日曜日、午前11時。多くの人でごったがえす北千住駅東武線から千代田線への乗り換え通路にて。
(しばらく眺めていたが、気にはするものの、何となく誰もが通り過ぎてしまう……)
若女将:「あのーー。大丈夫ですかぁ?もしもし~。大丈夫でーすーかぁーー?」
横たわる若者:(無言)
若女将;「き・きこえまーすかぁーー?」
横たわる若者:(無言・全く動かない)
近づいてきた小5くらいの少年A:「酔ってるんですか?」
若女将:「え?あー、そうだよね、ど・どうかな。」
小5くらいの少年B:「息はしてますか?」
若女将:「え?あー、そうか。ん、どうかな。」
小5くらいの少年C:「大丈夫です。腹が動いてますから息はしてますよ。」
小5くらいの少年D:「そこを曲がったところに改札があるから駅員さんに伝えましょう。」
若女将:「そうだね、そうだよね。」
いつの間にか後ろに居たとても綺麗なお嬢さん:「あ!じゃあ、私行ってきます!」
若女将:「あ……あ、すいません。」
お嬢さん:「言ってきました!他の方からも連絡があったみたいで、この方酔っているらしいです。いま駅員さんが向かっているそうですよ。」
若女将:「あ、そうですか。そうですよね、ははは、どうもすみません。」
お嬢さんと少年たちA~D:「じゃ!」
若女将:「あー、あぁぁー、あーうー。」
どう考えても最年長でしたが、一番使い物になりませんでした……。AEDの使い方講習は受けたけど、こんなんじゃいざって時全く役に立てないだろうな、と静かに反省した出来事でした。「イマドキの若者はなっとらん」……?、いやいやとんでもない、冷静で優しくてかなり頼りになりますよ!