フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月9日(水) 晴れたり曇ったり、一時雨

2023-08-10 12:25:35 | Weblog

8時15分、起床。

トースト(はちみつ&オリーブオイル)、目玉焼き、ソーセージ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

朝の体重が昨日より200g増えているのは、昼食をガッツリ食べたせいであるのは明らかだが(「喜楽亭」のチキンカツ定食)、その分を朝食を軽めにして(たとえば目玉焼きとソーセージを抜くとか)バランスをとるのはやめておこう。朝食は定数項であり、調整するとしたら昼食である。

本日の『らんまん』。長屋の住人、丈之助が、いま書いている原稿の原稿料が入ったら遊郭から彼女を身請けしていいところに引っ越すと宣言した。ネットでは彼のモデルは坪内逍遥ではないかという噂が飛び交っているが、それはどうだろう。いま書いている原稿というのが『当世書生気質』だとしたら、そういう実験的な小説で遊女を身請けできるだけの原稿料はもらえないだろう。むしろ考えられるのは田邊教授をモデルとした新聞のスキャンダル小説を彼が書いているということである。田邊のことは万太郎を通じて知っているし、万太郎に理不尽なことをしている人物として敵意をもっているからである。

今日の空も不安定である。

東の空。

西の空。今日もうっかりベランダに洗濯物を干したまま出かけられない。

月曜日と火曜日の坂本美雨の『ディア・フレンズ』をタイムフリーで聴きながら、昨日のブログを書く。火曜日のゲストは鈴木蘭々だった。名前は憶えているが、顔がすぐに出てこない。ネットで検索して、ああ、この子かと思い出す。

「あの子も48歳になったんですね」

「あなたも69歳になったんですよ」

2時頃まで原稿を書いて、昼食を食べに出る前にベランダの洗濯物を室内に移す。

「松家カレー」に行く。2軒隣は「ホンズ・キッチン」である。中からウェイさんが出てきて店の前の掃除を始めた。目が合ったら「ホンズ・キッチン」に入るしかないと思ったが、目は合わなかったので、当初の方針通り「松家カレー」に入る。

前回、初めて食べて美味しかった豚塩焼カレーを注文する。

「松家カレー」の来歴が壁に貼ってある。

豚塩焼カレー(ラッキョウと福神漬は自分で盛ったもの)。前回と肉の盛り付けの仕方が違う(今回の方が整然としているが、前回の屋台の鉄板焼きで両手にヘラをもった焼いたような感じも悪くなかった)。ご主人にその理由を尋ねたり、まだ注文したことのないポークソテーカレーとの違いについて尋ねたところ、ご主人は詳しく、それも嬉しそうに、説明してくれた。こんなことをわざわざ聞いてくる客はめったにいないのだろう。豚塩焼カレー、美味しかったです。次回はポークソテーカレーを食べてみようと思います。

これでまた明日の朝の体重が数百グラム増えていることだろう。(食べたいものを)食べるべきか、(体重を)減らすべきか、それが問題だ。

急に雨が降って来た。バッグには折り畳み傘が入っているが、強い雨だったので、駅ビルの本屋で雨宿りをすることにした。

小林弘幸『整える習慣』(日経ビジネス人文庫)を購入。パラパラと立ち読みしたら、すでに自分がやっているようなことも書かれていて、自分とは馬が合うように思えたので。たとえば、「昼食後の2時間はほとんど仕事がはかどらないノンファンクション(非機能)な時間帯だと思って下さい。そもそも動物は食事をしたらゴロンと横になって休むのが自然な姿。食べたものを消化するための時間ですから、当然、体はその作業に集中しようとします。そんな体の構造に逆らって「効率よく仕事をしよう」「集中力を高めよう」なんてやっても無駄です。」まったく同感。

30分ほどして出て見たら、雨は傘が必要でないくらいになっていた。

帰宅して、しばらく横になってから、夕食まで(3時間ほど)原稿書き。

夕食は私のリクエストで三色丼(挽肉のそぼろ煮、炒り卵、オクラ)、山芋のサラダ、漬物、味噌汁。

食事をしながら『転職の魔王様』第4話(録画)を観る。来栖の元カノが転職相談にやってくる。来栖が商社を辞めたいきさつや二人が別れた理由なのだが明らかにされる。だが、来栖の足が事故で不自由になった経緯についてはまだ明らかにされない(それは来週の話のようだ)。

だが妻は知っているようである。なぜなら原作を読んでいるからである。たまたまではない。観始めたドラマに原作(小説やコミック)があると知ると、それを入手して、先まで飲むのが彼女の癖というか性向である。それではドラマを観る楽しみが減じるのではないかと私などは思うが、まぁ、自分一人で楽しむ分にはかまわない。しかし、妻は、それを頼んでもいないのに、私に教えようとするのである。「来栖はなんで足が不自由になったのだろう」「知りたい?」「いいや、知りたくない」そういう会話が食卓で交わされるのである。

デザートは梨。

原稿書き。今日はけっこう捗った。3日に一度くらいこういう日がある。3打数1安打。これくらいがいいペースだ。

風呂から出て、『ジェットストリーム』を聴きながら、今日の日記を付ける。今週は村上春樹の『走ることについて語るときに僕が語ること』の第6章(サロマ湖100キロマラソン)を福山が音楽の合間に朗読する。朗読といっても、アマゾン・オーディブルような一定の速さ、一定の抑揚の朗読ではなく、かなりメリハリを付けた(癖の強い)朗読である。それも悪くない。

1時半、就寝。

この記事についてブログを書く
« 8月8日(火) 晴れ | トップ | 8月10日(木) 晴れ »