若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

高橋先生

2017-03-05 00:21:49 | 忘備録

コドモの頃からずっと教会学校でお世話になってきた高橋先生が亡くなりました。この辺りの2,30年前のコドモたちにとっては「みどり文具のおじさん」と呼んだ方が馴染みがあるかもしれません。私のこのブログの愛読者?で、毎年、年賀状には『画面の上の写真はそろそろ取り替えないのですか?』や、『最近あまり更新されませんね。残念です。』などと“コメント”を寄せてくれていました。今年の年賀状には、私がブログに感想文を書いた本を『今度読んでみようかと思っています。』とありました。

 

5年前、自他ともに認める最愛の奥様であった洋子おばちゃんに先立たれ、とても寂しい想いをされていたと思います。今回、亡くなる前に高橋先生が書き残した文章が前夜式で紹介されましたが、「洋子さん、結婚してくれてありがとう。これからはずーっとずーっと一緒にいられますね。」と結んでありました。洋子おばちゃんのときは本当につらい、痛みを伴うほどの悲しみに満ちた想いでしたが、今回は不思議な、少し語弊があるかもしれないけどほっとしたような気持ちになりました。とても自然に、おばちゃんのもとへ行ったんだな、と信じることができたからかな。

 

洋子おばちゃんが亡くなったあと、「自分が死んだ後に、捨てられてしまうと悲しいので、すべてお返しします。」と、今まで私が色々な局面で送ってきたお手紙をすべて送り返してきた高橋先生。今回、昔の私が書いたその手紙たちを御棺に入れて頂こうかと持参したのですが、自治医科大学に献体する遺志が残されていたとのことで、それは叶いませんでした。身体に障害を持っていらっしゃったので、未来の医学や研究のために、その献体の意味はきっととても大きいのでしょう。最期にかっこいいとこ見せつけられてしまったなぁー。

 

日曜日の告別式はさすがにちょっと泣いちゃうと思うけど、それでも大きな声でしっかり讃美歌を歌ってこようと思います。お迎えにきているであろう洋子おばちゃんは私が歌うことをいつもとても喜んでくれる人だったしね。

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