The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

Benedict misc. (28) : 最近のBenedict 色々取り混ぜて雑記

2015-03-28 | Benedict Cumberbatch関連
-Benedict misc. (28) : 最近のBenedict色々取り混ぜて雑記 - 




時間が取れず少し出遅れましたが、昨日The Imitation Game観て来ました。
平日の昼間でしたが 殆ど満席状態でしたね。
で、まず感想は 「面白かった」です。
内容から考えて面白かったと言う表現は適切ではないかも知れませんが、展開
組立が良く出来ていて最後まで見入りました。
一緒に行った友人は アラン・チューリング、エニグマに関する予備知識は無く、
又ベネディクトについても興味も無い人だったので途中で寝るんではないかと
心配しました。 でも全くゼロの状態で観た彼女も面白かったと・・・・
事実のままの映画化ではないと思われますが、やはり脚本が良かったのではない
かと感じましたね。

それにしてもチューリングの心情を思うと胸が痛く、最後は泣きました。
ベネディクトはチューリングが乗り移ったのでは無いかと思われる(ご本人にお会い
した事はないですが)素晴らしい演技で、やはり良い役者なんだと改めて感じました。
こういう役柄はベネディクトにはドンピシャなんですけど、 でもやはり・・・
シャーロックのベネディクトが私にとっては一番!なんです(独断と偏見)

今は未だ気持ちが纏められないのですが、落ち着いたら改めて書き残せればと思
います。



~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~



ところで、話は変わりますが 暫らく情報があまり出ない静かな状態が続きましたが
この所又次々出始めましたね。

これはBBC Radio Studioに録音に向かう時の画像です。
久々のあの皮ジャン、懐かしいな~!



(source : sue-78)



それから、German Jupiter AwardsのTVシリーズ部門でシャーロックが受賞
しました。




授賞式には出席出来なかったのでヴィデオレターでお礼を述べていました。
シャーロックでの受賞は随分久々です。


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~



3月26日にリチャード3世の再埋葬式典がありました。
リチャード3世の遺骨は2013年にレスター市営駐車場で発掘されて DNA鑑定
の結果ご本人の遺骨と判明し、レスター大聖堂に再埋葬される事になっていました。
(その経緯は昨年勉強し 途中まで纏めて頓挫していますが いずれちゃんと整理
して又改めて書き残すつもりです。)

この式典で、ベネディクトは詩人のローレット・キャロル・アンが特別に書き下ろした
”Richard"と言う詩を朗読したんですね。


↑ この時のキューピーちゃんの様なトサカヘアーが可愛いったらないんだから~~!


↑ カンタベリー大主教とご一緒






↑ そして何時もの後姿編。

 






英国では100万~1,700万人がリチャード3世と何らかの血縁があると推定され
ているそうですけど ベネディクトは比較的血縁が近い子孫にあたるそうです。
ベネディクトのリチャード3世も楽しみです。


この所テンション↓ → の日々が続き、 我ながら寂しい気持ちで過ごしていた
のですが、今回の画像をみて久々にテンション↑。
何と言っても随分久々に ”可愛い!”って素直に言えた自分が嬉しくて・・・
以前のベネディクトが戻って来てくれた様な気 がしてホッとすると同時に 少し
元気が出て来た様な気がします。


そうそう、AXNでやっとS3の字幕版を放映する様です。
”S3日本初の日本語字幕版放映”と声高らかに番宣してますけど、今頃ですか?
もう1年半近く経ってしまって、今や昔って感なんですけどねぇ。
で、その前に”S1から一挙再放送”って、もう何度目でしょう。
まぁ、良いんですけど。




グラナダ版 「最後の事件」 (2)

2015-03-25 |  ∟グラナダ版SH
- グラナダ版 「最後の事件 」: The Final Problem (2)  -




「最後の事件」その(2)です。
 

今回からいよいよスイスロケ部分に入ります。


ホームズは以前から犯罪の何割かはモリアーティが関わっている事を推理しており
ワトソンにも彼が逮捕されれば多くの未解決事件が解決されるだろう断言します。
ただし裁判が始まれば今回の様にモリアーティの部下から命を狙われるので大陸に
逃亡するのに同行して欲しいと依頼します。
勿論ワトソンは快く同意します。


↑ この時の好きなシーンです。
ワトソンに傷の手当てをして貰っているホームズが「痛!」って言うんですね。
何とも人間臭いし、素直に手当てをして貰う姿が好きなんです。
(画像チョットぼけてますが・・・) 

ワトソンと一緒にいると共に命を狙われる危険がある為 その夜はマイクロフト
の所に泊り次の朝駅で落ち合おうと約束して別れます。

翌朝ワトソンはホームズに指示された様に色々策を労して 秘密裏に馬車に乗り、
途中でアーケードを走り抜け別の馬車に乗り換えたり苦労をして敵の目を欺き
ながら駅に向かいました。
ワトソンのアクションシーンです。 走ります。
(心なしかワトソンが生き生き動いています)





何とか駅にたどり着き大陸特急の出発に間に合いましたがホームズが現れず
イライラするワトソンですが、予約してあったコンパートメントにはイタリア人の
神父が1人乗っていました。



汽車が走り始め ワトソンは人ごみの中にホームズを探していると後ろから声が。
「ワトソン、挨拶も無しかい?」。 神父はホームズの変装した姿だったのです。
(以前書いた ”ボヘミアの醜聞”の時も神父に変装でした。 得意の持ちネタ?)

汽車が動き出した駅にはモリアーティが部下を連れて追ってきていましたが、
間一髪で2人は逃げ切りました。

このまま逃げ切れるだろうと楽天的なワトソンに ホームズは自分なら特別列車
を用意するし、そうなればカンタベリーで追い付かれるだろうと言います。






2人はカンタベリーで下車し様子を見ていると モリアーティー教授たちの列車が
走り込んで来ました。 
物陰に隠れて様子を見ていると必死で追いかける教授たちの特別列車が走り
抜けました。

(特別列車と言っても 機関車に貨車を一両付けただけの仕様ですけど、凄い
勢いでかっ飛ばして行きます)

取りあえず追っ手をやり過ごした2人はスイスに向かいます。

スイスに到着したホームズとワトソンは、途中落石にあいながらも取りあえず
ホテルに到着しました。



そこにマイクロフトからの電報が届き、モリアーティーの一味は逮捕したが
教授は逃亡中である事を知らされました。
ますます危険が迫っていると感じたホームズはワトソンに帰る様に言いますが、
そんな進言に従うワトソンではありません。 勿論はこれを断ります。










危険を感じつつ旅を続ける2人です。
(スイスの景色が素晴らしいです)。




・・・・その(3)にto be continuedです。




 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


ところで、話は違うのですが、 Christmas Specialのキャストが発表されましたね。
他は兎も角(?) 以前も言ったのですが やっぱりジャニーン出てるし・・・







← グラナダ版 「最後の事件」 (1)
→ グラナダ版 「最後の事件」 (3)

『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index






グラナダ版 「最後の事件」 (1)

2015-03-22 |  ∟グラナダ版SH
- グラナダ版「最後の事件」 : The Final Problem (1)  -



1985年本国放映


その昔”シャーロック・ホームズ 最後の事件”正典を読んだ記憶はあるのですが
忘却の彼方にあり、その後 これも随分以前にですがTV 放映グラナダ版の
最後の事件を観た時はかなり衝撃を受けた記憶がありました。

BBC版の”Reihenbach Fall” を観た後、正典を読み直し 又グラナダ版
再放映も何度か見直し以前忘れていた細部を確認出来 そしてその都度
胸が痛くなり、涙腺が緩みます。

このエピソードはBBC版を初め、ガイ・リッチー版、ロシア版その他色々は作品で
観ましたが、どのバージョンでも涙です。

BBC版との相違点、類似点を観なおす事もあり、 又自分自身の記憶確認の為にも
やはりこのエピソードは残して置かなければ・・・と思います。


以下、概略あらすじです。

今回はデジタルリマスター版ではないので 画質が良くない事をお含みおき
下さい。

JWは初代 デビット・バークです。


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~



雑然とした下町を歩いていたホームズは 突然に後ろから疾走してきた馬車に
襲われます。 危うく逃れた途端 次は建物の上から銅像が落とされホームズの
身体に落下しました。 危機一髪で除け建物に入ると今度は正体不明のごろつき
風の男が襲ってきました。
執拗にホームズを追う者がいる様です。
冒頭から不穏な雰囲気が漂います。







(ホームズが敵を逃れる為走り回る事は珍しいです。)


旅行から帰って来たワトソンが221Bに戻るとホームズは不在でした。
ハドソンさんから話を聞くと不審な男が訪ねて来たとの事。
窓から外の様子を覗うワトソンですが、外には不審な物は見受けられられません。
が、そのワトソンを銃が狙っている様子です。



そんな時に突然外から繰り返し窓を叩く音がしました。
危険を感じたワトソンは火掻き棒を持ち構えていると 満身創痍のホームズが
入って来ましたが 通り沿いの窓を気にしてブラインドを下ろすように頼みます。
そして最近命を狙われている様子である事を告げました。








その年の初め あのモナリザが盗難された事件があり ホームズはフランス政府の
依頼でルーブル美術館に招かれていました。
盗難犯人はメンドーサと言う前科者だと推察されましたが ホームズはその背後に
他の大物がいるであろうことを館長、大臣に告げます。





その黒幕である大物は偽のモナリザを本物であると称して莫大な値で売る計画を
しているだろうから その黒幕を確保する為には盗難を公表しメンドーサを泳がせ
る様館長達に進言します。


(メンドーサが現れるのを待ち受ける市場で花の香りを嗅ぐホームズは優雅です)


メンドーサは慌てて黒幕へモナリザを渡す為動き出しましたが ホームズの進言に
より無事逮捕されました。

その黒幕であるモリアーティ教授はその頃ある金持ちに偽のモナリザを売りつけようと
していた所知らせが入り計画が崩壊した事を知りました。




↑ 怒り狂ったモリアーティーは偽のモナリザを傷つけます。



一方ホームズは今回の功績によりフランス政府から勲章を授与されていました。




↑ この場面で引き出しの中にアイリーンの写真が入っていたと言われていたのですが、
   何度見ても分かりませんでした。


ロンドンに帰国したホームズの元にモリアーティが突然訪ねてきます。
(初の直接対決です。BBC版にも踏襲されていましたね。ドキドキしましたっけ) 
彼はこれまでにホームズによって阻止された事件を数え上げ 命が惜しければ
手を引くように警告します。


しかしホームズはこの言葉を拒否し、「貴方を殺す事が出来るなら 僕は公共の
利益の為に死のう」と告げます。









・・・・その(2)にto be continued





→ グラナダ版 「最後の事件」 (2)

『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index




Benedict misc. (27) : MGその他色々

2015-03-19 | Benedict Cumberbatch関連
- Benedict misc. (27) : 最近のBenedict 色々-


先日MGのprom. 撮影時の画像を載せたのですが、今回その追加と
videoが発表されましたので、久々にBenedict画像ベタ貼り致します。















↓ prom.videoはこちらです。
http://v.youku.com/v_show/id_XOTE0NDg2OTM2.html

今回MGもDunlop同様中国(or 台湾?)なんですね。



前回も書いたのですが、以前はJaguarのCMに何回か出演していたので
今回これも久し振りに振り返ってみました。
ナレーションだけの物も何本かありましたが、これは数年前に自ら運転しながら
の出演でとても好きな映像だったので、今回掘り出して回顧です。







↓ この時の映像はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=x5kCfXIPcfw




それとは別ですが、最近のプライベート画像もアップされていましたので、この様な
画像を載せるのも何だか随分久し振りでなので残して置きましょう。

yajirus
↑ このセーターとパンツは余程お気に入りなんですね。
  パープル-パンツは久し振りなんですが、このセーターは度々着ています。
  先日は奥方が着ていましたっけ。


↑ お疲れですか・・・



↓ トレーニング中?



(source : sue-78 & etc.)




 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~




グラナダ版『バスカヴィル家の犬』(3)

2015-03-18 |  ∟グラナダ版SH
”The Hound of the Baskervilles”
-グラナダ版『バスカヴィル家の犬』 (3) -




1988年制作

・・・・・その(3)です。


ワトソン達が見つけた場所は 実はホームズの隠れ家でした。

ワトソンが来た事をタバコの吸い殻で悟ったホームズは 「ブラッドレーのタバコが
あると君が居る証拠だ」。 やっと見つけたなと言う雰囲気のホームズ、茶目っ気の
ある表情で可愛いです。





ワトソンはベーカー街に居ると思って毎日手紙を書いていた訳なので 機嫌をそこねています。
(敵を欺くためには味方から、なのですが ワトソンは人が良すぎて知って居ながら知らない
素振りは出来ないでしょうからねー。)



ホームズもフォローに回り 隠れ家に招き入れ朝食を振舞うと言います。

ホームズが自分で作ったと言うシチューを勧めるシーンは普段では見られない無邪気な可愛い姿
が見られます。



ここ好きなので2人のやり取りを書いてみました。

SH : Do try my stew.  (僕のシチューを試してみたまえ)
   Please Watson. (どうぞ食べて、ワトソン)
JW : It's quite disgusting Homes.  (これは実に酷い代物だよ、ホームズ)
SH : Yes. (そうだな)
JW : Yes, it is. (そうだよ)
SH : Well, it's better when it's hot. (まぁね、暖かいとマシなんだけどね)。



このシーンのホームズは子供っぽくてとても可愛くて好きなんですが、それにしても確かに
不味そうなシチューです。
不味そうでもあるけど、ワトソンはおへそを曲げているんですから・・・
ワトソンに食べて貰えず落胆の表情のホームズ。



バスカヴィルのお屋敷では ホームズはワトソンと共にロンドンに戻る事を告げます。
サー・ヘンリーに対して 「ステイプルトンに帰るとみせかけてくれ」指示を出しました。
汽車に乗ると見せかけた2人は密かにダートムアに戻ります。

その頃にはホームズはステイプルトンの犯行であると推察していたのですが、ベリルを
訪れ詳細を聞き但しました。
実際はステイプルトンの妻であるベリルは、彼の犯行を阻止する為サー・ヘンリーに謎
の手紙を書いたのだったと言う事が分かります。

ホームズはバスカヴィル家に飾られていた先代の肖像画にステイプルトンが良く似てい
る事を見出し、彼がサー・チャールズの弟の息子であり 今回魔犬の言い伝えを利用し
サー・ヘンリーを亡き者にし巨額な遺産を手に入れる為の犯行である事を推察しました。



ステイプルトンの悪事を暴くために荒地に向かう3人は 魔犬に襲われるセルデンを
見つけました。セルデンはサー・ヘンリーが与えた服を着ていた為に間違われ崖下に
落下して死亡してしまいました。





魔犬は燐を塗られた普通の犬だったのです。


その間、ステイプルトンはサー・ヘンリーを銃で襲います。
駆けつけたホームズはサー・ヘンリーを助け「もう大丈夫です」と安心させます。



追われて逃げ回るステイプルトンは底なし沼に引き込まれてしまいました。



監禁されていたベリルを助け、又サー・ヘンリーを助ける際のホームズは本当に優し
い包み込む様な演技、表情を見せます。




バスカヴィル家の遺産を狙ったステイプルトンの犯行、魔犬騒動も解決し2人は無事
ロンドンに戻ります。



レストランで食事をする為にホームズが御者台で馬の手綱を取る珍しいシーン
で終わります。
(これが以前書いたようにChristmas Special Setlockでのシーンと似ているので並べて
みました。)







以上が概略あらすじです。

このエピソードでは 色々珍しい場面が多いです。
前半はホームズはロンドンに残る設定なので ワトソン一人で活躍します。

ダートムアに1人で赴くワトソンの身を思いやり 優しい言葉を投げかける珍しい
ホームズも印象的です。

ホームズのヘアースタイルが何時もと違っています(何故か分かりません)。

全体を通して ダートムアの荒涼とした景色、怪しい屋敷等で薄暗いトーンが
目立ちますが、そんな中ホームズの無邪気で子供っぽいシーン、優しさが溢れ
出ているシーン、そして何より自身で料理をしてワトソンに振舞う 等々
見どころも多い作品だったと思います。


余談ですが、BBC版の”魔犬”とパジェット版の”魔犬”です。






大変に大雑把ですが 以上で『バスカヴィル家の犬』を終わります。



~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


← グラナダ版バスカヴィル家の犬 (2)


『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index





グラナダ版『バスカヴィル家の犬』 (2)

2015-03-15 |  ∟グラナダ版SH
”The Hound of the Baskervilles” 
-グラナダ版『バスカヴィル家の犬』 (2) -

1988年制作



・・・・その(2)です


今更なのですが、BBC版と比較出来る様にグラナダ版の制作時期、放映順序には逆らっ
て書いていますのでお含み置き下さい。


バスカヴィル家では夜中に女性のすすり泣く声が聞こえたり、周辺には脱獄囚が潜ん
でいるらしい様子、等々兎に角不気味な怪しい雰囲気が山盛りで漂います。


1人バスカヴィル家で捜査を進めるワトソンに 蝶の収集家を名乗るステイプルトンが
自己紹介をして近づいてきます。
又屋敷の近くに住む女性と出会い サー・ヘンリーと間違われ「直ぐにロンドンに帰って
下さい」と謎の助言を受けます。


↑ ステイプルトン          ↑ 謎の女性(実はステイプルトンの妹でした)
  

そう言った状況をワトソンは律儀に連日ホームズに手紙を書き 郵便局に出向いています。
その後謎の人物がワトソンの手紙を受け取って行きます。




そんな中、サー・ヘンリーは夕食会に招いたステイプルトンの妹と紹介されたベリルに一目
惚れをしてしまいました。




ある日の夜中サー・ヘンリーは荒野に向けてランプで合図するバリモアを目撃し、ワトソンと
共に荒野に探索に出掛けます。
そこには脱獄囚であるセルデンの姿が・・


↑ ランプの合図 (UMQRA・・・・?ではないですね)




屋敷に戻ったサー・ヘンリーはバリモアに問い詰めますが、そこでバリモアの妻からセルデン
が自分の弟で 毎夜合図を送って食事を与えていた事を告白されます。





哀れに思ったサー・ヘンリーは自分の衣類をセルデンに与える様にバリモアに渡すのですが、
この事が後の悲劇を招いてしまいます。

一方ホームズはベーカー街でワトソンからの手紙を読んでいると思わせているのですが、実は
ワトソンにも内緒で頻繁にバスカヴィル家の周辺を捜査していました。






サー・ヘンリーはベリルと会い 愛を告白し求婚しますが、その現場にステイプルトンが現れ
激怒して2人を別れさせます。
その様子を陰からワトソンがそっと見ていました。



ホームズに連絡の手紙を送るため外出したワトソンをフランクランドが呼び止め近所に怪しい
者が隠れている様だと伝えます。


↑ 周囲を望遠鏡で観察するフランクランドも十分怪しげです。

ワトソンはフィールドワークをしていたモーティマー医師と共に 不審者の居所を確かめに
岩山まで探しに行きます。

不審者の隠れ家らしき場所にたどり着き 周囲を調べ一服するワトソンを陰から怪しい人影
が覗っています。

長くなりそうなので続きは3回目に分けます。



・・・・to be continued です。


← グラナダ版バスカヴィル家の犬 (1)
→ グラナダ版バスカヴィル家の犬 (3)

『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index






グラナダ版『バスカヴィル家の犬』(1)

2015-03-12 |  ∟グラナダ版SH
”The Hound of the Baskervilles”
-グラナダ版『バスカヴィル家の犬』-1  -



1988年制作

(因みに、BBC版では ”Hounds”と複数になっています。理由は作品内に示されていますね)


ワトソンは2代目のエドワード・ハードウィック(温厚な人柄、かなり辛抱強く 忠実
な友です)。


デヴォンシャーの富裕な名士である サー・チャールズ・バスカヴィルが奇怪な死を
遂げるが、 その背後には魔犬の呪いがあると囁かれていた。 家督を継ぐことに
なりアメリカから帰国した甥のサー・ヘンリーの身を守るためにSHが依頼を受けて
乗り出す・・・・と言うのが大まかな内容です。


正典も長編であるので、グラナダ版でさえかなり端折った内容にはなっています。
その端折った内容をさらに端折って書いて行きます。


以下内容概略に触れます。
今回はデジタルリマスター版の物なので画質が格段に鮮明に美しくなっています。


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


冒頭はサー・チャールズが不可解な死を遂げるシーン。



一方ベーカー街では、依頼人が忘れて行ったステッキを観察するワトソンですが、
ホームズはコーヒーポットのふたに映った姿を観察しています。
ワトソンの「後ろも見えるのか?」の問いに、「ふたに映っている」とホームズ。







悪戯っぽくて可愛いホームズです。 そして短髪(何時もとヘアースタイル違って
オールバックではありません。 珍しいです)


ワトソンの残念な推理を引き受け ホームズによるのステッキの持ち主についての
推理が始まります。




そんな中 ステッキの持ち主ご本人であるモーティマー医師が再び訪れます。
モーティマー医師が連れて来た犬を撫ぜるホームズに和みます。



(モーティマー医師のキャラはなかなか面白いです。
ホームズの頭骨を絶賛し「指で触らせてくれませんか?」と迫り、『現物が手に入るまでは
模型を作る」等々。)


モーティマー医師はサー・チャールズ・バスカヴィルの不可解な死とバスカヴィル家に
伝わる魔犬の伝説を語ると同時に、チャールズ卿の遺産相続人である甥のサー・ヘンリー・
バスカヴィルがアメリカから帰国した旨を伝えます。
サー・ヘンリーがロンドンに帰国すると差出人不明の脅迫状を受け取ったとの事でホームズ
の調査を依頼して来たのでした。


サー・ヘンリーに会うために滞在中のホテルを訪れた3人。



そして脅迫状を見せられますが 「命が惜しければ沼地には近づくな」と書かれていました。


ホームズは手紙を書いた人物を推理しますが、その時こちらを伺う髭面の怪しい人影が・・・
それに気が付いたホームズはワトソンと共に慌てて追いますが  まんまと逃げられてしまい
ました。





ホームズは別の事件を抱えている為 「君が無事に帰ってくる事を祈っている」と言い、
ワトソンだけがサー・ヘンリー、モーティーマー医師と共に汽車に乗り込みダートムアに
向かいます。


(ジェレミーの横顔は本当に端正で美しいです。)



ホームズはワトソンに詳細な状況をロンドンに毎日手紙で知らせる様に指示します。
「先入観を持たず、事実だけを伝える手紙が欲しい」 と書いてありました。


ダートムアの荒涼とした風景を進みバスカヴィル家へと向かう一行ですが、屋敷では先代
から仕えていたと言う執事バリモア夫妻が迎えます。 



バリモアは先代の死去を理由に暇乞いを願い出ます。


(何やら怪しげな執事です。 髭ずら・・・)


(全般はホームズがロンドンに残って居る為、ワトソンの独壇場になっています。)



・・・・・その(2)に to be continued です。


→ グラナダ版バスカヴィル家の犬 (2)

『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index





Benedict misc. (26) : Mar.09情報

2015-03-10 | Benedict Cumberbatch関連
-Benedict misc. (26) : Mar.09情報 -


随分久し振りの感がありますが、 最新のBenedict画像が出てきました。
”まともな”画像(?)だったので、取り急ぎベタ貼り致します。


MGのCM撮りの様で(Jaguarではないんですね)、 University of Greenwich
での撮影風景らしいです。
(source : londonfile & others)


































 






そう言えば ダンロップのその後はどうなったんでしょう。



第一報なのでこの後詳細が続くかもしれませんが、取り急ぎ・・・・・

兎に角この様な姿を見るとホットしてしまいました。





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The Grand Budapest Hotel 雑記

2015-03-08 | 映画
" The Grand Budapest Hotel "



昨年末から気になっていて どうしても観たいと思っていた作品ですが、劇場公開は現時点では
見つからず やっとブルーレイ版発売を知り直ぐに購入しました。
ところが、最初から波乱万丈で Subscribe onで調べても日本語字幕版が表示が出来ないーー(汗)
他国言語は山ほどあるのに・・・
シャーロックの場合は英語字幕版が好きなんですけど、他の作品の場合は最初から英語字幕ではかなり
キツイです。
そこで発売元の20世紀フォックスに問い合わせ。
するとプレイヤーの設定を変える様にとの指示。 今までどのディスクも問題なく再生できたのに
不思議??
話によるとプレイヤーのメーカーによっては時々有り得る事だそうですよ。
あれこれ操作した結果、やっと日本語字幕表示が出来る様になり 晴れて鑑賞可となった次第です。
所が、その後も待てど暮せど始まらない!
又壊れたか?と心配になって聞いたところ「重いからですねぇ」との事。
そうなんですか? では待ちましょう。 で、やっとこさっとこ観られました。
あー大変だった!


2014年劇場公開作品

監督・脚本・発案・制作 : ウェス・アンダーソン
出演:
グスタブ・H. (レイフ・ファインズ)
ゼロ (トニー・レヴォロリ)
セルジュ・X (マチュー・アマルリック)
アイヴァン (ビル・マーレイ)
若き日の”作家” (ジュード・ロウ)
ヘンケルス (エドワード・ノートン)
その他豪華キャスト(流す)



既にベネチア国際映画祭を始め、ゴールデングローブ、オスカー等で数々の部門で受賞している
作品ですし、多くはウェス・アンダーソンの作品と言う事で期待するファンも多かった様です。




↑ おとぎ話のシーンの様に美しい映像でした。

が、私個人的にはレイフ・ファインズのミステリアス コメディータッチ作品と言う事で興味を持ち
ました。
”あの”レイフ・ファインズがコメディーですって?

ファインズの作品を初めて観たのは多分「イングリシュ ペーシェント」だったと記憶しています。
当時私自身が仕事でチュニジアに行った直後にロケ地がチュニジアの作品と聞き懐かしさの余り、
不純な(?)動機で観ました。
チュニジアの砂漠が実に美しく感動したと同時に、ファインズの不思議な雰囲気が記憶に残って
居ました。

↓ ”イングリシュ ペーシェント”です。


余談ですが、「イングリシュペーシェント」にはコリン・ファースさん(ここだけ ”さん”付け?)
が出ていたのは気付きませんでした。

その後、「ナイロビの蜂」、「007スカイ・フォール」、「ハリポタ」等々に出演していましたが どれも
独特な雰囲気と何時も”しんねり むっつり(暴言)”であまり表情も変えず動作も大きくなく 一種独特
な雰囲気(時に不気味)を持つ役者さんだと感じていました。
所が、今回これまでのイメージを変えてくれました。
素敵な役者さんです。

↓ 若かりし頃。 素敵です。もしかしてベッカムに似てます? 


それとジュード・ロウですが、余り出番は多くは無いので残念なのですが、私はどうしても「メガネの
JW」と見えてしまいました。



芸達者な豪華キャストでどの役者さんも素晴らしかったし、背景、独特の色彩構成、ちょっと
ダークなミステリー的要素、又ちょっとドタバタ風タッチもあり観ていて飽きませんでしたね。
評価は賛否両論でしたが、画面構成(時代毎にマトリューシカの様に入れ子になっていて、その
都度アスペクトを変える)、シンメトリーな構図、衣装等々とても凝った作りで面白かったと
思います。

↓ ビル・マーレイ       ジェフ・ゴールドブラム     エドワード・ノートン

それぞれ あまり出番は多くないのですが、良い役者さん達を贅沢な使い方をしています。


↑ 殺されてしまうマダム D.です。(不気味な雰囲気を出してました)。

ここでやっと内容概略ですが、
ある作家が昔ヨーロッパの由緒あるグランド・ブダペスト・ホテルを訪れた時の回想から始まり、
彼のホテルの謎のオーナーであるゼロと出会い彼がそのホテルのオーナーになった経緯を語る
場面で又過去に戻り…と言った具合に時代が何度か変わります。

ゼロが見習いベルボーイで働き始めたグランド・ブダペスト・ホテルの伝説のコンシェルジェで
あるグスタブ・H.に出会い 2人は親密な師弟関係を築いていきます。
グスタブ・H.は地位も財産も持つ高齢な女性達の特別の”お世話”もしているのですが、その中でも
長年のお得意様であるマダム・Dが死亡した事から事件が始まります。

↓ ゼロの老年期の姿とベルボーイをしていた時の姿です。

この青年期のゼロ君のキャラ気に入っています。 飄々としていながらグスタブを敬愛し 尽く
す姿がなかなか良かったです。
シャーロックの様にペンシルで髭を書いてました。
 
実は殺人事件だと言われ、グスタブはその冤罪から投獄されてしまいます。
やがて 脱獄を助けたゼロと共にホテルの威信を掛け、又事件の真相を暴くためヨーロッパを駆け
巡ります。
で、その結果は・・・・・




↑ こんな笑顔のファインズは他の作品ではあまり記憶にありません。

と言った感じが概略(大雑把過ぎますね)。

レヴューでは途中で眠くなったと言う感想の方もいた様ですが、好みは分かれるかも知れません。

私自身は出来れば映画館で大きな画面で観てみたかったと思いましたね。


そう言えば、これもお気に入りのゲイリー・オールドマン監督で予定されている”Flying Horse"は
ベネディクトも出演予定されており、レイフ・ファインズも共演と言われていました。
この顔ぶれはとても興味があり 是非実現して欲しいところなのですが、この所の様子では色々
変更もありそうです。
どうなりますか。


Sherlock Behind the Scenes & Gallery : The Reichenbach Fall (2)

2015-03-05 | BBC SHERLOCK
- Sherlock Behind the Scenes & Gallery  : The Reichenbach Fall (2) -


Reichenbach Fallsの続きです。

正典「最後の事件」では ”The Reichenbach Falls”と実際の滝が意味されていましたが
BBC版では The Reichenbach Fallと ”Fall”を単数にする事により ”滝”→ ”落下”と
言う意味に変えて使っていました。

↓ スイスにあるReichenbach Fallsです。




↓ パジェット版とガイリッチー版の滝です。



↓ こちらはグラナダ版。



どのバージョンの「最後の事件」ライヘンバッハの滝でのシーンは胸が痛くなります


先日私が気に入っている新ロシア版SH(放映タイトルは ”名探偵シャーロック
ホームズ”ですが)でも「最後の事件」の再放送をしていました。
こちらは正典を踏まえながらも、アイリーンを救う為にSHはモリアーティと決闘を
し、やはり2人とも滝から転落します。
余談ですが、この回ではワトソンがハドソンさんにプロポーズをすると言う面白い
展開になって驚きなんです。(ここでのハドソンさんは割と若いです)。



さて本題に戻ります。

いよいよモリアーティとの対決になります。





















 





 






↓ これは論争を巻き起こし 御大から「fakeだよ」と言われたシーンです。

ただ、もしかして裏の裏をかいて、やはりモリアーティは生きていた・・・になるのでは?と
未だ疑っています。

ここからは追記なんですが、

何時もお尋ねする海外のブロガーさんの記事で今日偶然にもこのシーンに触れて
いました。
全然気付いていなかったのですが、アンスコさんが来ているコートはシャーロック
のコートなんですね。
で、この方も私と同じ様に、一旦はfakeと言われていたけど S4で使われるの
かも知れないし、気になるって書いていらっしゃいました。
やはりこのシーンに関しては誰もが未だ半信半疑なんだ、私だけじゃなかった!
と、まぁどうでも良いですけど。 偶然に同じタイミングで同じ件について書いて
いらしたので 嬉しくてつい書き足しました。 


↓ アンスコさんとベネディクトですね。 何故か皆で俯いて・・・




↓ 何度見てもジョンのスピーチを聞くたび涙のシーンです。







↓ 泣いていたのにあっさり顔を出されて・・・この後どうなるのかS3が待ちどうしかったですね。



↓ 最後に私の好きな画像。(結局又もや後姿!)




画像張まくりでしたが、一応Reichenbach Fallを終わります。




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サー・イアンのMr. Holmes"のfirst official trailerが発表されました。
益々期待が膨らみ、絶対観なければ! あー、それにしても早く原作読み終えなければ(汗)



↓ trailerはこちらから。
https://www.youtube.com/watch?v=PefdItDGJnI