若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

涙もろい人

2010-05-20 09:51:50 | 日々雑多
尊敬する合唱団の姐さんに、「大人は人前で涙なんか見せてはダメよ」と言われました。自分なりに解釈して、悔し泣き・寂し泣きといった自分を慰めるために積極的に流す涙はNG、感動泣きのような不可抗力な涙はOK、と結論づけました(どうすか?姐さん?)。


二代目は大人の男ですから、当然そう易々と人前で泣くわけではありません。が、時々「え~?いま泣きますか~?」という時に泣くので、私の中で、ものっすごく涙もろい人という印象があります。

以前も書きましたが(『ハードローテーション』)、彼には長年求め続けていたCD(羽田健太郎さんが唯一遺した交響曲『宇宙戦艦ヤマト』)がありました。そしてこの度、めでたく手に入れました(厳密に言うと、探していたのは羽田さんがピアノも弾いている1984年のN響が演奏したCD。今回手に入れたのは、去年同じ大友直人さん指揮の日フィルで再演された際のCD)。私が寝た後、一人で静かに堪能したようですが、その翌朝です。寝ぼけて朝ごはんを食べる私の横で「昨日、聴いたよ……。このCDが自分の手元にあるなんて、信じられない……」と、二代目は小刻みにカラダを震わせて涙がにじんできました。「泣いてる~」と突っ込む私を睨み付けて「泣いている訳がない!」と逃げ出しましたが。


こういう人を、涙もろい人っていうんですよね?


参考文献:二代目の修行日記