大橋社労士の気まま日記

仕事上のエピソードや日常の出来事、日頃興味を持ったことなどを随時ご紹介していきます。

会社の“再生法”(その①)

2011-01-30 13:00:57 | Weblog
今回は月に一度の「ためになる話シリーズ」です。


(ずいぶん大げさなタイトルですが)今回は、業績が極端に落ち込んだり日々頑張っているのに利益が全く上がらなかったり・・などと思い悩んでいる経営者の方々に向けて、会社の業績を回復させたり再生して事業をまた軌道に乗せるためのちょっとしたヒントになればいいな・・と思いながら書いてみました。

・絶対にしてはいけないこと
企業再生にあたって絶対にしてはならないことがあります。それは“社長が一人で思い悩むこと”です。人間はついつい自分ひとりで問題を抱え込み、悩んでしまうものです。いくら経験豊富で数々の修羅場をくぐってきた人でも一人の力には限度があるものですし、心身ともに疲弊してしまいます。

・英知の結集 
外部の経営コンサルタントなどに相談したりするのもひとつの方法ではありますが、まずは自社の中で意見を出し合い、議論することが重要です。業種・業態や規模はもちろんのこと、「その会社独自の特徴やスタイル」は、やはりその会社に在籍する人たちにしかわからないことが多いのです。
少し大きな規模の会社でしたら役員さんと従業員さん10名ぐらいを、比較的少人数な会社でしたら従業員さん全員を集めて議論の場を設けましょう。
よく「末端の社員になんか会社の経営に関わることがわかるものか」などとおっしゃる社長さんもいますが、まさにその考え方が一番恐ろしいのです。

・議論の進めかた
ひと通り聞くだけ聞いて、自分の考えに合わないことや一見役に立ちそうにない意見をその都度否定していく人をよく見かけますが、これはNGです。
具体的に申し上げましょう。ホワイトボードを用意して、思いつくアイデアやこれはどうだろうと思ったことを出せるだけ出して、それらを書けるだけ書きます。多ければ多いほどいいです。たとえどんなことでもホワイトボードにもう書ききれないというぐらい、とにかくたくさん書き出すのです。
もうこれ以上は出ない・・となったら、そこで初めて“選別”の作業をしていきます。とりあえずすぐにでも実現可能なものや効果がありそうなものなどに○印なんかをつけて絞り込んでいきます。

・即実行
あとは選別後のそれらの施策をただただ実行するのみです。ここまできたら、色々考える前に“まずはやってみる”ことが重要です。
そして、やってみたら簡単にはあきらめないことがポイントです。“できない”のと“やらない”のは違いますし、あきらめない限り「失敗」にはなりません。また、「もう限界・・」と思うこともあるかもしれませんが、自分の心が限界と決めた時だけが限界なのだと思います。
方法は百万通りあると思いますから、会社とそこで働く従業員さんの明るい未来だけをイメージして、常に前向きに進んでいきましょう!
コメント
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