数日前、義父の三回忌をしました。もともと家族と伯父夫妻だけで一緒に食事をする程度にしようと話していたので、予定通り行いました。
義父の遺影は、ちょっと前に撮影されたものを使ったので、かなりカッコよくて若い一枚です(だって、とにかく写真が無かったんだもん)。二代目と似てるといえば似てるし、似てないといえば似てないような……。「拓也さんはモテましたよー。でも、お父さんの方がもっとモテましたよ。」と、酔った時よく言っていましたが。
生前、義父がヒゲを剃っていたときに偶然わたしが通りがかったら、バタン!とドアを閉められて驚いたことがありました。二代目も、「おー、ハイジのおじいさんのようだね。」と、白いモクモクをつけてヒゲを剃っているのを見学に行くと、いつも、「アッチへいきなさいっ!」と叱ります。そんな妙なところシャイな部分は、とってもよく似てるかな。
他愛もない話をしながら美味しいモノを食べ、時々お義父さんの思い出話をする。今回のような少ないメンバーでさえ、意外と『法事』と名を打たない限り、そういう機会は少ないもの。余震がきても、「お、揺れるねぇ。」なんて言って、みんな一緒なら落ち着いていられたし。法事って、残された人間のための行事なんだな、って今回は特に強く感じました。