The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『テンペスト教授の犯罪分析ノート』シーズン2初放送

2022-12-30 | 海外ドラマ
”Professor T” : S2

ITV 2022年9月初放送
6エピソード

楽しみに待っていました。
『テンペスト教授』のシーズン2がAXNミステリ-で初放送になります。

2月4日(土)4:00pm~

シーズン2のエピソードは、
E1 : ”Ring of Fire”
E2 : “The Mask Muders”
E3 : “The Family”
E4 : “DNA of A Murderer”
E5 : “The Trial”
E6 : “Swansong”

以上の6エピソード構成で、概要は、
≪神経質で偏屈な犯罪学者が犯罪に関する専門知識で元教え子の刑事と事件を解決していく。
ベルギーの人気シリーズを、舞台を英国ケンブリッジに置き換えリメイクされた作品。ドイ
ツ版、フランス版、チェコ版も誕生した世界中でドラマ化されている人気シリーズである。
今シーズンではテンペスト教授の幼少時代の秘密が明らかになる。 ≫
(AXN ミステリ―公式より)

S1でも気になっていた教授のトラウマの原因とも思える幼少時代の秘密なのですが、教授
と母親のアデレードがセラピストに助けを求め、その秘密を明かにするそうです。
又、これも気になっていたクリスティーナとの関係も動きがありそうですね。
楽しみです。







主な出演者はS1から引き続き、
ジャスパー・テンペスト教授: ベン・ミラー
DSリサ・ドンカーズ: エマ・ナオミ
アデレード・テンペスト:フランシス・デ・ラ・トゥール
DCIクリスティーナ・ブランド:ジュリエット・オ―ブリー

そして、新しく加わる
精神科医のヘレナ・ゴールドバーク:ジュリエット・スティーブンソン


そして、S2初放送を前に、S1の再放送もあります。
2023年1月28日(土) 24:10~ 


ベン・ミラーは随分前からのお気に入りですし、強烈なママ、そして他の出演者も芸達者が揃って
(個人的にはテンペスト教授の秘書のイングリッドが結構気に入っています)いる楽しみなドラマ
です。

※ シーズン1の感想は

『テンペスト教授の犯罪分析ノート』Review


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


今回が今年納め記事となりました。
相変わらずすっきりしない一年でしたが、何とか来年こそは!と祈るばかりです。
以前の様にマメに更新が出来ないのですが、ボケ防止の為出来ればもう少しボチボチでも続けて
行こうかと思っています。
皆様にはいつも暖かいリアクション、コメント頂き、又外部から大変多くのアクセス頂き 本当
に嬉しい事で励みになっております。

皆様にとっていい年になります様に、そしてこれからもお付き合い頂ければ幸甚です。
ご指導、ご指摘も頂ければ嬉しいと思いますので、何卒よろしくお願い致します。



これから読む予定のミステリ:その(10)

2022-12-26 | ブックレヴュー&情報
※ 『ロンドン・アイの謎』シヴォーン・ダウド著

東京創元社
2022年7月15日発売

【内容紹介】
≪12歳のテッドは、いとこのサリムの希望で、巨大な観覧車ロンドン・アイにのりにでかけた。テッド
と姉のカット、サリムの三人でチケット売り場の長い行列に並んでいたところ、見知らぬ男が話しかけ
てきて、自分のチケットを一枚ゆずってくれると言う。テッドとカットは下で待っていることにして、
サリムだけが、たくさんの乗客といっしょに大きな観覧車のカプセルに乗りこんでいった。だが、一周
しておりてきたカプセルに、サリムの姿はなかった。サリムは、閉ざされた場所からどうやって、なぜ
消えてしまったのか? 
人の気持ちを理解するのは苦手だが、事実や物事の仕組みについて考えるのは得意で、気象学の知識は
専門家並み。「ほかの人とはちがう」、優秀な頭脳を持つ少年テッドが謎に挑む。カーネギー賞受賞作
家の清々しい謎解き長編ミステリ!≫

ミステリランキングにも各種ランキングされているようですし、ユーモア、謎解きに溢れていると ミス
テリ作家さん達からも激賞されている作品です。

実は、この作品はもっと前に読む予定をしていたのですが、何故か紛れ込んでしまっていて遅れました。
と、そんなこんなでぼやぼやしていたせいで、いつの間にか続編が発売になりましたので、2作品共に
ご紹介しておきます。

※ 『グッゲンハイムの謎』シヴォーン・ダウド(原案)、ロビン・スティーブンス著

東京創元社
2022年12月12日発売

【内容紹介】
≪夏休みを迎えた12歳のテッドは、母と姉といっしょに、グロリアおばさんといとこのサリムが住む
ニューヨークを訪れた。おばさんはグッゲンハイム美術館の主任学芸員で、休館日に特別に入館させ
てくれた。ところが改装中の館内を見学していると、突然、何かのきついにおいと、白くて濃い煙が。
火事だ! テッドたちは、大急ぎで美術館の外に避難した。だが火事は見せかけで、館内の全員が外
に出た隙に、カンディンスキーの名画〈黒い正方形のなかに〉が盗まれていたのだ。しかも、おばさ
んが犯人だと疑われて逮捕されてしまう。なんとしても絵を取りもどして、おばさんの無実を証明し
なければ。「ほかの人とはちがう」不思議な頭脳を持つテッドは、絵の行方と真犯人を探すため謎解
きに挑む。『ロンドン・アイの謎』につづく爽快なミステリ長編!≫

上記2作品共に児童向けミステリ枠に入れられるようですが、実際はもう少し上の年齢層、そして大
人が十分楽しめるミステリの様です。

※ 『すべての罪は沼地に眠る』ステイシー・ウィリンガム著

ハヤカワ・ミステリ―文庫
2023年1月6日発売予定

【内容紹介】
≪20年前に湿地で起きた連続殺人の悪夢が再び――
過去と未来を行き来する本格サスペンス
クロエにとって夏の湿地は最高の遊び場だった。しかし、12歳の夏に一変する。
湿地で少女六人を殺したとして父が逮捕されたのだ。遺体は見つからなかったものの、父は有罪判
決を受けた。
それから二十年、連続殺人犯の娘として生きるクロエは様々な心の傷に苦しみながらも臨床心理士
として成功し、結婚を控えていた。
そんな折、またしても彼女の周りで少女を狙った連続殺人事件が起こる。
父と同じ手口を使った犯人の目的は? ≫

初読みの作家さんですが、今作が著者のデビュー作とのことです。
内容概略を読むと、何処かで読んだ内容に似ているかな?という気もしないではないのですが、チョット
気になるので兎に角読んでみようと思っています。

※ 『完璧な秘書はささやく』ルネ・ナイト著

創元推理文庫
2022年12月16日発売

【内容紹介】
≪人里はなれたところにある〈ザ・ローレルズ〉で、過去の新聞記事をスクラップしながら、わたし
は回想する――英国の大手スーパーマーケットの社長マイナ・アプルトンの秘書として活躍した日々を。
長くわたしは、完璧な忠誠心と職務遂行能力をもって、私生活を犠牲にしてまで彼女に仕えてきた。
マイナの父を会社から追い出したときも、名誉毀損で記者を訴えた裁判のときも。強い信頼で結ばれた
この関係は、ずっと続くと思っていた――オフィスに警察がやってくるまでは。予測不能の展開に、じわ
じわとにじみ出る怖さ。俊鋭が放つ、傑作サスペンス! ≫

この作品の著者も初読みです。
チョット怖そうでもありますが、何となく気になり読んでみたい作品です。


(source : ハヤカワ、東京創元社)



『ヴィエナ・ブラッド』シーズン3情報

2022-12-22 | 海外ドラマ
”Vienna Blood” : Season 3


以前何度か書いていましたが、『ヴィエナ・ブラッド』シーズン2を観られていないのに早くもシー
ズン3リリーズ情報が出ました。

2022年12月14日にBBC2 にて放送開始されたとの事。

そして、米PBS Masterpiece Prime Video Channel でも2023年1月8日から観られるようになるとの事。

本当に羨ましいです。
日本での放送は何時になるやら・・・・ですが、何とか一刻も早い放送をお待ちします。
というか、シーズン2もまだ観られていないので、こちらが先に・・・なのですが。
何れにしても、早くして頂きたいとジリジリしながら我慢です。

その間に、
ひつこいですが再度このドラマについて触れておきましょう。

このシリーズは、
S1: 3エピソード:2019年11月リリース(BBC)
S2: 3エピソード:2021年12月リリース(BBC)
そして最新S3も3エピソード構成

シリーズ全体の概略は、
1900年代のオーストリア・ウィーンを舞台に、鋭い観察力と深い知識を持つ研修医マックス・リー
バーマンが、警部オスカル・ラインハルトと難事件を解決するさまを描くクライムドラマです。







フランク・タリスのベストセラー原作に基ずくこのシリーズの脚本は『SHERLOCK』や『ドクター・
フー』を手掛けたスティーヴ・トンプソン。
監督はロバート・ドーンヘルムとウムト・ダーが担当しています。

主な出演者は、
マックス・リーバーマン:マシュー・ビアード
オスカー・ラインハルト:ユルゲン・マウラー
クララ(マックスの元婚約者):ルイーゼ・フォン・フィンク
レイチェル・リーバーマン(マックスの母):アメリア・プルモア
メンデル・リーバーマン(マックスの父):コンレス・ヒル


シーズン1の概略(コチラ)にも書きましたが、1900年代のウィーンの雰囲気を楽しめる上に、
当時の警察の捜査方法、フロイト、反ユダヤ主義など当時の社会問題なども織り込みながら
心理学の知識を応用しながら警察の捜査を助けるマックスとラインハルト警部の友情も織り込
みながら 色々楽しめるドラマで個人的にはかなり気に入っています。

割と地味な感じのドラマかも知れませんが、BBCドラマの最高傑作のひとつである事は間違い
ないと言われています。

シーズン3のTrailerは出ていない様なので、取りあえずシーズン2のTrailerをご紹介しておき
ましょう。
↓ コチラです
https://youtu.be/ZhlfKi6jIdc

日本での放送情報等出ましたら追記します。
取りあえずシーズン2を何とか早く!

それ迄は、これも何度もご紹介している『カササギ殺人事件』にもマシュー・ビアード君が
出演していますので、S2放送を待ちながら先ず雰囲気をたのしみましょう。


(source : BBC,BritishPeriodDrama.com & etc.)


日本版ではありませんがDVDはS1、S2出ています。
(S3も放送終了後割と早い時期に発売されると思います。






クリスマス・シーズンには又読みたくなる小説:その(2)

2022-12-18 | ブックレヴュー&情報
今回はクリスマスをテーマにした”ミステリ”作品です。

※ 『ポアロのクリスマス』アガサ・クリスティ著


1938年に発表されたポアロ物の作品で、クリスティの長編作品の中で唯一の”密室殺人”ものと
言われています。

ロンドン郊外のゴーストン館の当主である富豪のシメオン・リーはクリスマスに家族を招待する。
ところが、クリスマス・イヴにシメオンの部屋から悲鳴が上がり、老人が密室状態の中で刺殺され
ているのが発見された。
現地を訪れていたエルキュール・ポアロが捜査を開始します。

◎登場人物全員を疑ってしまう巧妙なストーリー
と評されています。

又、この作品は 前回書きましたチャールズ・ディケンズの「クリスマス・キャロル」を思い起こ
させたのですが、
霞流一氏も解説で、
本作はチャールズ・ディケンズの「クリスマス・キャロル」を二重写しにした作品で、殺された老
富豪は強欲で気難しい”スクルージ”、その富豪シメオンを訪れる3人の来訪者は”3人の幽霊”、舞台
となる館の名前が”ゴーストン”、大量の血の赤色と小道具の木釘の茶色がクリスマスカラ―である
事等を指摘しています。

※ 『クリスマス・プディングの冒険』アガサ・クリスティ著


1960年に刊行されたクリスティによる短編集です。
表題のクリスマス・プディングの冒険を含む5編がポアロ物、1篇がミス・マープル物となっています。

✩ クリスマス・プディングの冒険
✩ スペイン櫃の秘密
✩ 負け犬
✩ 二十四羽の黒つぐみ
✩ 夢
✩ グリーンショウ氏の阿房宮(ミス・マープル)

表題となっている『クリスマス・プディングの冒険』概要は、
英国の楽しい古風なクリスマス。そんな時でもポアロは推理にあけくれていた。外国の王子がある女
に由緒あるルビーを奪われたので、それを見つけてほしいというのだ。女が潜む屋敷へと赴いたポア
ロは探偵活動を開始する。表題作ほか短篇の名手クリスティーによる短篇のフルコースを召し上がれ。
(解説 川原泉)

英国の伝統的なクリスマスの雰囲気を楽しみながら、謎解きも楽しめるという一粒で二度美味しい作
品集です。

但し、この短編集の翻訳は6名の異なる翻訳者さんが手掛けていらっしゃるので、各エピソードのテイ
ストがそれぞれ微妙に違っている様に感じるのは私だけでしょうか・・・・。

『二十四羽の黒つぐみ』原作にはヘイスティングスが登場しないのですが、ドラマ版ではしっかりと
ヘイスティングスが出ていましたね。

又、『グリーンショウ氏の阿房宮』はミス・マープルものなのですが、生き生きとした如何にもマー
プルさんらしい作品です。 甥のレイモンド夫妻も登場していますね。
ジュリア・マッケンジー版でドラマ化されています(多分観ていませんが)

※ 『クリスマス・プレゼント』ジェフリー・ディーヴァー著


お馴染みジェフリー・ディーヴァ-による2003年初版の短編集です。 
かなり、かなり昔に読んだので 全くと言っていいほど覚えていませんでしたので、初読みのつもり
で読みました。

概略:
原題は「Twisted」。つまり、「ひねり」。その名のとおり12の短編、全てにどんでん返しが仕込ま
れている。スーパーモデルが選んだ究極のストーカー撃退法、オタク少年の逆襲譚、未亡人と詐欺
師の騙しあい、釣り好きのエリートの秘密の釣果、有閑マダム相手の精神分析医の野望など、ディー
ヴァー度が凝縮された一冊。あのリンカーン・ライムとアメリア・サックスが登場する「クリスマ
ス・プレゼント」は書き下ろし。「ジョナサンがいない」「ウィークエンダー」「サービス料とし
て」「ビューティフル」「身代わり」「見解」「三角関係」「この世はすべてひとつの舞台」「釣
り日和」「ノクターン」「被包含犯罪」「宛名のないカード」「クリスマスプレゼント」「超越し
た愛」「パインクリートの未亡人」「ひざまずく兵士」の全16篇。

何と言っても”ドンデン返しの帝王”(勝手に命名)ですから、どのエピソードもかなり構えて読み
ましたよ。 結構いい線を行った作品もある事はありましたが、う~~ん、そう来るか!とやっぱ
り又もや予想も出来なかったドンデン返し。 短編にも拘らずやはりヒネリの連続です。

因みに、表題はリンカーン・ライムシリーズ唯一の短編です。

(source : ハヤカワ、文春文庫)


今回2回に分けて書きました5作品以外にも、クリスマスに因んだミステリ作品は多いと思います。
読書をしながら静かに過ごすクリスマスも良いですね。



クリスマス・シーズンには又読みたくなる小説:その(1)

2022-12-15 | ブックレヴュー&情報
クリスマスを題材に使った小説、ミステリは色々あります。
この時期になると色々と思い出しますね。

※ 『クリスマス・キャロル』チャールズ・ディケンズ著


今更言わずもがなの”お約束”、”定番”、ベタなご紹介ですが、文豪チャールズ・ディケンズが
1843年発売直後わずか一週間で6000部売り上げたという大ベストセラー、不朽の名作です。

クリスマスの前夜 守銭奴で周囲から嫌われていたスクルージの元に昔の相棒マーレイの亡霊と共
に、「過去」、「現在」、「未来」の3人の幽霊が現れ、スクルージが過去に行って来た冷血非道
な行いの数々を見せつける。
そして自分の人生の虚しさに気付き、改心真人間に生まれ変わろうとするスクルージ。
現在も世界中で愛される心に染みる作品です。

関連作品も多く、映画、ドラマ等も多く製作されていますが、個人的に気に入り過去に拙記事にも
書きました作品をご紹介しておきます。

✩ 『ドクター・フー:クリスマス・キャロル』
マット・スミスの11代目ドクター・フーのクリスマス・スペシャル
タイトルもそのまま原作のオマージュですが、大好きなエピソードの1つです。(何度もひつこくご
紹介してスミマセン)

✩『Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男』
”The Man Who Invented Christmas”
2017年初公開作品です。
タイトルからも分る様に、チャールズ・ディケンズが『クリスマス・キャロル』を書くきっかけ、経緯
を描いた作品で、ダン・スティーブンス、クリストファー・プラマー等素敵な出演者で製作された作品です。

※ 『クリスマスのフロスト』R.D.ウィングフィールド著


日本でも愛されている”フロスト警部”シリーズの一作目

ロンドンから70マイル、ここ田舎町のデントンでは、もうクリスマスだというのに大小さまざまな難
問が持ちあがる。日曜学校からの帰途、突然姿を消した少女、銀行の玄関を深夜金梃でこじ開けよう
とする謎の人物。続発する難事件を前に、不屈の仕事中毒にして下品きわまる名物警部のフロストが
一大奮闘を繰り広げる。構成抜群、不敵な笑い横溢するシリーズ第1弾!

傍若無人、だらしなく下品な発言。がさつで不作法、失言だらけでやる気があるのか無いのか。
だけど、何か憎めないフロスト警部。 コミカルでありながらそこ儚い哀愁も漂い、又ミステリとして
の構成力にも魅力あふれるシリーズ注目の一作目です。

先日随分久し振りに再読しました。
こんな事もあったんだ~、と何時ものフレーズですが 色々懐かしく思い出しながら読みました。

ドラマ化もされ、長年人気を保ったシリーズです。
拙記事はに。
✩ ドラマ化された英国ミステリ小説 : その(2)




・・・・・・その(2)にto be continued です



『シェトランド』S7 & S8に関する情報

2022-12-11 | 海外ドラマ
”Shetland”

ITV/BBC One

現在AXNミステリではS1から再放送中の『シェトランド』ですが、本後英国ではS7迄放送済で、
S8に関する色々な噂、情報が入り乱れていました。
取りあえずシリーズは継続して、シーズン8製作は決定しています。

先ずこのドラマに関について少しだけ纏めておきます。
拙ブログで最初に取り上げたのは、原作に関連して
コチラでご紹介しました。

ドラマ化された英国ミステリ小説 : その(6)

色々な意味で節目となりそうなので、再度ここで振り返ってみましょう。
以前も書きました様に、このドラマの原作はアン・クリーヴスのシェトランドシリーズでした。



ドラマは、2013年にスタートして大変な視聴率を獲得し、その後回を重ねています。
2013年 S1 2エピソード
2014年 S2 6エピソード
2016年 S3 6エピソード
2018年 S4 6エピソード
2019年 S5 6エピソード
2021年 S6 6エピソード
2022年 S7 6エピソード (2022年9月英国初放送済)

シーズン8の製作も決定され、2023年春には撮影開始と言われています。
が、
皆様ご存知のの様に、シーズン7でジミー・ペレスが退場となってしまいました。
そして、ぺレス警部の後釜が誰になるのかで色々な憶測、妄想が飛び交っていたのですが、
その後ようやく後任のキャラクターが発表されました。

アシュリー・ジェンセン扮するルース・カンダー(DI)


カンダーはロンドン警視庁で20年間勤務した後、シェトランド諸島に戻って来た元々のシェトラン
ド人の警察官という役柄になっているようです。(未だ一部情報しかわかっていませんので、後日
詳細出次第追記するつもりですが・・・・)。

兎に角、今回の新キャラクターが発表されると大変な騒ぎが起こった様で、ネット上は殆んどネガ
ティブな反応だった様です。

個人的には、原作を読んだ時点から『シェトランド』=ジミー・ペレスという感覚で居りましたし、
ぺレスのいないシェトランドはピント来ないというのが現時点での感覚です。

”トッシュ”やサンディーなどは続投との事です。
ぺレスに替わるメインにトッシュを!という声も多かったとか。





ジミー・ぺレスを演じたダグラス・ヘンシェオールは数年前からぺレス役を降板する事を考えてい
たとの事で、ぺレスとしてのキャラクターのストーリーラインが自然な形で完結し、役柄を終了す
る時期が来たのだと感じていたとの事。  
又以前ご紹介した、このドラマの原作であるアン・クリーヴスの”ジミー・ペレス警部シリーズ”も
『炎の爪痕』”Wild Fire”で完結と言われています。

↓ コチラに書きました。
これから読む予定のミステリ:その(8)

ジミー・ペレス最後の出演 シーズン7の日本放送はこれからになると思います。
情報出次第ご紹介するつもりですが。

↓ S7のTrailerをご案内しておきます。
https://youtu.be/WQILISHxu0E



(source : BBC News, Radio Times & etc.)


所で、今更なのですが、
Douglas Henshallさんの日本語表記について ずっと迷っていたのですが・・・、
スコットランドの俳優さんなのですが、カタカナ表記では ”ヘンシェオール”、 ”ヘンシュオール”
等書かれている事が多い様で、これ迄もそれに合わせていたのですが
色々聞き比べてみると、”ヘンシャル”、又は”ヘンシェル”が近い様ですね。 とは言え、現時点では
取りあえず一応他の表記に併せてあります。念のため。



これから読む予定のミステリ:その(9)

2022-12-07 | ブックレヴュー&情報
いよいよ今年も残り少なくなりましたが、気忙しい中も読書は外す訳には参りません。
引き続き読みたい本は続きます。

※ 『靴に棲む老婆』(新訳版) エラリー・クイーン著

ハヤカワ・ミステリ文庫
2022年12月21日発売予定

内容概略
≪製靴業で成功したポッツ家の当主コーネリアには子供が6人いる。先夫の子3人は変人ぞろい。
現夫の子3人はまともだがコーネリアによって虐げられていた。ある日、名誉棄損されたと長男が
異母弟に決闘を申し込んだ。介添人を頼まれたエラリイは悲劇を回避するため一計を案じる。
だがそれは、狂気と正気が交錯する恐るべき連続童謡殺人の端緒に過ぎなかった。本格ミステリの
巨匠、中期の代表作が新訳で登場。解説/飯城勇三

名探偵エラリイが奇妙な童謡殺人に挑む。≫

エラリー・クイーン作品は、大昔読み始め 全部ではないかもだけど殆んどの作品は読んだ筈な
のですが、何分霧の彼方の大昔の事。 その後時々気が向くとボツボツと読みなおしてはいたの
ですが、最近新訳版が出始めているのを知り、本当に久々に手に取る機会が出来ました。
今のところ何作か再読しましたが、今回の『靴に住む老婆』はまるっきり全然(ひつこい)記憶
に無い作品です(多分読んでいないと)

☆クイーン前・後期の長所を備えた傑作・・・とあります。

楽しみです。

※ 『疑惑の入会者:ロンドン謎解き結婚相談所』アリソン・モントクレア著

創元推理文庫
2022年11月30日発売

元情報部員でスパイ活動のスキルを持アイリスと、人間の内面を見抜く優れた目と貴族社会での人
脈を持つグウェン。 対照的な女性コンビの活躍を描く、
『ロンドン謎解き結婚相談所』、『ロンドン謎解き結婚相談所:王女に捧ぐ身辺調査』に続く3弾目。

内容概略
≪戦後ロンドンで結婚相談所を営むアイリスとグウェン。ある日、アフリカ出身の入会希望者が現
れる。流暢な英語を話す好青年だったが、一方で、グウェンの直感は彼の言葉が嘘だらけだと告げ
ていた。さらにグウェンは自宅付近で彼に出くわし、つけられていると感じた。彼には結婚相手を
さがす以外の目的があるのでは?≫

元スパイと上流階級出身という対照的な女性コンビに危機が迫る!
って事。 軽く読める結構気に入っているシリーズです。

※ 『だからダスティンは死んだ』 ピーター・スワンソン著
★ カバーは未発表です
創元推理文庫
2023年1月27日発売予定

内容概要
≪ボストン郊外に越してきた版画家のヘンと夫のロイドは、隣の夫婦マシューとマイラの家に招
待された。食事後にマシューの書斎に入ったとき、ヘンは2年半前に起きたダスティン・ミラー
殺人事件で、犯人が被害者宅から持ち去ったとされる置き物を目にする。マシューは殺人犯だと
確信したヘンは、彼について調べ、跡をつけはじめるが……。数人の視点で語られる物語は読者
を鮮やかに幻惑し、衝撃のラストへとなだれ込む。息もつかせぬ超絶サスペンス!

”あの” 『そしてミランダを殺す』の作者ピーター・スワンソンの作品です。
期待出来そうですね。

※ 『謎解きはビリヤニとともに』アジェイ・チョウドゥリー著
★ カバーは未発表です
ハヤカワ・ミステリ文庫
2022年12月21日発売予定

内容概略
≪インド料理店のウェイター探偵が難事件に挑む!
ボリウッド・スター殺しの捜査の結果として、刑事の職を追われることになったカミル・ラーマン。
彼は、コルカタからロンドンへと移住し、インド料理店のウェイターをしていた。ある日、カミル
が給仕を行うパーティー会場で大富豪の男が殺されてしまう。現場を見た彼の脳裏にかつての事件
の記憶がよみがえり……≫

初めての作家さんです。
最近何となくインド関係のミステリが多い様に感じていたのですが、この作品も元刑事のインド料
理店のウェイター探偵という事で、マッタリ系なのかシリアス系なのか良く分かりませんが、まぁ
兎に角トライしてみたい作品です。


(source : ハヤカワ、創元社)




『刑事モース~オックスフォード事件簿』シーズン7 字幕版初放送

2022-12-03 |  ∟新米刑事モース/主任警部モース
”ENDEAVOUR”


久し振りにモースの話題です。

そろそろかな~・・・・と思っていたのですが、予想通り(勝手な)に放送告知が出ましたね。

WOWOWプラスにて、
シーズン7の3エピソードの放送日が決まった様です。

1月27日(金)14:40~ : E1 Case28 『愛の序曲』 ”Oracle” 
1月30日(月)13:00~ : E2 Case29 『望郷の調べ』 ”Raga”
          14:45~ : E3 Case30 『永遠のアリア』 ”Zenana”


因みに、E1 ”Oracle” 『愛の序曲』はショーン君自身が監督も兼ねているエピソードです。

大分遅れを取ってはいますが、何と言っても字幕版(初放送)です。
ジッと我慢で待っておりましたから・・・。  









英国初放送時から何度も色々と書いていたので今回は余りひつこく書かないで置きますが、当時
トリハダもん(私だけ?)だったフレーズがありましたわね。
↓ コレです
『ENDEAVOUR BECOMING “MORSE”』
 

↓ Trailerももう一度
https://youtu.be/ASZAp6QoJ_I

そして、シーズン7初放送の前にシーズン1から恒例の再放送もある様です。
シーズン1(Case 1)
1月10日(火)13:00~


ついでに、
いよいよフィナーレとなるシーズン9の英国初放送に関してなのですが、
一時は今年の年末頃の初放送となるのでは?と言われていたのですが 現時点では何も発表に
なっていません。
となると、クリスマス頃の発表で来年2023年春頃の初放送となるのではなかろうか(と全く
個人的な予想ではありますが)。
もしかして、突如年末に放送開始になったりして・・・・(妄想)

何れにしても、もう間もなくでしょうね。
(日本放送は何時になるやら・・・・ですが)

追加情報出次第再び。




(source : ITV, WOWOWプラス、& etc.)