若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

嬉しい電話

2010-05-10 12:43:07 | 日々雑多
先日、私達の合唱団の第九を指揮してくださった指揮者の先生から、突然お電話を頂きました。第九のときに撮影した集合写真を、他の合唱団員さんがコンサート会場で先生に差し入れしたらしく、お礼の電話を下さったのでした。私が差し入れしたのではないと判明した後も、別のコンサートのときに私が差し入れしたことを覚えていて下さって「この前のハンカチ、ありがとうね。使ってるよ!」と(この先生が楽章と楽章の間に真っ白なハンカチをおもむろに取り出す様が印象的で、密かに合唱団員でハンカチ王子と呼んでいた)。もう私は驚きの余りパニックになってしまって、何をなんとお答えしたのかも覚えていませんが、とにかく嬉しかったのです(そりゃあ、そうだ)。


その少し前。私が卒業アルバムを担当している学校のある先生が異動されました。すると年度末のある日、その先生からお電話を頂きました。「今度、異動になりました。今までありがとうねー。今度の赴任先に来ることがあったら、寄ってねぇ。ご家族の皆さんにも宜しくね」と。電話を切ってから『……今の電話は特に仕事の用件もなかったのに、わざわざかけてきて下さったのか』と気付き、ものすごく嬉しくなりました。

足利で写真館の若女将として働き出した頃、職員室に入るのが怖くて、担当の先生が見当たらないと寒い廊下で30分も立ちすくんでただ待っていたりしました(今ではすっかり慣れて「マツモト写真でーーす!○○先生はいらっしゃいませんかぁ?」とずうずうしく入っていかれるようになりましたが)。そんな頃も、その先生は「お!今日は何先生に用事?大丈夫?」と声をかけてくださいました。いつも笑顔で元気で面白くて、私が生徒だったら絶対大好きだったな!と思っていました。またどこかで一緒にお仕事がしたいなー。


きっとお二人の先生にとっては気軽にかけてくださった「ありがとう」を一言伝えるだけの一本の電話。でも私にとっては忘れられない大切な思い出になりました。


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二代目のブログ 『二代目の修行日記』
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