― ジェレミー・ブレットとシャーロック・ホームズ ―

以前から折に触れて何度か書いていたのですが、グラナダ版に触れる機会も増えて
来るにつれ ジェレミーの事が蘇る事が増えてきます。
長年多くの場所に膨大な記事が出ていますが、この際大雑把ではありますが再度
ジェレミーに触れてみようと思います。
数多くの舞台、映画出演をしましたが 1984年からグラナダTVにより制作された
「シャーロック・ホームズ」シリーズによりホームズ役としての不動の位置を保ち
続けました。
没後15年以上経った今も世界中でグラナダ版は繰り返し放映され 未だに熱烈な
ジェレミーファンが非常に多いんです。
BBC版「SHERLOCK」が熱狂的に支持されて以来、又新たな視点で観直され、新たに
のめり込んだファンも多いと聞きます。
個人的にも随分前からTV放映を観続けていたのですが、最近も何度目になるか
分かりませんが回顧で再び観直し楽しんでいる状態です。
ジェレミーに関して詳細はウィキぺディアで確認できますので、以下概略だけ書き
だしました。
本名は: Peter Jeremy William Huggins
1933年11月3日生まれ
1995年9月12日死去(享年61歳)心不全により
映画に関しては、「戦争と平和」で映画デビュー、「マイ・フェア・レディー」が
忘れられません。 前にも書きましたね。 でも美しかったんですよ~!
(そう言えば 両作品ともにオードリー・ヘップバーンと共演だったんだ・・・
オードリーも大好きでした)。
尤も、グラナダ版を見始めて大分たってから、あ、あの時の,あの人だったんだ~と
気付いたのではありますが(汗)
で、又画像再登場しました。 だってホントに美しいんですもん。(ひつこい!)

その後、"007” のボンド役のオーディションを受けたが、ジョージ・レイゼンビー
に決まって、ボンド役は逸しました・・・ 私見ですが、ジェレミーはボンドとは
チョット違うと思うんです。 繊細過ぎると云うか、品が有り過ぎると云うか(いや、
他の人が粗野だとか言っているんじゃありませんですよ、グダグダ言い訳)
やらなくて良かったとは思うものの、チョット見てみたかったかなぁ~。
グラナダ版「シャーロック・ホームズ」は1984年記念すべき第一作”A Scandal of Bohemia”
「ボヘミアの醜聞」を皮切りに1994年 “Cardboard Box” 「ボール箱」迄41エピソード
制作されました。
エピソードリストは下記拙ブログに書き置きましたので宜しければご参照くださいませ。
↓
http://blog.goo.ne.jp/ocicat0306/m/201510
ジェレミー・ブレットが演じるホームズは正典のホームズ像に最も近いイメージである
はまり役で史上最高、ホームズそのものという評価を得ています。
1982年にグラナダTVからホームズ役の打診を受けた際 これまでにない最高のホームズを
演じる事を決意し、ホームズのみならず作者であるアーサー・コナン・ドイルについての
研究にも心血を注ぎ、ホームズの仕草や習慣について研究したそうです。
サー・アーサー・コナン・ドイルの二女であるデイム・ジーン・コナン・ドイルとも親交
があった様で、ジェレミーの大切にしていたという彼女からの手紙には 「貴方は私の
子供時代に想像したシャーロック・ホームズそのものだわ」と書かれているとの事です。
↓ デイム・ジーン・コナン・ドイルとのツーショットです。

だが、「ホームズを長期にわたって演じると その役柄に魂を奪われてしまい自我を喪失
してしまう」と恐れる役者も居る」といわれる様に ジェレミーのホームズに掛ける情熱
は執念とも感じられる様になっていきます。
そして、愛妻を(2番目の)を亡くし、自らも病(双極性障害と心臓障害)の薬の副作用、
その上の躁鬱病と闘病しながらの限界状態の中で最後のシリーズの撮影は続けられたのですが、
体調を気遣う周囲に対しては ”But, Darlings, The show must go on !”
”The Show Must Go On” はブロードウェイ等のショービジネスで使われる事があります。
(直訳では「ショーは続けなければならない」ですが、この場合「でもね、諸君、ここで止める訳
にはいかないんだよ」って事でしょうね。 )と言って 最後まで魂を込めた気迫ある演技を続
けたジェレミーのこの言葉には胸を打たれ(涙)、敬意を表さずにはいられません。(合掌)

↑ 左が第一作「ボヘミアの醜聞」、右が最終エピソード「ボール箱」のショットですが、流石に
病の色が垣間見えて胸が痛みます。 このエピソードの一年後に亡くなります。
舞台俳優でもあったジェレミーは 舞台での演技同様に「手の演技」が大切であると述べて
いた様ですが、確かにホームズの手の表情は豊かです。
その中で、有名な「尖塔のポーズ」”Pose of the steel” はジェレミーが映像的に確たる
ものにした姿の1つで、その後のベネディクト、ロバート・ダウニー・Jr.にも踏襲されています。


↑ このコラージュ画像は大分前にも載せましたが、好きなもんで・・・・
又、ホームズの表情も独特で、時に「猛禽類の様に」と評されていますが、ベネディクトが
ジェレミー/ホームズの表情の顔真似をしている面白い画像がありました。

ジェレミー/ホームズの表情が鷹からフクロウに代わり、又鷹に戻る・・・・と云う顔真似です。
元記事とGifはこちらです。
↓
http://enigmaticpenguinofdeath.tumblr.com/post/73209208647/benedict-in-the-recent-bbc-timeshift-documentary
ベネディクトも子供の頃からジェレミーのホームズを見ていたというし、多分シャーロックを
演じる際も参考にしたのでは無いかと推察されるし、身体の中に染み込んでいるんですね。
それにしても、顔真似得意な人です(笑)
ジェレミーの体調、ホームズに対する意気込み、最後までホームズで有り続けた役者人生の集大成
として 改めて「グラナダ版」を観直すと違った想いを抱くことになるかも知れません。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
所で、先日「SHERLOCK 」 S4E1にアンドリュー・ボーンがジェイク・サンフォード役で参加する
という記事がありました。 (アンドリュー・ボーンさん、知らないんですけど・・・)

「ジェイク・サンフォード」と云えば、”The Six Napoleons” 「6つのナポレオン」の登場人物
ですが、「6つのナポレオン」のモチーフが使われるのか、はたまた名前だけの引用なのか・・・・
兎に角、又もや妄想が膨らみました。

以前から折に触れて何度か書いていたのですが、グラナダ版に触れる機会も増えて
来るにつれ ジェレミーの事が蘇る事が増えてきます。
長年多くの場所に膨大な記事が出ていますが、この際大雑把ではありますが再度
ジェレミーに触れてみようと思います。
数多くの舞台、映画出演をしましたが 1984年からグラナダTVにより制作された
「シャーロック・ホームズ」シリーズによりホームズ役としての不動の位置を保ち
続けました。
没後15年以上経った今も世界中でグラナダ版は繰り返し放映され 未だに熱烈な
ジェレミーファンが非常に多いんです。
BBC版「SHERLOCK」が熱狂的に支持されて以来、又新たな視点で観直され、新たに
のめり込んだファンも多いと聞きます。
個人的にも随分前からTV放映を観続けていたのですが、最近も何度目になるか
分かりませんが回顧で再び観直し楽しんでいる状態です。
ジェレミーに関して詳細はウィキぺディアで確認できますので、以下概略だけ書き
だしました。
本名は: Peter Jeremy William Huggins
1933年11月3日生まれ
1995年9月12日死去(享年61歳)心不全により
映画に関しては、「戦争と平和」で映画デビュー、「マイ・フェア・レディー」が
忘れられません。 前にも書きましたね。 でも美しかったんですよ~!
(そう言えば 両作品ともにオードリー・ヘップバーンと共演だったんだ・・・
オードリーも大好きでした)。
尤も、グラナダ版を見始めて大分たってから、あ、あの時の,あの人だったんだ~と
気付いたのではありますが(汗)
で、又画像再登場しました。 だってホントに美しいんですもん。(ひつこい!)


その後、"007” のボンド役のオーディションを受けたが、ジョージ・レイゼンビー
に決まって、ボンド役は逸しました・・・ 私見ですが、ジェレミーはボンドとは
チョット違うと思うんです。 繊細過ぎると云うか、品が有り過ぎると云うか(いや、
他の人が粗野だとか言っているんじゃありませんですよ、グダグダ言い訳)
やらなくて良かったとは思うものの、チョット見てみたかったかなぁ~。
グラナダ版「シャーロック・ホームズ」は1984年記念すべき第一作”A Scandal of Bohemia”
「ボヘミアの醜聞」を皮切りに1994年 “Cardboard Box” 「ボール箱」迄41エピソード
制作されました。
エピソードリストは下記拙ブログに書き置きましたので宜しければご参照くださいませ。
↓
http://blog.goo.ne.jp/ocicat0306/m/201510
ジェレミー・ブレットが演じるホームズは正典のホームズ像に最も近いイメージである
はまり役で史上最高、ホームズそのものという評価を得ています。
1982年にグラナダTVからホームズ役の打診を受けた際 これまでにない最高のホームズを
演じる事を決意し、ホームズのみならず作者であるアーサー・コナン・ドイルについての
研究にも心血を注ぎ、ホームズの仕草や習慣について研究したそうです。
サー・アーサー・コナン・ドイルの二女であるデイム・ジーン・コナン・ドイルとも親交
があった様で、ジェレミーの大切にしていたという彼女からの手紙には 「貴方は私の
子供時代に想像したシャーロック・ホームズそのものだわ」と書かれているとの事です。
↓ デイム・ジーン・コナン・ドイルとのツーショットです。

だが、「ホームズを長期にわたって演じると その役柄に魂を奪われてしまい自我を喪失
してしまう」と恐れる役者も居る」といわれる様に ジェレミーのホームズに掛ける情熱
は執念とも感じられる様になっていきます。
そして、愛妻を(2番目の)を亡くし、自らも病(双極性障害と心臓障害)の薬の副作用、
その上の躁鬱病と闘病しながらの限界状態の中で最後のシリーズの撮影は続けられたのですが、
体調を気遣う周囲に対しては ”But, Darlings, The show must go on !”
”The Show Must Go On” はブロードウェイ等のショービジネスで使われる事があります。
(直訳では「ショーは続けなければならない」ですが、この場合「でもね、諸君、ここで止める訳
にはいかないんだよ」って事でしょうね。 )と言って 最後まで魂を込めた気迫ある演技を続
けたジェレミーのこの言葉には胸を打たれ(涙)、敬意を表さずにはいられません。(合掌)


↑ 左が第一作「ボヘミアの醜聞」、右が最終エピソード「ボール箱」のショットですが、流石に
病の色が垣間見えて胸が痛みます。 このエピソードの一年後に亡くなります。
舞台俳優でもあったジェレミーは 舞台での演技同様に「手の演技」が大切であると述べて
いた様ですが、確かにホームズの手の表情は豊かです。
その中で、有名な「尖塔のポーズ」”Pose of the steel” はジェレミーが映像的に確たる
ものにした姿の1つで、その後のベネディクト、ロバート・ダウニー・Jr.にも踏襲されています。


↑ このコラージュ画像は大分前にも載せましたが、好きなもんで・・・・
又、ホームズの表情も独特で、時に「猛禽類の様に」と評されていますが、ベネディクトが
ジェレミー/ホームズの表情の顔真似をしている面白い画像がありました。

ジェレミー/ホームズの表情が鷹からフクロウに代わり、又鷹に戻る・・・・と云う顔真似です。
元記事とGifはこちらです。
↓
http://enigmaticpenguinofdeath.tumblr.com/post/73209208647/benedict-in-the-recent-bbc-timeshift-documentary
ベネディクトも子供の頃からジェレミーのホームズを見ていたというし、多分シャーロックを
演じる際も参考にしたのでは無いかと推察されるし、身体の中に染み込んでいるんですね。
それにしても、顔真似得意な人です(笑)
ジェレミーの体調、ホームズに対する意気込み、最後までホームズで有り続けた役者人生の集大成
として 改めて「グラナダ版」を観直すと違った想いを抱くことになるかも知れません。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
所で、先日「SHERLOCK 」 S4E1にアンドリュー・ボーンがジェイク・サンフォード役で参加する
という記事がありました。 (アンドリュー・ボーンさん、知らないんですけど・・・)

「ジェイク・サンフォード」と云えば、”The Six Napoleons” 「6つのナポレオン」の登場人物
ですが、「6つのナポレオン」のモチーフが使われるのか、はたまた名前だけの引用なのか・・・・
兎に角、又もや妄想が膨らみました。
お訪ね頂き、読者登録もして頂き有難うございました。
こちらからもお訪ねさせて頂きました。 楽しい記事を拝見しこれまで知らなかった方々と
お近づきになれる機会を持つ事が嬉しい限りです。
「犬のホームズ」、色々話は聞いていたのですが未だ見た事がありませんでした。
お好きな方も多いし面白そうなので遅まきながら観てみようかな?と思います。
シャーロック・ホームズ好きですが、その他お粗末ながらボツボツ書いております。
今後ともお付き合い頂ければ幸甚です。 どうぞよろしくお願い致します。
私は、Γシャーロック」に嵌まってから後追いで正典やグラナダ版を見たのでまだまだ初心者ですが、やっぱりジェレミーさんのホームズは“そのもの”とか“決定版”だと言われるのが本当に納得できますよね。その裏には計り知れない努力があったんですね。体調のことや、それでも演じ続けた情熱とか責任感…等々を知った後に見ると、また感慨深いものがあるように思います。
“ホームズを長年演じ続けると魂を奪われる”って、ベネディクトも大丈夫かとか以前インタビューか何かで言われてましたね。BBC版は間隔が長かったし大丈夫だろうと思ってたんですが、こちらはどちらかというと脚本の展開が心配になってる今日この頃です…その点グラナダ版は、脚本やキャラクター設定はすごく安心して見られますね。いえ、元々趣旨が違うから比べちゃいけないんでしょうけど。
ところで私、Γマイ・フェア・レディ」を見たことがないんですよ。ジェレミーさん、美しいですね~そのうち見てみなくては!
ジェレミーの事を書いていると涙が溢れます。
あれ程ホームズに心血を注いで演じ続けた姿を見ると感動を通り過ぎて、壮絶ささえ
感じますね。
以前もMistyさんも書いていらした様に, グラナダ版は安定しているし、何時、何度見ても
楽しめます。 正典に対して敬意を払って居る事を実感します。
>ホームズを長年演じ続けると魂を奪われる・・・
確かにベネディクトも触れていた事がありましたね。 でもね、BBC版は仰る通り間隔も
空いているし、何よりヴォリュームが違いますもの。 あちらは41本ですよ。それも間を置
かずに。 ベネディクトは全然大丈夫です(って勝手に決める)
そんな事より、そうですよ~、脚本の方が心配です。
Setlockの状況を追っていると(密かに貯め込んでいます)益々心配が募って来ています。
何ですか、あの展開は・・・・
ご存知でしょうけど、AXNミステリーで「忌まわしき花嫁」字幕版放送ありましたでしょ?
その前にS1~S3の再放送もしていたので、何となく久し振りに見ていました。
あの頃は良かったなぁ、と再び懐かしかったです。
ところで、「マイ・フェア・レディー」是非、是非観て下さい。 私も何度見た事か。
ジェレミーもオードリーも本当に美しかったですよ。
先日オムレットさんとのコメントにも書いたのですが、あの作品で私の英国英語フェチ
が開眼したのでした。 挿入歌全部英語で覚えましたし、今でも歌えますよ(又!)
かなり古いですが、「戦争と平和」もお勧めします。
お招きいただきありがとうございました!
拝見いたしましたー!
Ocicat 様=Yam Yamさんでよろしかったでしょうか。
ジェレミーの写真がいっぱい〜!と一人で盛り上がりました(笑)
最初のモノクロは、パイプコンテスト?(正式名称忘れました)受賞のヤツですね!
ホームズの扮装に、片方ピアス、ジェレミーさんの満面の笑顔!
昨今の喫煙者は犯罪者か蛇蝎の如く忌み嫌われておりますが、良い時代でしたね〜。
パイプは亡父も嗜んでおり、懐かしく、紙巻きよりも良い香りだった記憶があります。
ただパイプの手入れが面倒そうで、自分も、とはなりませんでしたが。
そしてこのコラージュ、素晴らしい!!
手前右側の方の髪の部分の馴染み方や、光の当たる方向まで配慮されていて、
まるで三人のホームズ役者が一堂に会したかのようです。
フォトショでしょうか。コラージュとしても素晴らしい出来ですね!!!
ベネディクト氏の顔真似については、、、、ノーコメントで(笑)
彼は恐らく敬愛の念でしておられるのでしょうし、そのこと自体が嬉しいです、ということで(笑)
ジェレミーさんもニコニコと喜んでおられて、一緒に表情を作って天国で笑っておられる気がしますね。
ジェレミーさんについては、りえさん、RMさんという、私など比較にもならないコアな大ファンの方々のブログを拝見して勉強させていただきました。
ですので、お二人の目とご紹介なさっていた記事を通して知ったジェレミー氏の姿ですが、
ホームズとは正反対の、ご本人曰くワトスン寄りのお人柄だったそうですね。
大らかで、陽気で人好きがして、己に厳しく他者に優しく、繊細かつ大胆に人生を太く短く生き抜かれた昭和の男(すみません、父と少し重ねてしまっています)。
昭和の男と言いましたが、個人的には何故か彼からは、非常に東洋的な印象も受けています。
恐らく、日本人が得意な?場の空気を読む、察するという細やかな気遣いが出来てしまう(というか、自然にそうなってしまう繊細な)方で
生きること自体が、彼にとっては通常の英国人よりもっとしんどい、エネルギーを要する、擦り減らすことだったのでは、とも思ってしまいます。
相手の気持ちや状況を瞬時に読み取ってしまい、気遣ってしまうがゆえのしんどさが、彼にもあったのかなと。
最愛の奥様や、生涯を通しての親友だったロバートさん達は、そんな彼が一緒にいて、とても安らげる相手だったのでしょうね。
僭越ながら私の父も、最愛の妻を若くしてガンで失っており、そんなところもジェレミー氏と父を重ねてしまう理由になっています。
それでも父はジェレミー氏よりも数年長生きしており、まさかあのホームズが、早逝したと思っていた父より更に若くして亡くなっていたことには非常な衝撃を受けました。
こう言えば、ジェレミー氏にはそんなことないと否定されそうですが、
私にとっては彼はグラナダホームズとイコールであることもあり、
ジェレミー•ブレットという方を一言でいえば、「ストイック」の一言に尽きます。
ホームズの役作りのために、セロリだかレタスだかと、人参ばかり食べて体重を落とされた(そして昼飯はリンゴだけだったとか!)、
becomer という、自分の中から自分自身をスポンジのように絞り出し、そこに役の人格を注入するという成り切り方、
そして記事でも触れておられるとおり、晩年の、病を押して、まさに命を削って打ち込まれたお仕事振り。
のみならず、お若かった頃から識字障害や構音障害で、人一倍の努力や人知れずご苦労をなさっていましたものね。
あの美しい品のある顔立ちも、時代の流れから彼にとって必ずしも優位に働かなかったと知り、なんと勿体ないことかと残念に思いました。
素顔のブレット氏を知るにつけ、彼があのニヒルでシニカル、クールな人間嫌いのホームズになりきるために
どれほどのエネルギーを使われたか、役とご自身のギャップがどれほど重くご無理をなさっていたかと思い知りました。
最近、ジェレミー氏について偶然知るようになるまでは、私は彼をどちらかと言えばフレディに近いキャラクター、
演技派ではあるけれど、二枚目で、業界人で、ストイックなホームズはあくまでも演技で、
いずれフレディのような(凄く失礼ですが)軽佻浮薄とまでは行かずとも華やかな世界でチヤホヤされて
仕事にもお金にも恵まれて豪華に生きた俳優さんだろうとしか思っていませんでした。
この点については本当に土下座ものです。
あんなに真摯にストイックに、苦しみながらも素晴らしい作品を残してくださった彼に対して。
周りの人々にも常に喜びを与え、誰に対しても好印象しか与えず、その裏でご自身はどれほど努力されて苦しまれたことか。
彼の時計が止まってしまい、もう来年で30年と考えると、本当に気が遠くなります。
今もあの方は天国で微笑んでいてくれるでしょうか。
もう、彼についての新しい情報はなく、あの笑顔や眼差しを新作で観ることはかないませんが、私のジェレミー熱はまだしばらく醒めそうにありません。
長々とすみません。あと2つだけ。
ホームズで病のため髪をカットされた回がありましたが、あのビジュアルを見た限りではジェームズボンドも全然イケたのではと思ってしまいます。
でも、仰るとおり、ボンドにしては少し繊細すぎる、というのもとても同感です。
繊細かつ美しすぎましたね。
個人的に、素のジェレミー氏は、若大将こと加山雄三さんとも少し似てる気がしているのですが(特に声質が)ご不快になられたらごめんなさい。
しかし万一ジェレミー氏がボンドを演じていたら、当然、ボンドガールとの濃厚なシーンもあったでしょうから、それはそれでどうだったのかとか、ははは(笑)
ボンドがあの美貌では、隣に並ぶボンドガールの選考も難航したかもしれません。
そして最後になりましたが、Ocicat さん、またはYam Yamさんのプロフィール画像のめんこいハチワレちゃんは、ご家族でしょうか。
私は23歳以降、家族は歴代、野良出身の猫達だけなもので、そこに食いついてしまいました。
白黒ハチワレちゃんはタキシードを着てるようで憧れなのですが、ご縁が一度もなく。
今はキジ猫、サビ猫、トラ猫達が家族です。
本当に長々とすみません。
ジェレミー氏へのOcicatさん(Yam Yamさん)のお気持ちが嬉しく、つい書きすぎてしまいました。
ではでは、ようやく寒くなりましたが、お風邪など召されませんよう!
またお邪魔させていただきます!
先ず、混乱させて申し訳ありませんでした。
ブログを始めた当初は ”Ocicat”にしていたのですが、実はその前から他所では ”Yam Yam”で
通していたので色々な場所で混乱させてしまったようなので、その後”Yam Yam”に統一しました。
コメントを読ませていただくにつれ 猫野親分さんのジェレミーに対する考察、理解、など如何に
深く掘り下げていらっしゃるかを知り、ただただ驚きと頭が下がるような思いがします。
それに比べ・・・私なぞ何と浅学であるかを思い知らされ 穴を掘って潜り込みたい思いです。
私個人的には、ジェレミーのグラナダ版が勿論別格で一番ではありますが 他の作品(映画、ドラ
マ、小説等)関連作品は殆ど全部(中にはどうしても食指が動かない作品もありますが)手を出す
ものですから、一途に掘り下げて考察なさる思いを伺い頭が下がります。
ボンド役は意外でしたね。
以前ツィッギー(古い!)と共演していた番組を見つけたのですが、一緒に歌ったり、踊ったりして
いて意外な姿も見られ感動したことを思い出しました。
なので、ホームズ以外にも色々な可能性を持った方だとは思うものの、はやりジェレミーはホーム
ズでしかありえない気持ちもあります。
私の知らないジェレミーのことも教えていただきたいと思いますので、又これからもご教授下さい
ね。
どうでも良い事なんですが(汗)書き忘れましたので追記です。
プロフィールに載せているハチワレちゃんは、以前我が家にいた大事な大事なねこです。
17歳まで一緒に暮らしました。
その後は諸事情、自分の年齢も考え飼うことは断念しましたが、以前と同じ、と言うか以前よりいや増しに
ネコキチになりました。
数少ないですが、たま~にねこ記事も書いています。
同病ですね。 ずっとねこさんとご一緒とのこと、心底羨ましい~~です。
お返事をありがとうございます💕
まずは、大事な猫さんのこと、教えてくださりありがとうございました。
やはり、思い出のある大切なお写真でしたか。
まるでブログタイトルを語っているかのような強い眼差しと賢しげな表情、おまけにタキシードで、
何だかホームズのような猫さんだと思っておりましたが、恐らく女の子で、このお写真は晩年のものではと拝察いたします。
(ホームズと違い単なる guess ですので、外れていたらすみません💧)
17歳まで、というのは猫さんとしてはお幸せな大往生ですが、飼い主にとっては、長く一緒にいればいるほど、何者にも代え難く愛おしくなるのはなぜでしょうね。
私も高齢の子達を看取ったあとには、大きな猫型の穴ぼこが心に空き、10年以上経ちましたが、未だにその空洞は埋まりません。
たった今思い付きましたが、若くて麗しいジェレミー氏よりも、晩年のジェレミーホームズに心を鷲掴みにされるのと同じでしょうか。(各方面に失礼)
前述のとおり、私のジェレミー氏熱と関連知識は、この数ヶ月のニワカで、ファンブログ様からの丸写しというか、もう本当に、丸ごと頂いた情報ばかりです。
そちらのブログ様の熱量と情報量はまさに命がけというか、一生を賭しておられて、私などがファンというにもおこがましいというか、バチが当たりそうなほどです。
なので、もしグダグダ述べた、私のたわ言が偉そうでしたらごめんなさい。
今かかっているジェレミー熱が言わせたうわ言だと流していただけますと幸いです💧
こんばんは。 返信遅れ申し訳ありませんm(__)m
この度頂いたコメントを読ませて頂きジェレミー&シャーロック・ホームズ(グラナダ版)に対する深い愛情と
熱量を感じます。
他の方のジェレミーブログは何度か読ませて頂いたことがあると思います(かなり昔の事)が、皆様の熱い
思いや深いご高察を拝読して、私等足元にも及ばず、ひれ伏さなければ…・の方ばかりです。
私は子供のころから正典は読んでいたし、グラナダ版も大昔のTV放送からずっと見ていましたので、グラ
ナダ版は最早クラシックのクラスに入っていると考えています。
事新たに考えたこともなかった中、もう10年以上前になりますがBBC版のシャーロックを観て以来新鮮さ
に感動して、同じ気持ちのブロ友さん達と連日盛り上がったものです。(残念ながらあのような形で終わり
いや増しに気持ちが落ち込んだのですが)それ以来再び正典の読み直し、グラナダ版や他のパスティー
シュ物を観なおしたりして、グラナダ版再考をするきっかけになったことは良い機会だったと思います。
寄る年波で(涙)グラナダ版の再考記事もコンプリート出来ず(この頃根気が続きません)お読みいただい
た方にも申し訳なく思っています。
ただ、他のパスティーシュも良い作品もありますし(時々)再びグラナダ版を観なおすのも良いし、正典を読
み直すのも良いかもしれませんね。
予定されている他のパスティーシュ作品も何作かありますので、これも機会があり次第書くつもりです。
他作品を観て、又再度ジェレミーを想うのもいいかもしれませんね(比較は出来ないかも・・・ですが)。
今回ご丁寧なコメントを頂き、改めてジェレミーを思い出す機会を頂き感謝しております。
又、これからも色々ご指摘、ご指導頂ければブログを続けて行くパワーになると思いますので、どうぞよろ
しくお願いいたします。
そんなそんな、私など熱量も何もございません!
付け焼き刃の知識で勝手に思い込んで一人盛り上がってるだけで、
こちらを拝見して解説を読んではyoutubeで見直してなるほど〜!と感心させていただきました。
自分一人では見落としていたホームズの表情やワトソンの愛らしさ??に開眼させていただきました!
そんなニワカなんちゃって他力本願ファンですから、ホームズのパスティーシュも、色々あると知りながら不勉強でお恥ずかしい限りです。
コーンウェルについてもですが、私も寄る年波と老眼で、書籍とはとんとご無沙汰してしまっております。
嫌いだったスマホなのに、今では小さな活字を見ると、紙なのに指で広げてズームしては、あー、、、となったり(笑)
いや、ほんとに、時代について行っておられる皆さまの爪の垢を頂いて飲まなくてはー!
ジェレミーは犬と馬が好きだったというのも、
皆さまに教えていただいた嬉しい情報でした。
またいつか、Yam Yamさんの猫さん記事を見つけられたら食いついてしまいそうですが、そのときはどうぞよろしくお願いいたします🙏