若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

昨夜観たのは『天使にラブソングを……』

2010-05-13 09:53:38 | 映画と本
基本的に、気に入ると同じ映画を何回も何回も観ます。でも時々、すごく感動したのにそれ以来二度と近寄っていない、という映画もあります。

ワールドカップのニュースを見る度に思い出してしまう映画『サラフィナ』。南アのアパルトヘイト解放がテーマの、ミュージカル映画です。OL時代に、何か他の人気映画を観ようと出掛けたのに立ち見だと言われて、こちらに変更したような記憶があります。ブロードウェイでロングランしていたミュージカルの映画化だそうですが、前半の躍動感あふれる音楽とダンスの感動と、後半の悲惨な現実描写の悲しみで、それこそ胸がいっぱいになってしまって、自分の許容範囲を超えてしまいました(帰りの地下鉄の駅の風景ばかり覚えている)。それ以来一回も近づいていなくて、ウーピー・ゴールドバーグが主演の先生役だったとさっきWikipediaで知ったくらいですが、ココロの映画房にしっかり留まっている作品です。


先日も友人と話したのですが、「泣け!泣け!おら~泣け!」という映画は苦手です。意味不明な場面で涙が出る私は、わざわざ泣くと分かっている悲しそうな映画は最初から観ません。勿論、泣く映画の中には悲しいだけではなく、悲しさの先にある感動とか、別れの先にある幸せとか、何やらかんやらあるのでしょうけれど、泣くことにくたびれてしまうような映画もあるのは事実で。私の中でその代表作は『ゴースト』。まだものすごく若かった時に観たせいもあり、「そんなぁ。つらすぎる……」と暫く情緒不安定になるほど悲しかったのです。それ以来、あの悲しさと再会する勇気はありません(この映画のデミ・ムーアが一番好きなんですが)。

昨夜、ムービーチャンネルを観ていたら二代目があきれ返った口調で「一体、その映画、何回目!?」と尋ねてきました。うーーん。20回くらい……?。あの小さいシスターが教会で歌い上げるシーンを見ると、たまんないの。鳥肌たつんだよ。



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