フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月10日(金) 曇りのち雨

2023-11-11 12:23:45 | Weblog

8時半、起床。

チーズトースト、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、珈琲。先日の松本旅行のときに「グレインノート」で購入した田中一光作のマグカップを使う。

昨日のブログを書きながら、今日から始まる(二日制)将棋竜王戦第4局をネットTVの中継を観る。

両者時間を使わずに(まだ1時間使っていない)早くも50手まで進んでいる。後手の伊藤が右玉に構えている。お互い隙のない陣形だが、手待ちを続けていると千日手になってしまうから(先手後手を交代して差し直し)、先手の藤井から打開(仕掛け)しなくてはならない。中盤の難所である。

金継の見積もりをしてもらうための写真を送る。ヒビの長さは3センチほどである。まだ割れるまではいっていながい、虫歯と同じで放っておいてよいことはあるまい。

昼過ぎ、家を出る。

路面のヒビ割れを眺めていると金継のことを考える(笑)。

昼食は駅ビル東館の「東京純豆腐」で。

牡蠣のズンドゥブが始まった。これが食べたくて来たのである。

スープは塩ではなく味噌で注文した。気温も下がり、熱々のものが美味しい季節となった。

金曜日は4限・5限とゼミである。

研究室のパソコンを立ち上げる。局面はここまで進んでいた。なんだ、これは。もう終盤ではないか。藤井が4五歩と仕掛けて一挙にここまで進んだということだが、お互い研究範囲なのだろう。しかし、研究範囲であっても、研究していないふりをして考えるというのが大人というものではないかと思うが(笑)、若い二人にはそんなことは無用なのだろう。二日制の一日目で(しかも夕方の差し掛けの時刻までまだだいぶ時間がある)、ここまで進むというのは見たことがない。まさか一日目で終わっちゃううんじゃないか(前代未聞であるが、まぁ、それはさすがにないだろう)。先手の4三歩に4一金と引いたのが伊藤の工夫らしく、ここで藤井が長考に沈んでいる。AIの形成判断はまったくの互角だが、残り時間は藤井の方が1時間少ない。

ゼミが始まる。将棋の方は長考が続いて、局面があまり進みませんようにと願う。

3年生のゼミ論テーマの発表は1名。

 「現代人とソロ活」

4年生のゼミ論中間報告は2名。

 「なぜ人は子どもを持ちたいと思うのか。~母性って何?~」

 「就職活動における自己分析の解釈~「自己分析を制する者は就活を制する」という言説の危険性~」

キンドル・スクライブは電子書籍を読むために購入したのだが、もう1つ、レジュメをプリントアウトしないでも書き込みをしながら読めるという機能があるのがよい。これは重宝する(書き込んだファイルはメールで送信することもできる)。

ゼミが終わったのは7時ごろ。対局はすでに封じ手が行われ、一日目が終了している。これが封じ手の局面で、先手の藤井が2四飛と角を取ったところ。封じ手は間違いなく「同歩」で、その後は、3二角成の一手。AIの判断は藤井の2四飛は疑問手で形成は一挙に伊藤優勢に傾いた(勝率70%ほど)。プロ棋士たちの判断も同じで、明日は藤井は伊藤だけでなくAIとプロ棋士たちを敵に回して戦うことになった。大丈夫か、藤井。

7時半頃、仕事終わり(在宅勤務)の娘が研究室にやってくる。

誕生日が近いのでプレゼントを渡す。

「うどんが食べたい」というので、「ごんべえ」に行く。馴染みの店員さん(ハニーさんだったかな?)に娘を紹介する。「かわいい」と言ってもらえて喜んでいる。

私はいつものかつ丼セット(ごはん軽め)。

娘は牛すじ丼セット。

食後の珈琲は「カフェゴトー」で。

劇団「獣の仕業」の主宰をしている娘は、いま、来年2月の次回公演「サロメ」(オスカー・ワイルド原作)に向けて準備中である。

娘が履いているスカートのようなズボンのようなもの(ガウチョパンツというらしい)は古い和服の生地を使って作られている。劇団員の雑賀玲衣さんのお母さまが作ってくれたものだという。

9時過ぎに「カフェゴトー」を出て、西早稲田から地下鉄で帰る娘とはその場で別れた。次に会うのは正月になるだろう。元気で頑張って。

10時過ぎに帰宅。

レビューシートのチェックなどをしてから風呂に入る。

ユーチューブの棋譜解説に目を通す。

1時半、就寝。

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