The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

「あやかしの裏通り」(名探偵オーウェン・バーンズ)ポール・アルテ著

2019-05-30 | ブックレヴュー&情報
『あやかしの裏通り』(名探偵オーウェン・バーンズ):2018/9/10

”La Ruelle Fantôme” (The Phantom Passage) Paul Halter 2005年
ポール・アルテ(著、イラスト、写真)、平岡敦(翻訳)
出版社 行船文化

『内容紹介』
各年末ミステリランキングにランクインした傑作!
・『2019本格ミステリ・ベスト10』 第2位
・『このミステリーがすごい!2019年版』 第6位
・「週刊文春ミステリーベスト10 2018」 第8位

・カバーイラストはポール・アルテ氏自身の筆によるもの(日本語版だけ、日本の皆様だけのために)。
・作品に出た怪事件のもとになったのは、アルテ氏自身の実体験。氏本人が撮った、その体験をした
場所の写真をスケッチ風にした絵を本書の最後に収録。
・ミステリ作家・芦辺拓氏による解説を収録。

ロンドンのどこかに、霧の中から不意に現れ、そしてまた忽然と消えてしまう「あやかしの裏通り」
があるという。 そこでは時空が歪み、迷い込んだ者は過去や未来の幻影を目の当たりにし、時に
そのまま裏通りに呑み込まれ、行方知らずとなる――単なる噂話ではない。その晩、オーウェン・
バーンズのもとに駆け込んできた旧友の外交官ラルフ・ティアニーは、まさにたった今、自分は「あ
やかしの裏通り」から逃げ帰ってきたと主張したのだ! しかもラルフは、そこで「奇妙な殺人」を
目撃したと言い……。謎が謎を呼ぶ怪事件に、名探偵オーウェンが挑む!

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

ポール・アルテと言う作家の作品は初めて読みました。
同時に、この出版社も初めて聞く名前でして・・・。
ミステリ―・ランキングの順位等事前情報は調べず、何となく手に取った作品です。

フランス人ミステリ作家でありながら 舞台は20世紀初頭のロンドン。(シャーロック・ホームズは
19世紀後半~でしたので近い雰囲気が・・・。)
美術評論家にして名探偵のオーウェン・バーンズと相棒にして助手であるアキレス・ストック。
丁度シャーロック・ホームズとワトソンの様な関係で、又正典と同じようにアキレスの語りによって
物語が進行します。

霧に包まれた夜のロンドンで 逃走犯に間違われ警察に追われたアメリカの外交官ラルフ・ティ
アニーが逃げ込んだ裏通りの建物の窓越しに目撃した奇妙な出来事。 慌てて逃れた彼が振り
返ると通り(クラーケン・ストリート)は幻の様に消えていた。
ラルフは旧友であるオーウェンを訪ね自分が経験した奇妙な出来事を話して聞かせる。
実は同じような出来事が他にも発生して居り 行方不明になった者もいると。

クラーケン・ストリートに迷い込んだ者に過去や未来の出来事を幻視させるという。

事件に興味を持ったオーウェンはロンドン警視庁のウェデキンドとも協力しながら アキレスと共に
消えた裏通りの幻想的で不可思議な謎を追いながら、真相を究明することになる。

犯人は誰で何のためにクラーケン・ストリートの消失という状況を作り出したのか、というトリック
解明もさることながら、その謎と事件に隠されていた意図とその先にある真相が本筋と言えます。背
後にある事件の真相は巧妙に散りばめられた伏線が次第に形をなしていく。
犯人及びその犯行の動機は思いもよらぬ巧妙な構造となっています。
又、オーウェンがラルフの身代わりになってクラーケン・ストリートに向かったアキレスに仕掛けた
トリックは意外で えッ? それ良いの?と思わずニヤリとさせられます。 
そして、最後にオーウェンが突き止めた犯行の真相は哀れを催す切ない結末でした。

バーンズとアキレスのやり取りは時にユーモラスでもあり2人の距離感の塩梅も好ましいし、キャラク
ターとしても2人ともなかなか興味深い。
何よりこの時代のロンドンの情景、雰囲気も十分に生かされている所も好みです。
久々に本格ミステリーに触れた思いがあります。

何しろ初読みの作家さんなので、芦辺拓氏の解説も大変参考になりました。

ただ一点だけチョッと気になったのがタイトルです。
原作は”Phantom”(フランス語では”Fantôme”)で、その意味は幻、幻影、見せかけの等と訳されます。
又日本語タイトルの”あやかし”(妖、怪)の元々の意味は海に出る妖怪で、それが転じて”妖怪”全般、
不思議な事の意味に使われている様です。(能面の怪士=あやかし でもあります)

で、昨今タイトルに この”あやかし”と付けるライトノベルが氾濫しているのに気付くのですが、そん
な点で便乗したのかしら? 
しかし、この作品の場合は”あやかし”はどうなんでしょう? 原題の意味とはニュアンスが異なり、又
このタイトルだけみると勘違いしそうな気もします。
クラシックな雰囲気を持つ本格ミステリーなんですから・・・・。
と、まぁ余計な事でしたが。

この作品がオーウェン・バーンズ物のシリーズ第一作という事で、続編を期待・・・と思っていた所
嬉しい事にシリーズ第二弾の情報が出ました。ナイスタイミング!です。

『金字塔』(名探偵オーウェン・バーンズ)2019/5/25

ポール・アルテ(著、イラスト)、平岡敦(翻訳)

日本先行発売! ポール・アルテ五年ぶりの新作!  だそうです。
さ~、読まなくちゃ! 楽しみです。








『ダウントン・アビー』映画版・新Official trailer

2019-05-26 | 映画
“Downton Abbey” Movie 2019(Universal)


以前ご紹介致しました 映画版『ダウントン・アビー』の新trailer(ロング バージョン)がリリー
スされ、それと同時にストーリー概略及び新画像も多く公開となりました。





先ず、
↓ 新trailer はこちら
https://youtu.be/fMkiSqBraD0

映画版概略は 1927年秋、グランサム伯爵の元に手紙が届き、王と王妃がご訪問になると(現在のエリ
ザベス2世の祖父にあたるジョージ5世とメアリー王妃)。
王室から執事(ロイヤルバトラー)、コック等使用人も送り込まれることになり 家族のみならずダウン
トンの使用人たちも巻き決まれることになる様です。
そこで、メアリは引退したカーソンに手助けを頼むことになり・・・。



そして、家族のそれぞれも変化が訪れ、新たなロマンスも・・・・と言った内容になりそうですね。




以前も書きましたが、当初出演を渋っていたと言われるマギー・スミスも健在で貫録の姿を見せて作品の
格調を高くしている様です。


20世紀初頭の英国貴族の生活、インテリア、衣装など大きな画面で十分に堪能できそうです。



以前ご紹介しましたのは、
→ 『ダウントン・アビー』映画版 : 2019


英国公開は2019年9月13日(日本公開は未定。何時になりますかねぇ)

尚、TV版DVDは、S1 ~S5迄に加えファイナルシーズンとなるS6の分も発売されています。








『グッド・オーメンズ』追加情報

2019-05-23 |  ∟グッド・オーメンズ
”Good Omens” Amazon video/BBC


この数日このドラマの関連記事に驚くほどの閲覧を頂き有難うございます。
このドラマに興味をお持ちの方が多い事に驚くと同時に、凄く嬉しい思いでおります。
配信待ち遠しいですね。

このドラマに関しては、連日情報が追加されており Amazon/BBCも力を入れている事が分かります。
そんな訳で、追加情報を書き置くことに致します。

↓ 街には看板が大々的に


↓ 地下鉄のホームにも

”次の停車駅はハルマゲドン” ← good job!

↓ マッキンノン監督のツイッター。 バスにも

(source : @GoodOmensPrime & etc.)

何度も触れましたが、Amazonでの配信開始は5月31日です。
その後BBCでの放送開始は 2019年12月31日~
って事は、日本での放送は 実現するとしても来年と言う事になりそうですね。

DVDは

発売日は未定ですが、予約受付は開始している様です。
形式は Regeon 1(英語版)
US$24.98(予定価格)

又、
ガイドブックの様な感じでしょうか、
”The Nice and Accurate Good Omens TV Companion”

ニール・ゲイマン(寄稿)、ロブ・ウィルキンズ(寄稿)、マット・ワイマン(著)
ハード・カバー版が5月21日に発売になっています。
3,601円(現在価格) (注)翻訳版ではありません

↓ trailerをもう一度
https://youtu.be/SGVhesWfPMY

このヴァージョンでは最後の方にほんの一部サタンが出ています。

この姿ですから ベネディクトの声はさぞやスゲー声なんでしょうね(笑)



『Bond 25』(原題)

2019-05-21 | 映画


2015年公開になった”007 Spectre” でダニエル・クレイグが最後か?と言われていたので、
珍しく早々と映画館に行って観た記憶があります。
そして、その後ダニエル・クレイグの後任としての新ボンド候補はトム・ヒドルストンを含め
数人が取りざたされていたのですが、結局新作もダニエル・クレイグが続投と決まったんでし
たね。

監督も一旦はダニー・ボイルに決まったものの結局降板。
新監督として、キャリー・フクナガ氏に決定となり、そして徐々にキャストも決まって来ました。
ようやくキャスト全容も見えてきましたし、既に撮影もジャマイカを皮切りに開始されました。
(ただし、ダニエル・クレイグがジャマイカで足を負傷というアクシデントもあった様ですが)





監督のフクナガ氏は名前からも分る様に、日系(父親が日系3世)の高身長、イケメンで、一部で
はご本人がボンド役にどう?なんて冗談交じりの話題にもなっていました
又過去にはHBO系のTVドラマ”True Detective" のS1の監督を務め、同年のエミー賞でドラマ
シリーズ部門最優秀監督賞も受賞という経歴を持つ方です。
(この”True Detective", ずっと観ようと思いつつ未だに見る機会を逸しています。)

キャストは、
監督 : キャリー・フクナガ
脚本 : ニール・パーヴィス&ロバート・ウェイド、スコット・バーンズ、キャリー・フクナガ、
フィービー・ウォーラー=ブリッジ
製作 : バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン
配給 : 東宝東和 




出演:
ダニエル・クレイグ : ジェームズ・ボンド
レイフ・ファインズ : M
ベン・ウィショー : Q
レア・セドゥ : マドレーヌ・スワン
ナオミ・ハリス : ミス・マネーペニー
ジェフリー・ライト : フェリックス・ライター
ロリー・キニア : ビル・タナ―
ラミ・マレック : 役柄不明

となっています。

『Bond 25』のあらすじは、現役を退きジャマイカで穏やかな日々を過ごしていたボンドが、再び
誘拐された科学者の救出の為復帰、危険な最新技術を操る正体不明の敵との戦いになる・・・
と言った感じの様です。 ラミ・マレックがマッド・サイエンティストとしてボンドの敵となり対
決する事になるらしい。



(source : @007 & others)

ところで、
個人的には”M”のレイフ・ファインズ、”Q”のベン・ウィショーの続投が嬉しいですねぇ。
前作では、”cuteな Q” が流行りましたっけ(一部で?)

又今作では、Qのネコも登場するらしいですね。Qとネコって似合いそうで、これも楽しみ!

撮影は今後ノルウェーで行われる予定とか。

今回の『Bond 25』がダニエル・クレイグにとって最後の007になると言われていますが、どうなり
ますか。(一部では”26”も続投と言う噂も)


公開は2020年の予定。





『グッド・オーメンズ』文庫版出版

2019-05-17 |  ∟グッド・オーメンズ
”Good Omens” TV mini series

いよいよAmazonでの配信日(5月31日)が近づいて来て、ネット上賑やかしくなっています。
画像、情報も次々と出て、ワクワクしてきましたよ。



そんな折、翻訳本の文庫版が5月24日に出版されるという情報が出ました。

実はもう少し後に記事アップするつもりでしたが、この数日関連過去記事閲覧下さる方が急に増
えていますので、あわてて前倒しで取り上げる事にした次第です。

以前書きました様に、昔出版されたハードカバー版は入手困難になっていました。
ワタクシは幸い何とか見つけて読むことが出来たのですが、ドラマの配信を機にいずれ再販になる
であろうとは期待していました。
予想通りというか、案の定というか・・・。 いずれにせよ良かったです。

こちらが文庫版です


『グッド・オーメンズ』(角川文庫)上&下ー2019/5/24
ニール・ゲイマン&テリー・プラチェット(著)、金原瑞人&石田文子(翻訳)
各¥994

何やら可愛らし気な表紙で・・・。 上下刊並べると中央にアダムの姿が現れるのですね。

英国でもドラマ化を機に再販された版はこんな表紙なんですが、

この画像は使えなかったんでしょうか? この表紙ならインパクトが強かったとおもうのですが、
難しい問題があるんでしょうかねぇ。 色々残念です。

因みに、こちらワタクシが読んだハードカバー版



兎に角、原作本もとても面白く読めましたので、興味のある方にはこの機会に是非!
おススメ致します。

ついでに、クロウリーとアジラフェールの7変化ならぬ9変化(色々な時代、場所の設定なので
外見も変化しています)




(source : @GoodOmensPrime & etc.)


※ 原作概略はこちら  → 『グッド・オーメンズ』 ニール・ゲイマン&テリー・プラチェット著
※ ドラマに関してはこちら  → 『グッド・オーメンズ』 Amazon Video/BBC 



マーティン・フリーマン出演ドラマ『スタートアップ』放送開始です!

2019-05-15 | 海外ドラマ
”STARTUP” Season 1 


大分前にお知らせ頂き、注意していたつもりなのですが ついしまい込んで危うく忘れるところで
した。
なんとか放送に間に合いました。 滑り込みセーフ!

マーティン・フリーマンが出演するドラマ、”STARTUP”『スタートアップ』がスーパー!ドラマTV
で放送開始になります。

スーパー!ドラマTVにて5月16日(木)22:00~放送開始
↓ 番組公式ページは
http://www.superdramatv.com/lineup/SN0000001106.html

このドラマは、
既に3シーズン放送されています。
S1 : 10エピソード(2016年)
S2 : 10エピソード(2017年)
S3 : 10エピソード(2018年)


キャスト :
ニック・タルマン:アダム・ブロディ―
フィル・ラスク:マーティン・フリーマン
ロナルド・デイシ―:エディー・ガデギ
イジー・モラレス:オトマラ・マレーロ


マーティンのドラマは『シャーロック』以外では確か『ファーゴ』以来ではないかと? 何れにし
ても久し振りです。
そして、冷酷なFBI捜査官というかなりダークな役柄の様です。 期待大!

ドラマの概略は、

犯罪都市マイアミを舞台に、仮想通貨を巡り 銀行員、エンジニア、ギャングという全く異なる世
界で生きて来た3人が一緒に企業する事になる、そこにFBI捜査官も絡み・・・と言った多彩な登
場人物が絡む珍しいドラマの様です。
金、女、暴力も絡み緊張感のあるドラマに仕上がっているとの事。 クライムサスペンスでありなら
家族の中で親と子の対立とかも含めホームドラマとしての一片も観られそう。

↓ trailerはこちら
https://youtu.be/Cxdgeq2oyeg

何と言っても、マーティンの演技が凄い!との声が多く、う~ん良く分かるわ。
『ファーゴ』の時も回を追うごとに表情が全く変わって来る演技に驚かされたもんです。
兎に角目力が凄い!



それと、『ファーゴ』の時は ミネソタ訛りで苦労したと言っていましたが、今回はマイアミ訛り(?)
マーティンのアメリカンアクセントがどんな風になっているのかにも興味がありますね。

『ファーゴ』と言えば、S3でユアン・マクレガーが双子を演じていて面白かったのですが、途中で脱落。
そのままになっています(汗)←余談でした。

マーティンはS2までの出演らしいですね。
それにしても、マーティン目当てにこのドラマを観始めた という方が多い事。
いや、ワタクシも同様なんですけどね(笑)相変わらずの人気です

かなり高評価が多く、単なるバイオレントなドラマではない斬新な野心作と言われています。

観終わった後、改めて感想を書ければ・・・と思っています。

因みに、”Startup” には、動詞として ”始める”に加え ”ベンチャー企業”の始動などの意味もあります。


又、シーズン1のDVD(コンプリートBOX)も発売されています。






『Kingsman:The Great Game』 情報少し

2019-05-14 | 映画

過去2作製作された ”Kingsman” の三作目です。
が、当初、”Kingsman", ”Kingsman : The Golden Circle” に続く”Kingsman 3” として製作
される予定であった様ですが、今回はそれとは別に スピンオフ前日談としての ”Kingsman :
the Great Game” が先行製作されることになった様です。

この前日談は、1918年を舞台に組織の起源を描く作品になっている様で、従って、これ迄出演し
ていた エグジー(タロン・エガ―トン)、ハリー(コリン・ファース)、マーリン(マーク・
ストロング)等は出演していないんですね。 これはチョット寂しいですが。

ただ、今作の出演者もとても贅沢なメンバーでして、





レイフ・ファインズ
アーロン・テイラー=ジョンソン
リス・エヴァンス
マシュー・グード
チャールズ・ダンス
ハリス・ディキンソン
ジェマ・アタ―トン
トム・ホランダー
スタンリー・トゥッチ
ジャイモン・フンス―
ダニエル・ブリュール

監督・脚本は引き続きマシュー・ヴォーンとなることで決定しています。

又、”Kingsman” の総集編としての ”Kingsman 3” も製作が予定されている様なので 楽しみです。
↓ このメンバーでね(出来ればマーリンを含めて)



尚、”Kingsman :The Great Game”の全米公開予定は、2020年2月14日(日本公開は未定)







『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』S16E13 :『秘密のオフィス』 ジヴァ・・・!?

2019-05-10 |  ∟NCIS
『NCIS』S16E13 : ”She”

CBS放送 S16 2018年9月~

長年高視聴率を維持している『NCIS』ですが、ワタクシも10年以上前からずっと観続けていたに
も拘らずここに書いた事が殆ど無いのは何故か不思議な気もするのですが、余りにも長く、エピ
ソードも多く、毎週次から次に放送されるため書いている余裕がもあればこそ・・・なのかも知
れません。
最近は複数のチャンネルで同時に被ってこのドラマを放送している事もあり、相変わらずの人気
ぶりを感じています(他局は吹き替えなので、私はFOXチャンネル放送でしか観た事はないので
すが・・・。)
又Huluでも最新エピソード放送後2日(だったかな?)で配信されますので、見逃しても大丈夫!
という安心システム(?)になっています。

が、ジヴァが抜け、ディノッゾが抜け、その上アビー迄抜けてしまい 何となく気合が入らなく
なって仕舞っていた事も確かにありました。
前回書いたのは確かアビーが降板って情報だったと思います。

とは言え、その後の新メンバーにも慣れて違和感を感じなくなってきたところでもあります。

このドラマに関しては、事前の情報も得ず、予断を持たずに観ていたのですが、だからこそ、
そんな折、先日放送された『秘密のオフィス』にはかなり衝撃を受けましたので、珍しく、ほん
の概略ではありますが書き留めておきたいと思います。

申し訳ありません、以下ネタバレしていますのでご注意下さい。

ドラマの詳細は述べず大雑把な概略のみとします(ジヴァにフォーカスです)

冒頭超ミステリアスな出だしで衝撃を受けます。
水中を泳ぐビショップ、その画面に何かを朗読するギブスの声が被ります。
(これは最後に・・・を読んでいる事が判明します)←一応ぼやかしておきます。

基地の倉庫で1人の少女が発見されます。彼女は母と共に監禁されていた地下室から一人脱走し
たのだと云います。DNA鑑定の結果母親は10年前交通事故死したとされる海軍三等水兵のモー
ガン・バークと判明。
当時は自殺と判定され、又海軍での実働は無かった為、保安官事務所に管轄が移されていたの
です。
しかし、このリリーと言う少女の存在からモーガンの生存の可能性があると ビショップと
トーレスが捜査資料を調べたところ、その中に一枚の写真があり 背後のガラスに撮影者で
あるジヴァの姿が写り込んでいたのです。



ジヴァが秘密裏に単独でこの事件を捜査していた事を知ったビショプはジヴァが秘密に借り
ていた一軒家に辿り着きます。

・・中略

ビショップが勝手に事件を追っている事を知ったギブスは 「ルール#10」”Never get personally
involved in a case”(捜査に私情を挟むな)を思い出させ、ビショプをこの事件に係わらない
ように指示します。

ビショプはギブスの指示に背き、ジヴァが借りていた家を訪ねると、そこにはジヴァが係わったす
べての事件のファイル、武器等が隠されていました。

・・・後略

そんなこんなで、ジヴァの影が見え隠れします。 衝撃!
タイトルの”She”はジヴァの事を指しているのでしょうね?

実は、先のスーパーボウルの合間にこのエピソードの予告編が流されたとの事ですが、ジヴァの
姿が出た途端場内がどよめいたとの事。



↓ そのtrailerはこちらです
https://youtu.be/a2Gun-fAXFA

そりゃそうだ。 まさかここに来てジヴァの姿をみるなんて・・・。ジヴァが生きているの? 

ジヴァへの特別な思い入れがあるビショプはギブスの”ルール#10”を無視しますが、ギブスは
ルール#10を無視すればジヴァの様に死ぬ事になると云います。ギブスなりに心配なんですね。
ビショプは「だから?」と聞く耳を持たず。

ジヴァの日記には、モーガンの母親から犯人への手紙が代筆されて居り、ジヴァは犯人が見つ
かった時には犯人にその手紙を読んで聞かせると約束していたらしい。

ビショプの執拗な粘りにより、モーガンも見つかり、犯人も逮捕される。 
病院に入院している犯人に ジヴァの代わりに手紙を読み聞かせるつもりであったビショプに、
犯人は 既に別の女性から聞かされた、と。
驚くビショプは日記のその部分が破かれている事に気付きます。

一方、ギブスは”ギブスルール”の入った箱からメモを取り出し、「ルール#10」を暖炉で燃や
します。

(ギブスがルールを破棄した初めてのケース。これもかなりのインパクトです。)

ビショップは再びジヴァの借りていた家を訪れると、以前は無かったコートが椅子に、デスク
の上にはストールが残されていた。
ストールの下には、ビショップ宛ての手紙が、

「エレノア・ビショップへ。
私の家族のために秘密を守って」

何ですとッ! やはりジヴァは生きているんでしょうか?
ジヴァとの子供を育てているトニーは知っているのか? 
ギブスは秘密の隠れ家の件は知らなかった様ですが、ジヴァの生死に関しては何か知っている
のか?
もう、予想外の展開でした。

しかし、人気キャラクターであったジヴァの件、この後何らかの進展、オチはあるんでしょう
かねぇ。
謎は謎のままにしておいた方が良いのかな?とも思ったりして・・・勝手な感想ですが。

兎に角このエピソードは女性陣が際立っていました。
自分の意志を貫いて行動するビショプ、最後迄諦めず行動するモーガン、又ケイシーもいい味
を出しています。
一方男性陣は・・・。ギブスはルールを破棄するは、トーレスもマクギーも女性陣に押され気味
でたね(笑) あのギブスでさえ、ですよ。

ところで、
一時S16で終了かと噂されていたこの『NCIS』も再びSeason 17の継続が発表されました。
まだまだ楽しみは続きます。










『ナルニア国物語』 Netflixにて映像化

2019-05-07 | 映画
”The Chronicles of Narnia”

久し振りに仕舞い込んでいたDVDを見ようかと思ったら 昨年10月頃発表された情報を思い出
しました。 書き忘れていた為 少々古い情報で申し訳ありませんが・・・。

先ず、言わずもがなですが、
『ナルニア国物語』(The Chronicles of Narnia)はイギリスの文学者(キリスト教の伝道者でも
あった)C.S..ルイスによる全7巻からなる児童文学で、1950年から1956年にかけて刊行された
作品です。 世界中で愛されたファンタジー小説です。

『ライオンと魔女』
『カスピアン王子のつのぶえ』
『朝びらき丸 東の海へ』
『銀のいす』
『馬と少年』
『魔術師のおい』
『さいごの戦い』 ・・・ 以上の7作品です

そのうち3作品は映像化されていました(2作目まではディズニー映画、3作目だけは20世紀
フォックス配給)
2005年 『ライオンと魔女』”The Lion, the Witch and the Wardrobe”


2008年 『カスピアン王子の角笛』”Prince Caspian”


2010年 『アスラン王と魔法の島』”The Voyage of the Dawn Treader”


そして、この度Netflixが『ナルニア国物語』の全7作品総ての権利を取得し 映画とテレビシリー
ズで徹底的に映像化する事になったとの事です。
今回の様にシリーズ全7作品の映像化権が一社に与えられるのは初めての事で、どの様に映画化と
ドラマ化するかに関しては現時点では未定。
それにしても、又もやNetflixですッ!

『ナルニア国物語』は大好きでした。 
“第二次世界大戦下のイギリス。ぺベンシー4兄妹(ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシー)
は戦火を逃れて田舎の屋敷へ疎開します。 末っ子のルーシーが広大な屋敷の中で空き部屋に迷
い込み、そこにあった衣装ダンスの扉を開けると雪に覆われた神秘の国ナルニアに通じていた” 
というのが概略の出だしです。

ペベンシー兄妹


特に2作目が好きだったのですが、なによりライオンのアスランが良いですね~。 声は何と
リーアム・ニーソンでしたよ。
その他にも、
白い魔女にはティルダ・スウィントン
タナムスにはジェームズ・マカヴォイ
そして、カスピアン王子にはベン・バーンズ
このベン・バーンズがいかにもファンタジーの王子様で麗しかったですもん。

何でもすぐに原作に手を出す者ですが、何故かこの原作は読んでいませんでした。
これからゆっくりと読んでみようかと思っているところです。

原作本の翻訳は色々出版されていますが、新訳文庫本も出ているので これがお手頃かと思われます。


光文社文庫(古典新訳文庫)
全7作出版されています。

DVDはこちら







そして、もしも心身ともに余力があれば、2作目の『カスピアン王子の角笛』のあらすじでも書いて
みようかな・・・・・と思ったりもしていますが。 (無理かも)





BBC版 『ABC殺人事件』BSプレミアムにて日本初放送

2019-05-03 | アガサ・クリスティ
“The ABC Murders” by Agatha Christie : BBC


以前書きましたこのドラマがようやく日本初放送となります(チョット先の事ですが)

BSプレミアムにて
7月13日(土)、7月20日(土)、7月27日(土)
午後5時~

このドラマのご紹介はチラッとこちら に書きました
※ BBCドラマ『ABC殺人事件』アガサ・クリスティー原作

又、原作を再読した感想チョコッはこちらに書きましたので、参考になれば幸いです。
※ アガサ・クリスティー『ABC殺人事件』 : 再読

但し、過去に何度も書きましたが、”サラ・フェルプス版”は下記過去作品がそれぞれ原作とは異
なる解釈で描かれていたので、今回の『ABC殺人事件』も多分原作通りでは無いだろうと想像し
ています。 

↓ trailerはこちらです。
https://youtu.be/3mGS-GCv-K8

↓ 番組公式ページはこちら
https://www4.nhk.or.jp/abcsatsujin/

又、この作品の初放送に先立ち、同じく過去のBBC版のクリスティー作品(サラ・フェルプス版)
の再放送もあるとの事。

「検察側の証人」”The Witness for the Prosecution”

6月8日(土)、6月15日(土)
午後5時~

「無実はさいなむ」”Ordeal by Inocence”


6月22日(土)、6月29日(土)、7月6日(土)
午後5時~

上記前作に関しても過去拙記事で触れていますのでよろしければご参照下さいませ。
 アガサ・クリスティー原作:BBCドラマ『検察側の証人』
 BBC『無実はさいなむ』アガサ・クリスティー原作:12月日本初放送

さて、ジョン・マルコヴィッチのポアロはどんな風になりますか・・・・。
そして、サラ・フェルプスはどの様な解釈で描いていますか・・・・。

又、今回の再放送には入っていない様ですが、同じくBBC版の『そして誰もいなくなった』に関しても下記に
BBCドラマ『そして誰もいなくなった』


今回BSプレミアムでの放送は吹き替え版の様ですので、こんなご紹介を書きながらワタクシ自身は多分他局で
の字幕版をジッと待つことになると思います。
何てったって、アクセントフェチの私としては マルコヴィッチのフランス語訛りの英語を聞いてみたいので(笑)
(trailerを聞いただけですが、余りフランス語訛りは強くない様な・・・・)