺める。

5時47分に撮影。

6時32分に撮影。

明日の天気予報。松本の最高気温は東京とほぼ変わらないが、昼と夜の寒暖差が大きい。

夜桜を見に行く。昨日の夜は寒かったが、今日はそうでもない。

女鳥羽川沿いの桜並木がライトアップされている。

桜越しの月見。

月が出て来た(私の立ち位置加減ですけど)。

お城のライトアップされた桜を見に行くつもりだったが、大名町の辺りでもう十分な気がした。

「うらしま」の前を通ったら営業していた。夕食は昨日に続いて「田園ベーカリー」でテイクアウトしたパンにするつもりだったが、気が変わった。ごはんものが食べたくなった。

カウンター席に座る。目の前には日本酒の瓶が並んでいる。下戸の私には猫に小判である。居酒屋でご飯を食べるときの井之頭五郎の気持ちがよくわかる。

銀鮭西京味噌焼き定食にメンチカツを単品で注文する。

いいね。小鉢はサラダと茄子の味噌炒め。

銀鮭の西京味噌焼き。

メンチカツには専用のソースをかけて。

満足して宿に戻る。ホテルの隣は「PARKO松本」。

「ポールスミス」も入っている。好きなブランドだが、ノートしか買ったことがない。

風呂を浴びてから、今日撮った写真の整理(ブログの構成)。テレビを点けたら『映像の世紀』をやっていた。音楽家や文学者と戦争とのかかわりの話。

NHKの夜ドラ。今日から『おとなりに銀河』が始まった。『舞いあがれ!』で貴司の短歌のファンの女性を演じた八木莉可子が流れ星の民の姫役で主演である。宇宙人の雰囲気が漂っている。

「坂本美雨のディアフレンズ」をタイムフリーで聴く。普段と何も変わらない。父親(坂本龍一)の話も出なかった。収録済みの番組なのだろう。

1時、就寝。(今日はすぐに寝つけた)

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