フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月1日(火) 曇り

2022-11-02 12:09:06 | Weblog

8時、起床。今日から11月だ。

トースト(はちみつ&オリーブオイル)、目玉焼き、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

食事をしながら本日の『舞いあがれ!』(録画)を観る。朝食を食べる時間と朝ドラを観る時間(15分)は同じ。ちなみに朝食を準備する時間は5分。

昨日のブログ(寝る前にほぼ書き上げておいた)をアップする。

10時に家を出て、2時間かけて西武池袋線の小手指(こてさし)にある所沢キャンパスまで行く。人間科学部の大学院で講義(複数教員担当で私の出番は一回だけ)があるのだ。

駅前から出ているスクールバスに乗って(15分ほど)キャンパスに到着。

同じ大学のキャンパスとは思えない。

都心より気温は2、3度低く、すでに紅葉・黄葉が見られる。

教員ラウンジでコーディネータの池岡先生と打ち合わせをしてから、蒲田駅で買ってきた「まい泉」のカツサンドで昼食。

受講生は5名(池岡先生も同席)。昨日、作成したパワーポイントを使って80分ほど講義し、最後の10分は質疑応答。つつがなく終わる。

それにしてもキャンパスの人口密度が小さい。

小手指駅行きのスクールバスに乗って、2時間かけて蒲田に戻る。ちょっとした遠足であった。ときどき片道2時間かけて実家から通学していますという学生が戸山キャンパスにもいるけれども、それが週に何度もというのは、大変すぎるだろう。もちろんその大部分をシートに座れて、居眠り(寝不足の解消)や読書などの時間に当てられればいいけれども、立ったまま過ごすとしたら気が遠くなる。

蒲田に着いて「きりん珈琲」で一服しようと「スリック」(本日は定休日)の前を通ったら、ギャラリーに灯りがともっていた。上杉さんが作業をしていた。

いまは何を作っているのですか?

クリスマスをモチーフにしたワークショップの準備と、

大阪のあるカフェの看板メニューのフェイク作りの作業とのこと。

最近、かじりかけの林檎というのも使ったそうだ。

頑張ってくださいね。

「きりん珈琲」は閉まっていた。火曜日は営業するときとしないときがあるようだ(要チェック)。

本日発表の東京の新規感染者数は6520人。六千人台は久しぶりに見る数字である。急増である。「第8波」というものが現実味を帯びて来た。

このタイミングで大学から教室での飲食行為(懇親会など)について許可するというメールが届いた。政府の規制緩和の流れに沿ったものだが、大学の方針変更というのはどうしたものかいつもこのように一拍遅れている。タイミングがずれている。

夕食は鯵のたたき、焼き鳥、豚汁、ごはん。

数日前から「鯵のたたきが食べたいな」と妻に言っていたのだが、「冷蔵庫にあるものを片付けるのが優先よ」と退けれていたのだが、ようやく今日希望がかなった。嬉しい。

食事をしながら『アトムの童』第3話(録画)と『商店街のピアニスト』第5話(録画)を観る。1時間ものは2つは長いが、1時間もの+30分ものは許容範囲。CMは飛ばせるから実質1時間15分くらいだ。

今日初めてAmazonのAudible(朗読作品)というものを聴いてみた。月額1500円だが、最初の30日はお試し期間で無料なのである。小説の朗読というのは(今年の5月で終わってしまった番組だが)NHKの「ラジオ文芸館」でときどき聞いていて、なかなかいいものであるというのはわかっていた。本を読むのとは違って、ながら聴取ができる(私は日記をつけながら聴くことが多かった)というのが特徴である。

村上春樹『蛍・納屋を焼く・その他の短篇』という初期の短編集の中から「三つのドイツ幻想」を聴いた。松山ケンイチの朗読で、25分ほどの長さである。まず驚いたのは、当然なのかもしれないが、朗読がよどみないことである。私はオンデマンド授業で原稿を用意して「語るように話す」というのをこころがけているのだが、どうしたって噛んでしまったりする箇所がいくつも出る(むしろそれが自然というか普通だからそれで構わないと思ってやっている)。しかし松山の朗読はまったく噛まないのである。実際は噛んだりすることもあるのだろうが、その場合は録り直しをしているのだろう。本を黙読するときは、音読するときよりも早く読めてしまう。自然と緩急をつけて読んでいるせいだろう。しかし、朗読作品の場合は一定のスピードで聴くことになる(速度は変えられるが、早くすると不自然な感じが否めない)また、読んでいる箇所の前後の文章(文字)も視野に入っているが、朗読を聴くときはその箇所だけがクローズアップされる。音を聞いて元の漢字がわからないこともある(とくに固有名詞)。と、いろいろ勝手は違うのだが、目が悪くなってこれまでのように本が読めなくなった身としては朗読作品というのは老後の読書生活の救世主になるかもしれない。

風呂から出て、今日の日記を付ける(Audibleで池波正太郎『男の作法』を聴きながら。雑談のような文章だから、ながら聴取にはちょうどいい)。

2時、就寝。

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