若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

いつも通り

2011-03-27 23:36:53 | 音楽(足利市民合唱団)

合唱団の練習に参加しました。予想以上に大勢が集まってきて、嬉しかったなぁ。役員さんの女性が、「ほんの2週間会わなかっただけなのに、何だか今日は会えたのがとても嬉しいわね。」と仰っていて、本当にそうだなーって。各駅停車で頑張って足利までいらしてくださった先生のちょっとおかしいレッスンや、ガソリン欠乏の恐怖と闘いながら1時間かけて練習にやってきた友人による、先生への小声突っ込みとか、上手に歌えない自分へのジレンマとか、『積み重なっていく』みんなの声の厚みとか、そういった全ての、『いつも通り』が、本当に嬉しくて。

 

練習(音楽)を楽しめないかな、という私の不安は全くの当て外れでした。真っ白な気持ちになって、罪悪感を覚えることなく笑顔になって歌えました。

 

今日、被災地から群馬県のご実家にいらしているご家族が、急遽スタジオ撮影にいらしてくださいました。お産で偶然ご実家にいらしている時に地震があり、帰れなくなってしまったそうです。ご主人は行ったり来たりされているようでした。「本当はあっちでお宮参りって思っていたんですけど。」と、ジーンズにトレーナーでカメラの前に立ったご家族は、本当にキラキラしていました。お兄ちゃんがウチのぬいぐるみと一緒にふざけている様を見て、「わっはっは」と笑っているパパとママの明るさが、とても素敵だなーって。

 

普通通りの生活を送れる私たちがめげた顔なんか、しちゃいけない。明るくいつも通り、多少無理をしたって、『いつも通り』に笑っていなくっちゃ。