８時半、起床。
トースト（はちみつ＆オリーブオイル）、目玉焼き、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
本日の『舞いあがれ！』。あの公園横の「テナント募集中」のビルに舞が起業した「こんねくと」が入ることになった。そのための伏線だったのか、あの看板は。この展開は読めなかった。恐れ入りました。
でも、「こんねくと」という社名はいまひとつですね。
昨日のブログを書いてアップする。
３時頃、遅い昼食を食べに出る。
向かいのＭさんの家の桜が咲いている。早咲きの桜にはピンク色のものが多いが、これは白。サクランボが付くタイプの桜である。うちの桜はまだ咲きそうにない。
「プリミエールカフェ」に行く。
マスターが「読みましたよ」という顔で『かまにし』を私に見せた。
海老ドリアを注文する。
マスターと初めて会ったのは「カフェ・ド・コバ」のスタッフとしてだったが、３５歳のときからそこで働いていたそうだ。それ以前も「ドトール」などで働いていたそうだ。飲食店一筋の人生である。いずれじっくりマスターのライフストーリーを聞かせて下さい。
食事をしていると、「スリック」のマダム（という言い方がまだ自然である）からLINEのメッセージが届く。今日更新した私のブログを読んだそうで、そこに登場した和菓子屋「清野」はマダムの中学時代の同級生がやっている店だと書いてあった。ほぅ、世間は狭いですね。
その話を聞いてはじっとしてはいられない。散歩の足を伸ばして東口の蒲田本町商店街にある「清野」まで行く。
「商品補充のため少しの間閉めます。ご予約のお取引の方はお入りください」と張り紙がしてある。もちろん予約はしていないが、「少しの間」がどのくらいなのかを聞くために店内に入る。
昨日のお店の方が奥から出て来て、「すみません。完売してしまったので、いま、補充で作っているところなんです。桜餅とどら焼きはあまりお待たせせずにできます」というので、店内の椅子に座って待たせてもらうことにした。近所の常連のおばさんが「ここのあんこは美味しいのよ」と私に説明してくれた。お客が立て続けに入ってきて狭い店内は混んできた。地元で愛されている和菓子屋さんであることがわかる。
どらやきを２個買う。「スリック」のマダムの話を出そうかと思って来たのだが、それどころではない。それはまた別の日に来てしよう。
ただいま。今日、近所の子たちが道から身を乗り出してチャイとコミュニケーションをとっていたときに、ポケットから小銭が家の敷地にこぼれ落ちてしまい、玄関のピンポンを鳴らして、妻と落ちた小銭を探したのだが、全部を回収できなかったらしい。合計で200円足らずの金額だが、草むしりをして得たお駄賃だという。妻が「後で見つけたら届けてあげるね」と言って、後からもう一度探したら10円玉を一枚見つけて、その子の家に届けたそうである。なんだか『サザエさん』の中の話みたいである。
念のために私も探してみたが、もう小銭は発見できなかった。
夕食は肉じゃが、春巻き、温泉玉子、豆腐と白菜の味噌汁、ごはん。
今日の肉じゃがの肉は牛肉。うちでは珍しい（豚肉のときが多い）。
食事をしながら『星降る夜に』第７話（録画）を観る。あのムロツヨシが演じる男が怖い。緊急搬送で、子供は無事生まれたが、妻は死んでしまった。その恨みから主人公の医師（古高由里子）を「人殺し」と呼びつづけているのだが、この歪んでしまった気持ちが修復されることは難しそうに思えるが、似たような状況で妻だけでなく赤ん坊も失ってしまった同僚の医師（ディーン・フジオカ）が、そして妻の忘れ形見の女の子の言動が、男の気持ちに何らかの変化をもたらすのだろう。そうあってほしい。
風呂から出て、今日、「清野」からの帰りに駅ビルの「くまざわ書店」で購入した小川哲『地図と拳』の序章を読む。
600ページを超える大作で、日露戦争前夜から第2次大戦直後までの満州が主要な舞台ということもあり、手を出すのをためらっていたのだが、今朝の『あさイチ』で永江朗が本書を絶賛していたので、読んでみようという気になったのである。小川哲は長らく『村上RADIO』の関連番組を坂本美雨と一緒にやっていた人というのが私の印象で、村上春樹へのインタビューは大変に興味深く聴いた。彼が村上春樹を尊敬していること、深く読み込んでいることがよく伝わって来た。彼の作品はＳＦ短篇をちょっと読んだだけだったので、こんな大作を書く人だと知って驚いた。さらに驚いたのは実際に「序章」を読んでみて、そのストーリーテラーとしての才能である。永江朗が絶賛するはずである。
本を読みながらどら焼きを食べる。深夜の読書＋スイーツ、禁断の行為を久しぶりにしてしまった。
風呂から出て、メールを一本書く。
１時半、就寝。
