卒アル

卒業アルバムのＣＤ－ＲＯＭ校正があがってきました。最近では、アルバムに加えて、５００枚以上の写真を入れたＣＤ－ＲＯＭをつけることが出来るのです。更に、泣かせる音楽と語りでスライドショーになっていたりするのです。中学生が素直にコレに感動してくれるかどうかは疑わしいけれど、間違いなく将来おじさんとおばさんになったら、ノスタルジーに浸ってくれることでしょう！

ビデオではなく、写真を綴った映像って何故か「じーん」ときます。テレビのＣＭで小田和正の声（保険会社）やコブクロの声（ポテトチップスの会社）に合わせてナイスな写真が綴られると感動的なモノになっちゃう、アレですね。

ある場面を切り取ることにより、その場面に居合わせた人々が主役に躍り出るのです。そんな場面が、このＣＤ－ＲＯＭに詰まっています。アルバムだけを作っていた頃は、ウチが撮影した写真をそれこそ山のように泣く泣く葬っていたそうです。でも今はそんな写真達の一部が日の目をみることができます。ＣＤ－ＲＯＭの中では５００分の１枚で、体育祭のパン喰い競争のほんの一瞬の写真だったとしても、その中に写っている３人にとってはきっと思い出に残る１枚に・・・なってくれたら、写真屋冥利につきるってもんです！

毎年、この校正を見ながら、じわじわと泣いてしまう私。１年かけて作成している間に思い入れも強くなってきてるのかもしれません。そして、数年経ち、街でこの子たちを見かけると、「あー、○○君だ！大人っぽくなったなー」とか「○○さんだ。車の免許をとったか、そうかそうか」と思いながら、またじーんとしてしまうのでした。