大橋社労士の気まま日記

仕事上のエピソードや日常の出来事、日頃興味を持ったことなどを随時ご紹介していきます。

「目標の立て方」を考える

2022-10-26 09:04:35 | Weblog
今回は月に一度の「ためになる話シリーズ」です。

みなさんは、どんな時にどんな目標を立てるでしょうか。今回はその効果的な立て方やコツなどについて考えてみたいと思います。

◎まずは自分自身のタイプを知る
よく「成功するためには夢や目標を持ちなさい」というようなことを言われますが、人には色々なタイプがありますので、一概にそうとも言えません。
単純に2つに分けると、明確な目標を立てた方がモチベーションの上がる人と、逆にハッキリと目標を立ててしまうとそれがプレッシャーになって前に進めなくなる人がいます。ですので、ご自身がまずはどちらのタイプなのかを把握しないといけないですし、それが後者の場合ですと、単に目標を立てればいいという訳ではなくなります。
「そもそも今、将来的な目標が明確にない」「決まったことや課題を最後までやり抜くのが苦手」「何事も結果よりプロセスの方が大事だ」という人は、先述の後者のタイプになります。(逆はその逆です。)

◎(立てるとして)いつ目標を立てるか
昔から言われている「1年の計は元旦にあり」ということわざに即して、新年早々にその年の目標を立てる人が多いですが、実はそれでは遅いです。(元々このことわざは「物事は最初が肝心」という意味で、新年最初の日に目標を立てなさいという意味ではないようです。)
新しい年が始まったら早々に取り掛かることができるように、「前年のうち(10月とか11月頃)に次の年の目標を立てる」のがベターです。大きな目標やどう考えても実現まで時間を要するものは特にです。今年するべきことをこなしながら次の年のイメージをするという感じでしょうか。まずは大まかに考えて準備して、年末に向けて目標をより明確にしていって、新年を迎えましょう。
時は今、10月の下旬です。来年からの目標を考えるにはちょうどいい時期ですね。
もちろん、目標に向けてスタートするのは新年とは限りませんので、この要領で常に目標設定の少し前からイメージして準備する習慣にしておくと、無理なくスタートが切れると思います。
 
◎目標を立てる際のコツと具体的な立て方
先程のタイプ診断で、「目標を立てない方が上手くいくタイプ」だった人は、プレッシャーにならない程度に何となくのおぼろげな到達地点だけイメージしておいて、とにかくその時その時の「今やるべきこと」や「目の前のこと」に集中するよう心がけるとよいかと思います。
目標を明確に決めた方がよいタイプの人は、できるだけ細かく具体的に定めてみましょう。
例えば、「会社の売上や利益を上げたい」のであれば、「数字的にどれぐらいの売上や利益を目指すのか、それをどういう方法やアプローチで、そのために実際に日々何をしていくのか」という風にです。そして、さらに「売上や利益が上がったらどうしたいのか」「それによって自分や社員等がどんな幸福感を得られるのか」というようにどんどん突き詰めていきましょう。そうしていくうちに、具体的な行動も自然とついてくるものです。



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