大橋社労士の気まま日記

仕事上のエピソードや日常の出来事、日頃興味を持ったことなどを随時ご紹介していきます。

追記

2008-12-17 08:57:56 | Weblog
前回の続きのような形で書きます。

結局、企業って「人」でもっていると思うんですよ。
私も職業柄、いろいろな会社を見ていますが、「いい会社」に共通しているのは“人を本当に大切にしている”所です。
経営者の方々が、会社の内外を問わずお客様や社員を本当に大切に思っていて、それが日頃の言動に表れています。

そういう会社って不況なんかにも強い! また、万が一危うくなっても誰かが助けてくれるんです。

逆は全く逆です。
説明しなくともおわかりでしょう。


さて、昨日の某新聞のコラムにこんなことが載っていました。

ここ最近世間を騒がせている派遣労働者の問題にからんでのことで・・・
「日本の名だたる大企業が、今まで利益増大に大きく貢献してきた派遣労働者を、今度はその利益を確保するために、非情にも矢継ぎ早に冷たい師走の巷に放り出している。これは新たな公害である。」と。
続けて、
「かつての公害企業は、自社の利益を確保するために公然と海や川や空を汚染していた。会社は公害対策費を使わずに、社内で不要になったものを塀の外に吐き出しては周囲に迷惑をかけてきた。出すものが違うだけで、やっていることの本質は同じである。」と。

少々見方の偏った荒っぽい意見とも思えるけれど、言い得て妙だとも思う。

現実にやる仕事がなくては人を雇っていても仕方がないけれど、そもそも「人を大切にする風土」がその企業にあれば、こうも問題は大きくなってないはずだと思う。

一時期、日本の伝統ある風土を切り捨てて、何でも「アメリカのまね」をしてしまったことがありました。その弊害がここにきて色々な形で出てきているような気がします。

そして、ただマネをしていただけでなく、実際的にも大きくアメリカに依存してしまっていたことを昨今の世相が証明しているような気がします。



コメント
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