若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

そうだ、京都 行こう

2008-01-05 11:15:25 | その他
昨夜、テレビで『サウンド オブ ミュージック』をやっていました。

子供のころ、よく母と一緒にこの映画を観ました。ご存知の方も多いかと思いますが、戦争の時代背景が絡み、途中から少し怖い(冷や冷やする)シーンがあります。放映時間的にもその辺りで子供は寝る時間になるので、最後に山を登るシーンを頭に浮かべながら、布団に逃げ込んでしまったものでした。

随所に美しく、心に響く曲が流れ、決してストーリーを急ぐことなく、観る側の気持ちを少しづつ絡めとっていくような、あの時代の映画。

最近の映画は本当に技巧がすごいし、ストーリーも複雑、役者さん達もみんな美しく迫力がある人ばかり。でも、あの時代の映画にあるような、「じーん」が見当たらなくなってきているように思います。誰かが死んでしまうわけでもなく、とても感動的なセリフなわけでもなく、恋人が引き裂かれるわけでもなく。それでも、なんだか分からず、じわ~と涙が溢れるような、そんなシーンに出会わないような気がするのです。

私って、もう少し前の時代に生れた方が、ピッタリ来たんじゃないかなーと時々思ってしまうのは、そんな時なのでした。

余談ですが、映画の途中で二代目が「なぜか俺の頭には今京都が浮かんでるぞ」と言ってました。たしかにね、『燃えるような紅葉の京都をクレーン車で撮影した映像』とか、浮かんできちゃうかもね。