The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』公開情報

2018-09-30 | 映画
”Fantastic Beasts:The Crimes of Grindelwald”


期せずして J・K・ローリング作品関連が続いてしまいましたが、2016年公開された「ファンタス
ティック・ビーストと魔法使いの旅」”Fantasitic Beasts and Where to Find Them” に続く第2作目
となる「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」”Fanntastic Beasts : The Crimes of
Grindelwald”の公開日が決まりました。

英米公開日 : 2018年11月16日
日本公開日 : 2018年11月23日

今作品のキャストは、
監督:デヴィッド・イェーツ
脚本:J・K・ローリング
製作:J・K・ローリング、デヴィッド・ハイマン、スティーヴ・グローヴス、ライオネル・ウィグラム


出演:
エディー・レッドメイン : ニュート・スキャマンダー
キャサリン・ウォーターストン : ティナ・ゴールドスタイン
ダン・フォグラー : ジェイコブ・コワルスキー
アリソン・スドル : クイニー・ゴールドスタイン
クラウディア・キム : マレディクタス
カラム・ターナー : テセウス・クキャマンダー(ニュートの兄)
コーネル・ジョン : アーノルド・グズマン
ボロンディス・ボロドフスキー : ニコラス・フラメル
ジョニー・デップ : ゲラート・グリンデルバルド
ジュード・ロウ : アルバス・ダンブルドア


前作登場したキャストが大体継続出演しています。

ニュートとティナはその後?
前回記憶を消されたコワルスキイーも復活しているし(このオジサン結構好きです)クイニー
との関係がとうなるのか?
死んでしまったのかと思っていたクリーデンスも復活している様だし・・・・。




嬉しいのは(個人的に?)何と言っても今回ジュード・ロウが今回は若き日のダンブルドア先生と
して登場。 そして前回最後に姿を露わにしたジョニー・デップ扮するグリンデルバルド宿命の対
決をする事になるようです。



ダンブルドア先生はこの頃はホグワーツ魔法魔術学校の「変身術」の教授という事ですね。

そして、前作はニュー・ヨークが舞台になっていましたが、今回はロンドンとパリが舞台になってい
ます。
前作から数か月後の1927年 闇の魔法使いグリンデルバルドが米国魔法議会(MACUSA)の収容施設か
ら脱走。 彼を追跡する事が出来る唯一のダンブルドアがニュートに協力を求め共に戦うってのが
概略の様です。
グリンデルバルトとダンブルドア先生はかつては親友であったのに ある事がきっかけになりその関係
が崩壊したと言われています。

そう言えば、ニュートのコートが変わりましたね。 アイコンとなった前作のブルーからグレーへと。
ニュートのお兄ちゃんも登場するし、魔法動物も沢山出ている様ですし、”ナギニ”も??
前作より中身が濃くなりそうだし、いや増しに興味が膨らみます。



「ファンタスティック・ビースト」シリーズはは全5部作構成にになっているとの事です。
まだまだ先が長いし楽しみが続きそうです。

↓ 日本語版予告
https://youtu.be/OqgMK8X7GE4


それにしても、このところジュード・ロウの名前が出る事が多いです。
先日ご紹介した「キャプテン・マーベル」、少し先になりますが「シャーロック・ホームズ 3」、その
他出演作が次々と予定されている様で、嬉しいですね(って、個人的にですが)







10月放送の英国ドラマ

2018-09-27 | 海外ドラマ
10月放送予定の英国ドラマから気になる作品を取り上げました。

(全てAXNミステリーチャンネル放送分です)

※ 『刑事ヴァランダー』 ”Wallander” : S4(全3話)


字幕版
先行一挙放送:10月7日(日)8:00pm ~
レギュラー放送:10月12日(金)スタート 毎週金曜10:00pm

2008年 英国にてS1が初放送以来、2010年にS2放送、2012年にS3放送以来4年を経て2016年に
S4が放送されました。

『刑事ヴァランダー』ファイナルなるシーズン4がようやく日本放送となります。
S1~S3 は何度か再放送されていたものの S4がなかなか日本放送されず、ずっと待って居りま
した(WOWOWでは放送されたようですが)

北欧ミステリー界の巨匠ヘニング・マイケル原作の『クルト・ヴァランダー』を元に英国BBCが
製作クルト・ヴァランダーに扮するケネス・ブラナーが主演及び製作総指揮も務めています。

エピソードは、
E1: ”The White Lioness” 『白い雌ライオン』
E2: ”A Lesson in Love” 『愛の形』
E3: ”The Troubled Man” 『失われゆくもの』
(注 : 日本語タイトルは変わるかも知れません)

以前何度か書きましたが、原作は大昔に読んだきりで忘却の彼方です。
どの様な最後になるのか、ジックリ観たいと期待している所。
何か辛そうですけど・・・・。

↓ 公式ページはこちら
https://www.mystery.co.jp/programs/wallander

※ 『刑事リバー 死者と共に生きる』 ”The River” : 全6話

字幕版:10月8日(月・祝)8:00pm ~
2015年英BBC Oneで放送されたミステリードラマ。

死者と会話できるという秘密をもつ、刑事リバー。
相棒を殺され、悩みながらも捜査を進めていくが、そこにはまだ見ぬ真実が…!
(AXNミステリーチャンネル公式ページより)

主人公の刑事ジョン・リバーには『アヴェンジャーズ』等にも出演していた スウェーデン出身の
ステラン・スカルスガルド。
相棒のスティービー(ジャッキー・”スティービー”・スティーブンソン刑事)には”Spooks ”
『 MI-5 英国機密諜報部』でお馴染みだった二コラ・ウォーカー、その他豪華実力派俳優が出演し
ている英国らしい落ち着いたドラマの様です。
”冒頭15分で引き込まれる”と云われているので、ジックリ観たいと楽しみにしているドラマです。
が、予告編を観ていたら、あッ、そう言う事なのね・・・と少し分かっちゃいました(笑)

(二コラ・ウォーカーは、現在放送中の『埋もれる殺意』にも出演しています。 この作品に関して
は後日改めて書くつもりです)

↓ 公式ページはこちら
https://www.mystery.co.jp/programs/river

※ 『ミニチュア作家』 ”The Miniaturist” : 全3話

2017年BBC初放送のドラマ
字幕版:10月27日(土)9:00pm

ジェシー・バートン原作のベストセラー小説「ミニチュア作家」をBBC Oneがドラマ化した作品です。
”ベストセラー”言われても読んでいないですけど・・・・。

あらすじは、
物語の舞台は17世紀オランダ。アムステルダムの裕福な商人ヨハネスに嫁いだ少女ネラは、結婚祝い
としてヨハネスから豪華なドールハウスが贈られる。しかし、その謎のドールハウスがネラ の生活、
そして人生を変えていく...。ミニチュア作家から注文していない小物や人形が次々に贈ら れ、戸惑
うネラ。しかし、そのミニチュアの小物はまるで家族に起こる出来事を予言しているよう だった。
そして徐々に明らかになる、新しい家族の秘密とは...!? 
(Excite ニュースより)

出演は、
ペトロネラ・ブラント:アニア・テイラー=ジョイ
マーリン・ブラント:ロモーラ・ガライ
ヨハネス・ブラント:アレックス・ハッセル

「ダウントン・アビー」、「シャーロック」、「新米刑事モース」等を手掛けたレベッカ・イートンが
製作総指揮をとっています。

ちょっと毛色の変わった面白そうなドラマで、”フェルメールの絵画を思わせる風合いも魅力のミステ
リー”と評されている様に 衣装や小道具等も楽しみです。
歴史+アート+ミステリー、ってな感じの作品になるんでしょうか。

↓ 公式ページはこちら
https://www.mystery.co.jp/programs/miniaturist






『カッコウの呼び声』私立探偵コーモラン・ストライク:ロバート・ガルブレイス著

2018-09-23 |  ∟私立探偵ストライク
”The Cuckoo's Calling” C.B.Strike : Robert Galbraith

ロバート・ガルブレイス(著)、池田真紀子(翻訳)
講談社刊
上下刊

『内容紹介』
悩みを抱えたスーパー・モデルが、ある雪の日に高級住宅街のバルコニーから墜落死した。自殺
と断定した警察を疑った兄は、私立探偵コーモラン・ストライクに調査を依頼する。ストライク
はオックスフォードを中退後従軍し、アフガン戦争で片足切断、借金まみれでフィアンセにも逃
げられ、最低の人生を送っていた。これは大きなヤマだ。この事件が運命を変えるきっかけにな
るかもしれない……。しがない私立探偵の大活躍!

内容(「BOOK」データベースより)
悩みを抱えたスーパーモデルが、うっすらと雪の積もったロンドン高級住宅街のバルコニーから
転落死した。警察も世間も事件を自殺と片づけたが、疑いを抱いた彼女の兄は、私立探偵コーモ
ラン・ストライクに調査を依頼し…あのJ.K.ローリングが、「ロバート・ガルブレイス」のペン
ネームで書いていた、大絶賛のミステリー小説!!

先日、BBCドラマ版としてご紹介した原作本です。
ドラマの初放送に関しては2ケ月近く前こちらに書いたのですが、それ以来連日多くの方に閲覧
頂き関心を持つ方が多い事にビックリしている所です。

生憎TV放送はチャンネル契約していない為観られないので(口惜しい!)他局での放送を心待ち
にしながら原作を先に読みました。

先ご紹介した通り、この作品は、「ハリー・ポッター」の作者J.K.ローリングが別名である 
ロバート・ガルブレイス名で発表した大人向けの探偵小説です。
ハードカバー上下組で登場人物も多く、名前を憶えているのも大変(汗)っていう点もありま
すが一気に読みました。

何よりもキャラクターの魅力が大きいです。
主人公のコーモラン・ストライクは有名なロック歌手の息子。但し婚外子である為母の姓を名
乗っている。
クマの様な毛むくじゃら(?)な大男。 母の死をきっかけに大学を中退しアフガニスタンに
従軍、特別捜査官としての勤めを果たしていた中爆弾で片足を失い義足を装着している。探偵
事務所を始めるが 美しいパートナーとも別れ、借金を抱え込んでる。
そんな時、依頼人が現れ ルーラ・ランドリーというスーパーモデルが転落死した事件の調査
を高額の報酬で依頼される。 彼女は自殺としか思えない状況で死亡したのだが、兄は真相を
知る為に子供の頃死亡した弟の友人であったコーモランの元を訪れたのだった。

丁度そんな時初めて訪れた派遣の秘書ロビン・エラコットの力を借りながら捜査を進めていく。
ロビンは婚約したばかりで正規の仕事を探しながら派遣で仕事をしているが、探偵の秘書とい
う仕事に心を躍らせる様子が可愛い。
このロビンがとんでもなく気が利き、有能であることに気付き次第に頼りにする様になるコー
モラン。

複雑な家族問題、パートナーとの問題、金銭問題、身体の問題等々沢山の物を背負いながら
捨て鉢にはならず、周囲にも気使いが行き届くコーモラン。 やさぐれ感が無いのが好ましい。
又その捜査方法は地道にコツコツと自分の足で進め(懐具合にもより 移動も主に地下鉄等
公共機関を使用。たまにタクシー)、対象者との面談においてもこまめにメモを取り 几帳
面に捜査資料を整理しながら事件を追っていく。 外見からは窺えない明晰な頭脳。

そして、そんなコーモランの頭脳と判断力に敬意を払いつつ、何とか認められたいと頑張る
ロビンが可愛く、二人の掛け合いが楽しく、微笑ましい。
お互いに対する思いやりを保ちつつ、節度ある距離感を保つ二人の関係が心地よいです。
ロビンがいつの間にか”コーモラン”とファーストネームで呼ぶようになり、送って来るメー
ルの最後に”X”=kissを付けている事にも気付かない振りをしながら 何となく嬉しそうな
コーモランの様子が可愛いのですよ。

コーモランが歩き回るロンドンの街の風景が細かく描かれていて、この点はシティーマップ
が必要かな?とも思うけど、情景が目に浮かぶ様で ロンドン好きには溜まらないかも。

ワクワク、ドキドキするスピード感あふれる展開ではなく、ジックリ真相に近づく緊迫感に
溢れ、派手ではないが上質で本格的な探偵小説と感じられました。
 
ストーリーテリングは流石と思わせられるが、何と言ってもコーモランとロビンのキャラク
ターが際立っています。
そう言えば、ロビンの派遣期間終了の時、コーモランがロビンにあるプレゼントをするので
すがこれが泣かせてくれます。 ロビンが欲しがっていた品物をしっかり覚えていたコーモ
ラン。そしてそれを知ったロビンが涙を流す。ちょっと胸が熱くなります。
そんな2人の関係がどうなるのかも気になるところ。

もし”ロバート・ガルブレイス”がローリング女史である事を知らずに読んだとしたらどんな
感想を持かしら?とフト考えてみましたが、やっぱりハマってしまっただろうと・・・・。

以前ご紹介しましたが、2作目の「カイコの紡ぐ嘘」も読了しています。

そのうちに又感想を書ければ・・・と思っていますが。
「カッコウの呼び声」はファッション業界が背景でしたが、2作目は出版業界が背景になって
います。 
そして、
コーモランの異母弟も登場。活躍します。

3作目の ”Career of Evil”


そして、前回の時点では未だ発表されていなかった4作目
”Lethal White” も発売になっています。


何とか早く翻訳されることを期待しています。

ローリング女史はインタビューで、このシリーズは少なくともあと10作位は続けたいと語って
いました。楽しみが出来ました。


ところで、
BBC版ドラマは未契約の為観られないと泣いていた所、先日偶然に見逃し配信を見つけE1の
みですが観る事が出来ました。
このドラマ版に関してもそのうちに感想を書いて見ようと思っています。





『Captain Marvel』Official trailer出ました!

2018-09-19 | 映画
“Captain Marvel”

マーベル作品『キャプテン・マーベル』のFirst trailerと初イメージポスターが発表されました。


この作品のヒロインであるブリー・ラーソン=キャプテン・アメリカというキャラクターは今まで知り
ませんでした(恥?)


キャプテン・マーベルとは、マーベル屈指の能力を有する”最強の女性ヒ―ロ―”と云われ、人間と
クリー人の遺伝子を持っている。 キャロル・ダンバースは優秀な空軍のパイロットでありました。
舞台設定が1990年代。 トニー・スタークがアイアンマンになっておらず、アベンジャーズの体制も
整っていなかった時期にキャプテン・マーベルとしてヴィラン タロスと対決していく。
未来予知、宇宙空間の移動等も出来る最強ヒロインだそうです。

キャストは、

監督:アンナ・ボーデン、ライアン・フレック
製作:ケヴィン・ファイギ

出演:
ブリー・ラーソン(キャプテン・マーベル):キャロル・ダンバース
スター・フォースの指揮官:ジュード・ロウ
タロス(スクラル人のリーダー):ベン・メンデルソーン
ニック・フューリー:サミュエル・L・ジャクソン
フィル・コールソン:クラーク・グレッグ
ロナン:リー・ペイス
ミン・エルバ:ジェンマ・チャン


凄く楽しみなのですが、
その中でも
※1:
遅かりしの感もありますが、いよいよジュード・ロウがマーベル作品に初出演です。 
役どころのスター・フォースの指揮官がどの様な立ち位置なのかは現時点では不明ですが、兎に
角嬉しいし、楽しみです。




↑ 目が・・・!

※2:
サミュエル・L・ジャクソン扮するニック・フューリ―は1990年代に於いては未だ片目を失う以前
の姿で現れるそうです。 未だ”S.H.I.E.L.D.”の一職員と言った立場との事。

何と言っても、コールソンさん復帰です。 大好きですもん、コールソンさん。
クラーク・グレッグ扮するフィル・コールソンは”Avengers”でロキに殺された後、『エージェント・
オブ・シールド』で復活していましたね。

1990年代のコールソンさんは、”S.H.I.E.L.D”に入ったばかりの新人といったところ。
今回の作品で、フューリ―とコールソンの運命的な出会いが描かれるとか。

1990年代と云う事で、2人ともデジタル処理で25年分若返っている様です。

↑ コールソンさん、前髪が・・・
見事な若返りで関係者及びご本人が驚愕したとか。


↑ こちらは今までの2人(25年?後) 

↓ 初Official trailer
https://youtu.be/Z1BCujX3pw8

尚、『Captain Marvel』は 、
2019年3月8日全米公開予定
(邦題及び日本公開日は未定)





グラナダ版『美しき自転車乗り』 : (4)

2018-09-16 |  ∟グラナダ版SH

グラナダ版 ”The Solitary Cyclist” : (4)


The Adventure of Sherlock Holmes
1984年


・・・・・その(4)


ファーナムを訪れバイオレットが通るのを待つホームズとワトソン。
ワトソンが、「こんな気持ちのいい朝に誰があのお嬢さんを傷つけようとするんだ」、にホームズは
「そんな事が無い事を願いたい」等と話している時バイオレットを乗せた馬車が通りかかります。


(馬車ってったって荷馬車ですよ。でも、自転車を乗せる為なら仕方ないのかも)


持参した双眼鏡で確認したホームズは「時間を早めたらしい。馬車の方が例の場所に先についてしまう」
と云い、慌ててワトソンと走り出します。

走りながら「不覚だった」と後悔するホームズですが、やっと道にたどり着くと馬車が空のまま戻って
来ます。
誘拐か殺人か・・・と心配するホームズは、ワトソンに馬車を止める様指示します。

必死で馬車の前に飛び出し馬を止めようとするワトソン。
ようやく馬車を止めたワトソンに、”Good man !”「良くやった!」と後ろで指図するだけで見ていたズル
のホームズ(笑)


2人は馬車に飛び乗りホームズ自ら手綱を取り急ぎチャリントン館のある森に向かいます。


目的の場所で馬車を飛び降り走る2人。 そこへ例の謎の男が自転車で現れバイオレットの居場所を言う様
に2人に銃を向けますが、そんな場合じゃあ無いって事で 今度は3人で森の中を走りだします。
途中馬車の御者が傷を負って失神しているのを見て益々心配になる3人。 そんな時バイオレットの叫び声
が聞こえ焦った3人は再び森の中を走ります。

森の中の東屋では猿ぐつわをかまされ気を失ったバイオレットを抱きかかえるウッドリーが神父の前で結婚
の儀式を行っていました。





それを見た謎の男が止めようと前に出た途端ホームズが「カラザース よせ」、それを聞いたワトソンが
「カラザースだって?」とビックリ。 (ホームズはとっくにカラザースだと気づいていたのに 又知らされ
ていなかったワトソン君)


正体を知られたカラザースは付け髭とサングラスを取り、死刑になってもいいから彼女を救うと意気込む
のを聞いたウッドリーは、「もう遅い、彼女は俺の妻だ」とせせら笑うのを見たカラザースはもう我慢
出来ずウッドリーを銃で撃ちます。
これを見ていた牧師も慌てて「この仕事を受けた時 こんな面倒な仕事とは聞いていない。話が違うぞ」と
云いながら銃をかまえます。

と、いつの間にやら彼の後ろに回っていたホームズが牧師に銃を突きつけ「銃を置け」と。


それを見ていたカラザースは、「君は何者だ?」に「シャーロック・ホームズ」と聞いた途端 ”Good Lord”
(何てことだ)

息を吹き返してやって来た御者 にメモを書いて警察署長に届けるように指示しながら、「警察が来るまで、
君たちの身柄は僕が預からせてもらう」というホームズ。


(何時も通り女性担当、ワトソン)

そして、傷ついたウッドリーを運びながら全員がウィリアムソンの屋敷に戻ります。





..... to be continued です




← グラナダ版『美しき自転車乗り』 : (3)
→ グラナダ版『美しき自転車乗り』 : (5)



『Mary Poppins Returns』 2018 情報少し

2018-09-12 | 映画
“Mary Poppins Returns” 2018

Walt Disney Studio Motion Pichers

懐かしいですね~。
あの「メリー・ポピンズ」の続編が製作公開になります。

前作は1964年製作でジュリー・アンドリュースの主演でした。  
細かい点は忘れていますが、心温まる内容で挿入歌も楽しかった思い出があります。
歌は今でも覚えていますよ。 ”Supercalifragilisticexpialidocious” その他 歌えちゃったりもしま
す(歌うなッ!?)

で、そんな作品の続編ですが、前作から25年後の大恐慌時代のロンドンが舞台になるようです。
前作の子供達も大人になり子供を持つ状況下に突然悲劇が訪れ、そんな彼らに人生の喜びを取り戻さ
せる為に再びメリー・ポピンズがやって来る・・・・というのが大まかなストーリーの様です。



キャスト:
監督:ロブ・マーシャル
脚本:デヴィッド・マギー
出演;
メリー・ポピンズ:エミリー・ブラント
ジャック:リン=マニュエル・ミランダ
マイケル・バンクス:ベン・ウィショー
ジェーン・バンクス:エミリー・モーティマー
アナベル・バンクス:ピクシー・ディビーズ
ジョン・バンクス:ナサニエル・サレー
エレン:ジュリー・ウォルターズ
ウィリアム・ウェザーオール・ウィルキンス:コリン・ファース
トプシー:メリル・ストリープ
バルーン・レディー:アンジェラ・ランズベリー
ミスター・ドース・ジュニア:ディック・ヴァン・ダイク












もう何と申しましょうか、のけ反る程に豪華で贅沢な出演者です。
ウィショー君(ヒゲ!)を始め、コリン・ファース様(又”様”付け)、メリル・ストリープ、アンジェラ・
ランズベリー迄!!
そして、前作にも出演していたディック・ヴァン・ダイクも出演しているなんて・・・・。
因みに、デイム アンジェラ・ランズベリー、ディック・ヴァン・ダイク共に御年92歳ですって!!
そう言えば、前作でのディック・ヴァン・ダイクのアクセントが不思議で何時までも耳に付いてしまった事を
良く覚えています。 どうやら当時英国下町アクセントを勉強したにもかかわらず大失敗だったそうですけど
ね(笑)

↓ Official trailer
https://youtu.be/71MgehqgxwI

公開は、
2018年12月19日米国公開
2019年2月1日日本公開予定    との事です。

こんな豪華な出演者、見逃せないですね。






『イングリッシュ・ペイシェント』1997年

2018-09-09 | 映画
”The English Patient”
 

この映画は昔~むかし公開当時劇場で観たのですが、Huluで配信になっていたのを機に随分久
し振りに再試聴しました(と言っても数か月前なので 現在は配信していない様です)
当時仕事に忙殺され映画を観に行く機会も無かったのですが、チュニジア在住の仕事関係者か
らチュニジアの砂漠が美しく撮影されているので是非観て欲しいと依頼され、丁度チュニジア
に行ったばかりでしたので 事前に映画の内容も出演者も全く知らずに兎に角映画館に駆けつ
けた記憶があります。
あれから20年以上経っていたんですねぇ。ビックリです。
今回改めて詳細を確認してみて初めて気づいた事や、見落としていた事、思い出した事等含め
て書き連ねてみます。

チュニジアの砂漠は本当に美しいです。

(余談ですが、
”砂漠”と云っても色々で、”土漠と云われるものもありますが チュニジアのサハラ砂漠の
砂は白粉の様なパウダー状です。粒子が細かいのでいつの間にか身体中に入り込んでしまいます。)

監督 : アンソニーミンゲラ
原作 :”The English Patient”『イギリス人の患者』マイケル・オンダーチェ

出演 :
レイフ・ファインズ (ラズロ・アルマシー)
クリスティン・スコット・トーマス (キャサリン・クリフトン)
ジュリエット・ビノシュ (ハナ)
ウィレム・デフォー (デヴィッド・カラヴァッジョ)
コリン・ファース (ジェフリー・クリフトン)
ナヴィーン・アンドリュース (キップ)
ユルゲン・プロホノフ (ミューラー)
ケヴィン・ウェイトリー (ハーディ)
ジュリアン・ワドハム (マドックス)

音楽 : ガブリエル・ヤレド
撮影 : ジョン・シール
編集 : ウォルター・マーチ
配給 : 松竹富士
日本公開 : 1997 年 4 月 26 日
上映時間 : 162 分







この作品は第69回アカデミー賞で監督賞、助演女優賞(ジュリエット・ビノシェ)を含む合計9部門を受賞
第54回ゴールデン・グローブ賞で作品賞、オリジナル作曲賞受賞
(又製作総指揮はボブ・ワインスタインと今やとんでもない事で有名になってしまったハーベイ・ワイン
スタイン兄弟でした。 こんな良い作品作っていたのにねぇ)

原作は”The English Patient” 『イギリス人の患者』

マイケル・オンダーチェ(著) 土屋政雄(翻訳)
新潮文庫(1993年) ブッカー賞受賞作品です。
この原作もその後読んだ様な気がするのですが、遥か霧の彼方(涙)時間があれば改めて読み直してみよう
と思いつつ。

この作品で、何と言ってもレイフ・ファインズの演技が素晴らしかったのですよね~。
あの瞳と憂いを帯びた麗しさにすっかりハマりました。

で、今更ですが 改めてプロフィールを :
レイフ・ファインズ(Ralph Fiennes)は1962年サフォーク・イプスウィッチ生まれ。
RADA(Royal Academy of Dramatic Arts) 卒業後ロイヤル・シェークスピア・カンパニーに所属。
数多くの映画、ドラマに出演していますが、 個人的(あくまでも個人的です)に記憶に残っているのは、

※ ナイロビの蜂(2005年)
※ ハリー・ポッターシリーズ(2005年~ヴォルデモート (これはビックリでしたねぇ。云われなくては
誰だか分からない。ってか、いわれても分からない。 でも、フト思えば、このメークも火傷で顔も良く分
からなっくなってしまったアルマーシーの延長上にありそうで・・・)
※ グランド・ブタペスト・ホテル(2014年)(結構ケミカルなシーンもあり、この作品も好きでした)
※ 007スペクター(2015年)”M”(前作の”スカイフォール”にも出演していましたが)
それと、
前回の記事に書きました 公開予定作品”Holmes & Watson”でのモリアーティー教授も是非観たい作品に
なります。

又、1995年にブロードウェイで『ハムレット』を演じ、トニー賞を受賞しました。
(2015年まで『ハムレット』を演じてトニー賞を受賞した俳優はレイフ・ファインズだけです)
※これは以前拙記事にも書きました。
歴代ハムレット

ところが・・・・
前回の記事にも載せましたが、最近のお姿を見ると泣けてきます。 

いや、外見で判断してはいけないのです。 演技です、演技(自分に言い聞かせる)

コリン・ファース様も出ていたのに全く忘れていて(申し訳ない!)、でも、この時のレイフ・ファインズ
の前では部が悪かった様な気が・・・・。役柄のせいもあると思いますが。

それと、今回初めて気づいたんですが、ケヴィン・ウェイトリー(ルイス警部)が軍人役で出演していました。 

その後知った事なのですが、アルマーシー伯爵は実在の人物ですが映画のキャラクターとは全く関係ない様です。
ただ、作品中にも出て来る 洞窟壁画 ”泳ぐ人” は伯爵が実際に発見したのだそうです。
とても不思議な壁画で実際に見たかった~。


兎に角チュニジアの砂漠の美しさに改めて感動しました。(勿論内容にもですが←順序が違う?)

↓ trailerはこちら
https://youtu.be/N1OopmufwUo

概要は次に回します(何時になるやら・・・ですが)






『Star Wars : IX』にマット・スミス出演

2018-09-05 | Star Wars
“Star Wars : IX”


「スター・ウォーズ」新作となる“エピソード9”が引き続きJ.J.エイブラムス監督によりクランク・イン
した様です。

今作は”新スター・ウォーズ”としての最終章、「スーク・スカイウォーカー・サーガ」としての最終章
でもありますね。

主要なキャストは前作に引き続きの出演となる様ですが、今回新たにマット・スミスが出演する事が発
表されました。

お~ッ!とちょっとビックリですが、何となく納得(?)
マット・スミスは『ドクター・フー』”ニュー・ジェネレーション”で11代目のドクターを演じて大人気
だったのですが、キュートながらチョット宇宙人顔(?)とも言われていたので妙に違和感無いな~(笑)
と思いながら凄く嬉しいです。 役柄は現時点では不明ですが、Varietyによれば『重要な役』とのこと。
もしかしてかぶり物かな~?

もう1人、ドミニク・モナハンも出演決定だそうです。

同じJJが手掛けたドラマ『LOST』にも出演していたのですが、個人的には何と言っても『ロード・オブ・
ザ・リング』のメリーが記憶に残っています。
『LOST』は余り観ていなかったので、久々に観られるのが楽しみですね。

そして、これからは噂ですが

その1:
故キャリー・フィッシャーの未使用映像が使われるとの情報があるとか・・・・

その2:
ヨーダがフォース・ゴーストとして登場するかもしれない・・・・。

ゴーストとしてのヨーダがジェダイとしてのレイの成長と成功を見守るらしい・・・との事。
ヨーダ好きですから実現して欲しいところ。

その3:
ユアン・マクレガーがオビ=ワン・ケノービで出演するかもしれない・・・とThe Sunが報じています。

正式発表ではないし、”The Sun”ですから(小声で)、あくまでも噂なのではないかと思っていますが・・・。
が、実現すれば嬉しいな~!
であれば、ダース・ベイダーもアナキンも是非、是非!(又言ってる)とどんどん希望(個人的な)
増えます。

以上は現時点でのあくまでも噂の状況ですので、どうなりますかね。

正直な所個人的には”Star Wars”と言えば旧作が一番と考えていたので、JJになってからの新作は
どうも今ひとつノリが悪く盛り上がれなかったと言うのが正直な所なのですが、でも、マット・
スミスが出るなら、又噂のどれかが実現するなら新エピソードにも期待感が湧いてきました。

これから順次情報も出てくると思うので、又機会があれば追加していきます。

尚、新作『エピソード 9』(タイトル未定)の全米公開は2019年12月20日予定。
日本公開は未定ですが、割と早い公開になるのではないでしょうか?






『ドクター・フー』12代目ドクター最後の言葉

2018-09-02 |  ∟Doctor Who
“Doctor Who” : S10 Christmas Special “Twice Upon a Time”

2017年12月放送

13代目新ドクターの情報がポツポツと小出しになされているところではありますが、どうしてもその
波に乗り切れないワタクシは未だに12代目ドクターが脳裏に残っている所です。
思えば、S8で12代目ドクターでピーター・カパルディ―が発表された時も今ひとつ不安があり、
あの溌剌とした11代目マット・スミス・ドクター からいきなりオジイサン、もとい、オジサンに
代わって大丈夫なんだろうか・・・・と心配であったのですが、これが次第に良くなったんですね~。
そして、外見も白髪となり、髪の毛が長くなって(爆発)何となく柔らかな雰囲気も感じられ益々
チャーミングさが増し、セクシーに見えてきました。
終わってみれば、誰よりもドクターらしいドクターであった様な気がしている所です。


”Twice Upon a Time”「戦場と二人のドクター」でいよいよ”regenerate”(再生)した訳ですが、
この再生シーンがこれまで一番印象深く何度観ても涙、涙です。

12代目ドクターは再生を拒み続けるのですが、これは現在の姿が変わるのが嫌であると言う意味で
はなく、再び再生して生を続ける事を拒否していたと言う事でした。
大切なコンパニオンであるクララを失い、時空を超えた最愛の妻 リバー・ソングも亡くなり、宿敵
であり親友であったミッシー/マスターも、新しいコンパニオンのビルも、大切な人々を全て失って
しまった為生きる意味を見出せなくなったんですね。

ただ、その後色々あり(このエピソード概要は又追って書きます。書ければ)、再び再生を受け入れ
る決心をするのですが、その際の遺言、又は次のドクターに向けての申し送り(?)が泣けるんです。

長いですけど下記に、
(姿が変わる苦痛に耐えながら ターディスの音に応えるように)


”Oh, there it is. Silly old universe. The more I save it the more it needs saving. It's a treadmill”
ー 『あ~、又だ。宇宙は変わらない。1つ救うと次の危機。その繰り返しだ』

“Yes, yes I know they'll get it all wrong without me.
ー『分ってる。私が居なくては立ちゆかない』

“Well, I suppose...one more lifetime won't kill anyone. Well, except me.”
ー『そうだな...もう一度くらい生きても誰も困りはしないだろう。まぁ、私以外は』


“You wait a moment, Doctor. Let's get right. I've got a few things to say to you. Basic stuff first. ”
ー『少し待て、ドクター。 ちゃんとやろう。いくつか伝えたい事がある。 まずは基本的な事』

“Never be cruel, never be cowardly. And never ever eat pears ! Remember – hate is always foolish・・・
and love, is always wise..”
ー『冷酷にも臆病にもなるな。 そして絶対梨は食うな。 覚えておけ、憎悪は常に愚かだ。
そして、愛は、常に賢明だ』

 
“Always try, to be nice and never fail to be kind. Oh, and...and you mustn't tell anyone your
name. No-one would understand it anyway. Except・・・ 
ー『何時も出来るだけ感じよく、そして優しさだけは忘れるな。 そして、もう一つ、本名は
誰にも言うな。どうせ誰にも理解出来ない。ただし・・・』

”Except...children. Children can hear it.. Sometimes -if their hearts are in the right place, and
the stars are too. Children can hear your name.”
ー『ただし、子供達は別だ。 子供達には時に聞き取れることがある。 もしその子の心と星たちが
正しい場所にあれば』

“But nobody else. Nobody else. Ever.”
ー『他はダメだ。他の者には言うな。絶対に』

“Laugh hard. Run fast. Be kind.”
ー『良く笑い、早く走り、心は広く』



“Doctor – I let you go”
ー『ドクター、お前を手放そう』
 日本語訳は概ね字幕に準じています)

そして再生。

その時ずっと左薬指にはめていた指輪がポロンと落ちます。これが又切ない。
リバー・ソングとの思い出が・・・・と悲しくなります。
で、再生したドクターは、モニターに写った姿を見て、”Oh,Brilliannt !” 『良いじゃない!』

12代目ドクターの遺言はそれぞれ過去のエピソードにリンクしている(筈?)ですが、何処で云って
いたのか全く記憶にありません(汗)
特に、『梨』は余程嫌な思い出がある様で、過去にも何度か口にしていたのは覚えているものの、これも
記憶喪失。

もう一点、当初からドクターの再生は12回迄と言われていたのですが、この後どうするんだろうか?と
心配(?)ていたところ、モファット氏は11代目が”New Generation”という事でここで一旦リセット
したんだ・・・みたいな事を云っていた様な・・・・。

12代目ドクターのエピソードはS8E1を書いたきりになっていましたので、いずれ機会があれば他のエピ
ソードを書きたいと思ってはいますが・・・どうなりますか。