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The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『レッド・アイ/陰謀のフライト』CS初放送情報

2025-03-29 | 海外ドラマ
”Red Eye”

ITV 2024年:6 エピソード

一年ほど前になりますでしょうか 新ドラマ ”Red Eye”の情報を書いたのですが、その時点では
勿論日本での放送があるかどうか・・・は全く未定でした。

その後、あまり期待もできずに月日が流れたのですが 日本でも某媒体で配信になることを知り
ました。 でも、やはり観られない・・・(泣)とすっかり諦め状態でいたところ 何と!CS初
放送との事で5月にアクションチャンネルでの放送があることが分かりました。

もう大感激!! 何てったってアーミティジさんですよ! ドラマでお目にかかるのは本当に久
しぶりです。

何はともあれ放送スケジュールを

アクションチャンネルにて
2025年5月24日(土)18:00~ 一挙放送

キャスト:
企画・脚本・製作総指揮:ピーター・A・ダウリング
監督:キーロン・フォークス

出演:
マシュー・ノーラン(医師):リチャード・アーミティッジ
ハナ・リー(刑事):ジン・ルージ
マデリン・ディレイニー(MI-5長官):レスリー・シャープ
ジェス・リー(ジャーナリスト):ジェマ・ムーア


前回一応書きましたが、ドラマ概要は、
≪ 中国・北京で行われた医学会に出席し、ロンドンに帰ってきた医師ノーランは、北京で女性を
殺した容疑により中国に送り返されることに。輸送中の機内で離陸直後から次々と乗客が不可解
な死を遂げ、ノーランの護送を担当する刑事ハナはその真相を突き止めようと密室殺人の謎に挑む。
ノーランの中国への引き渡しを指揮するMI5長官ディレイニー、独自に事件を追うハナの妹で記
者志望のジェス、そして閉ざされた空間で見えない敵と対峙する刑事ハナ、この3人を中心とした
ストーリーが同時進行で描かれ、先の読めないスリリングな展開が楽しめるイッキ見必至のノン
ストップ・スカイサスペンス!≫
(アクションチャンネルより)











6エピソード:
E1:北京行き357便
E2:死の連鎖
E3:死の贈り物
E4:協力者
E5:見えない黒幕
E6:正義の行方

又、アクションチャンネルの案内によれば、
≪ 「ドクター・フー」の制作プロダクションによって制作された本作は、2024年4月に英ITVと
ITVXで放送・配信がスタート。第1話は放送・配信あわせて830万人以上が視聴する大ヒットと
なり、2024年のイギリスの新作ドラマ視聴者数TOP10にランクインした他、ITVXでの2024年の
再生数TOP5にランクインした。また、本作は世界120以上の地域に販売され、英国テレビ業界
の功績を称えるブロードキャスト・アワードでは、インターナショナル・プログラム・セールス
部門賞を獲得した。リミテッド・シリーズとして制作されたにも関わらず、シーズン2の制作も
決定した。≫

という事で、
既にS2の製作も決定した。
との事なのですが、S2にはアーミティッジさん出演しないそうで・・・何てこった・・・ですねぇ。

前回も載せましたが、再度Official trailer を

https://youtu.be/-ubEXkqQLm8

そんなアーミティッジさんに嵌り込んだのが ”MI-5:Spooks:英国機密情報部”(これまで何度
もひつこく書いてスミマセン)
ホントに好きなドラマでした。 

兎に角出演者が素晴らしくて・・・。同じくルパート・ペンリー=ジョーンズも出演していまし
たし。
かなり古い作品(2002年~2011年)ですが、又どこかで観られないかしら??と・・・。

★ 第一回情報は

※ “Red Eye” (原題)リチャード・アーミティッジ出演;初情報


(source : ITV, WhatToWatch, アクションチャンネル & etc.)



『刑事ダルグリシュ』 S3:日本初放送

2025-03-26 | 海外ドラマ
“DALGLIESH”

Acorn : 6 episodes

以前ご紹介しましたが、『刑事ダルグリッシュ』”Dalgliesh”のシーズン3は2024年12月リリースさ
れtrailer等の情報はご紹介してありましたが、予想していたより早い日本初放送になるそうです。

過去何度も書きました様に、この作品の原作はP.D.ジェイムズによる”ダルグリッシュ”シリーズ
で、原作作品に関しては過去に書きましたのでご参照ください。

この度のミステリーチャンネルにての日本初放送スケジュールは、

2025年4月26日(土)16:00~ 一挙放送との事。

E1:”Death in Holy Orders” 『神学校の死』 : Part 1
E2:”Death in Holy Orders” 『神学校の死』 : Part 2
E3:”Cover Her Face” 『女の顔を覆え』 : Part 1
E4:”Cover Her Face” 『女の顔を覆え』 : Part 2
E5:”Devices and Desires”『陰謀と欲望』 : Part 1
E6:”Devices and Desires”『陰謀と欲望』 : Part 2
これまでのシーズン同様1話を2エピソード構成になっています。

 尚、前回も触れました様に、E3&E4の『女の顔を覆え』は1962年刊行の記念すべき原作シ
リーズ第一作ですし、今回バーティ・カーヴェル自身が監督も務めているエピソードです。 
 

そして、本放送を前に過去シーズン1とシーズン2の再放送も予定されているようです。

2025年4月20日(日)~4月22日(火) 毎日午前11:00~







S3のキャストは、
原作:P.D.ジェイムズ
監督:ジェフリー・サックス 他
脚本:ヘレン・エドマンソン 他
出演:
アダム・ダルグリッシュ:バーティ・カーヴェル
ケイト・ミスキン:カーリス・ピア
ダニエル・タラント:アリスター・ブラマー
エマ・ラヴェンハム:クレア・グース
マイルズ・カイナストン:デイヴィッド・ピアース

ゲストは、
アントン・レッサー、リチャード・リンターン、フィービー・ニコルズ、ロイド・オーウェン  等





原作は日本でも翻訳出版されていることは以前何度も書いてきましたが、今回シーズン3の原作
三作品も勿論翻訳されています。
ただし、かなり昔の発売が多いので大分古い感じを受けます(殆どがハヤカワ ポケミスだった
のですが)。 一部は文庫版で再販されている作品もあります。

個人的には大好きなシリーズだったので、原作は全部読んだのですが 何しろ大昔の事。
順次再読しているのですが、出来れば順次新版で発売されると良いのですが(個人的希望)。

念のため再度official trailer を

https://youtu.be/NqYv5W1d_uY


★ S3リリース情報は下記に

※ 『刑事ダルグリッシュ』シーズン3:リリース & trailer

★ 原作に関しては:

※ ドラマ化された英国ミステリ小説 : その(8)

何だか正統派英国ミステリの放送は随分久しぶりの様な気がします。
ようやくじっくり楽しめる作品が観られる・・・・嬉しいですね。



(source : Acorn, ミステリーチャンネル & etc.)


これから読む予定のミステリ:Mar./04(2025)

2025-03-24 | ブックレヴュー&情報
※ 『銃を持つ花嫁』 フィリップ・マーゴリン

新潮文庫 2025年3月28日発売予定

【内容概略】
≪人気写真家キャシー・モランの回顧展で、小説家志望のステイシーは展覧会の目玉であるモラ
ンの代表作に魅了される。この謎めいたモノクロ写真は、ウェディングドレス姿の女性が海に向
かって立つさまを後ろから撮影したもの。だがこれは、静謐でロマンチックな肖像などではない。
女性の背中には六連発銃を握った手が回されていた。題して「銃を持つ花嫁」。写真に魅せられた
ステイシーは、撮影当時に起きた出来事を明らかにして小説にしようと考える。やがて被写体の
女性メーガンに夫殺しの疑いがかけられた十年前の殺人事件のことを知り、真相をいっさい口に
せず隠遁してきたメーガンに接触しようとするが……。≫

多分初めての作家さん作品だと思うのですが(曖昧)・・・

リーガル・スリラーの巨匠が一枚の写真に秘められた人間ドラマを克明に追い、スリリングかつ
重層的に描きあげたベストセラー・サスペンス。

とのこと。
惹きつけられました。

※ 『鎖された声』 エミコ・ジーン

ハヤカワ・ミステリ(新書) 2025年4月9日発売予定

【内容概略】
≪20年前、妹が誘拐されて以来、刑事チェルシーは誘拐事件を憎んでいた。ある日、2年前に誘拐
された少女エリーが帰ってくる。さらに一緒にさらわれた少女の死体が発見された。だが、エリー
は事件について何も語らない。彼女はただの被害者なのか、それとも? ≫

日本人作家さんとの事ですが、この方の作品も初読みです。
”鎖された” は ”とざされた”と読むのだそうですが、最初は何と読むのかな?という・・・・(恥)。

エミコ・ジーンさんご自身の事も初めてなのですが、経歴を拝見すると、
”Emiko Jean is a New York Times best-selling author of adult and young adult fiction. ”
とあります。

他にも既に何作か上梓なさっているようですね。

※ 『ボニーとクライドにはなれないけれど 』 アート・テイラー

創元推理文庫 2025年3月19日発売

【内容概略】
≪コンビニ店員のルイーズは、学費のために店に強盗に入った青年デルと恋に落ちた。ふたりは
デルの学位取得をきっかけに、犯罪とは無縁の人生を始めることにする。デルの姉の仕事を手伝
うために車で旅に出たが、なぜか次々と事件に巻きこまれる羽目に。窃盗を疑われ、ワイン泥棒
に加担し、教会では強盗の人質にされて……。≫

この作品も初読みの作家さん作品です。

2015年発表の今作は2016年のアガサ賞新人賞の受賞作となったとの事。
他にも幾つかの賞を受賞なさっている様です。

”連作ミステリ短編集”とありますので、何時も読んでいる作品とは少し傾向が違うのかもしれま
せんが、たまにはこんなタッチの作品も読んでみようかと。

”ボニーとクライド” で久しぶりに思い出したので、


こちらがボニーとクライド本人画像


こちらは映画化作品『俺たちに明日はない』”ボニー&クライド”の ウォーレン・ベイティとフェイ・
ダナウェイ← 懐かしいですねぇ(歳ばれる)




(source : 新潮社、ハヤカワ、創元社 & etc.)


これから読む予定のミステリ:Mar./03(2025)

2025-03-21 | ブックレヴュー&情報
特に意図した訳ではないのですが、このところ日本のミステリ作品が続きます。

※ 『パラレル・フィクショナル 予知夢の殺人』 西澤保彦

祥伝社文庫 2025年3月12日発売

【内容概略】
≪刻子と甥の素央は、惨劇の夢を見る。親族八人が集った別荘で、刻子以外の全員が命を落とす
のだ。二人には「確定している未来を事前に夢に見る」という予知能力がある。殺されるはずの
素央は別荘に行かず、すべての惨劇は回避された――と安堵したが……。凶悪な殺意を持つ者は
確実に存在する。起きるはずだった事件と犯人の正体とは? 特殊設定ミステリの先駆者、見参! ≫

〈特殊設定ミステリ〉の第一人者が放つ一撃! 
予知夢を見るふたり。
惨劇は回避できるのか?

西澤作品も結構多く読ませて頂いています。
デビュー30周年とか・・・・。
今回も楽しみな作品ですね。

※ 『鏡の国』 岡崎琢磨

PHP研究 2023年9月13日発売

【内容概略】
≪大御所ミステリー作家・室見響子の遺稿が見つかった。
それは彼女が小説家になる前に書いた『鏡の国』という私小説を、死の直前に手直ししたもの
だった。
「室見響子、最後の本」として出版の準備が進んでいたところ、担当編集者が著作権継承者であ
る響子の姪に、突然こう告げる。
「『鏡の国』には、削除されたエピソードがあると思います」――。

削除されたパートは実在するのか、だとしたらなぜ響子はそのシーンを「削除」したのか、そも
そも彼女は何のためにこの原稿を書いたのか……その答えが明かされた時、驚愕の真実が浮かび
上がる。 ≫

少し前の作品です。
発売直後大反響で随分多くの媒体で紹介されていたとか・・・何故知らなかったんだろう???
と首を捻りながらなのですが。

丁度読み始めたところですが、興味深い展開になってきました・・・・。
なかなか好みの作品の香りを感じます。
出来れば読後感想を、と思ってはいますが(と、いつものフレーズで)

※ 『金環日食』 阿部暁子

東京創元社 2022年10月31日発売

【内容概略】
≪知人の老女がひったくりに遭う瞬間を目にした大学生の春風は、その場に居合わせた高校生の
錬とともに咄嗟に犯人を追ったが、間一髪で取り逃がす。犯人の落とし物に心当たりがあった春
風は、ひとりで犯人捜しをしようとするが、錬に押し切られて二日間だけの探偵コンビを組むこ
とに。かくして大学で犯人の正体を突き止め、ここですべては終わるはずだったが――。《本の
雑誌》が選ぶ2020年度文庫ベスト10第1位『パラ・スター』の著者が贈る、〈犯罪と私たち〉を
描いた壮大なミステリ。 ≫

初めての作家作品です。
大変評判になった作品との事ですが、何故かリストから漏れていました。
興味深い内容を拝見し、遅ればせながら読ませて頂きたいと思います。






(source : 祥伝社、PHP研究、東京創元社 & etc.)







『警部補グッドマンの事件簿』S3:リリース情報 & trailer等

2025-03-17 | 海外ドラマ
”BEYOND PARADISE”: S3

BBC : 6 episodes

新シーズンに更新されることは分かっていたのですが、何となくしばらくご無沙汰して 新情報を
チェックするのが遅れていました。
いきなりですが、シーズン3のリリース日が発表されました。

“Death in Paradise”(『ミステリーinパラダイス』)のスピンオフとして製作されたこのドラマも 2023
年に英国で最も視聴された新ドラマとなり、最新シリーズは平均で約700万人の視聴者を集め、BBCの
2024年のトップドラマの1つとしての地位を固めたとの事。
以前も書きました様に、個人的にもご本家よりこのスピンオフの方が気に入っております。

そして新シーズンとなる”シーズン3”は、

2025年3月28日(金) BBC One で放送開始とのこと

昨年12月に”クリスマス・エピソード”が放送されて(日本では未放送)、その回をシーズン3のエピ
ソード1と解釈している様ですので、シーズン3を ”全7エピソード” としている場合もある様です。



BBCによるシーズン3の概要は、
「チームは、郡境の川で発見された遺体、不可解なチョコレート ボックス中毒、長年の農場での確執、
海での薬物密輸事件など、次期シリーズで数々の不可解な事件に直面する。警察署を離れたマーサとハ
ンフリーは里親として予期せぬ困難を乗り越えなければならない。一方、マーサの昔の恋人アーチーの
再登場は予期せぬ課題をもたらす。一方、エスターは私生活で意外な展開を経験し、アンは健康不安の
後につらい記憶と対峙し、ケルビーは自己発見の旅に乗り出す。」
と発表しています。

S3のキャストは、
クリス・マーシャル:DIハンフリー・グッドマン
サリー・ブレットン:マーサ・ロイド
ザーラ・アフマディ:DSエステル・ウィリアムズ
ディラン・ルウェリン:PCケルビー・ハートフォード
ハーバラ・フリン:アン・ロイド
フェリシティ・モンタギュー:マーゴ・マースティン

そして、ジェイミー・バンバーがマーサの元恋人アーチ―・ヒューズ役で再登場
ゲストは、
ヒュー・デニス、スティーブ・オラム、ギャビー・ベスト 他









美しい海辺の町シップトン・アボットの景観が楽しめ、そしてハンフリーさんをはじめとする警察の仲
間も嫌味がなく良い味を出しる面白いキャラクターだし、なかなか楽しみなドラマなのです。

が、唯一ハンフリーさんとマーサの結婚問題、そして何より子供(里親? 養子?)の問題があまり大き
な比率を占めなければ良いな・・・(個人の感想)と感じています。

又、S3ではマーサの元恋人が再び登場する様ですので、何やら騒動が起きなければ良いが・・・。

S3のofficial trailerは

https://youtu.be/SA4jzMN9gyg

日本での放送は未定。
発表され次第追記します。



(source : BBC, WhatToWatch、Wales Online & etc.)






これから読む予定のミステリ:Mar./02(2025)

2025-03-15 | ブックレヴュー&情報
※ 『まぐさ桶の犬』 若竹七海

文春文庫 2025年3月5日発売

【内容概略】
≪「鼻からポタポタと血を垂らしながら考えた。いったいどこのどいつだ、わたしを殺そうとしてい
るのは……。
心当たりは、ありすぎるほどあった」(本文より)

葉村晶も五十代に突入し、老眼に悩まされるお年頃。
魁皇学園の元理事長でミステリのエッセイストとしても名を馳せた乾巌、通称カンゲン先生に、<秘密
厳守>で「稲本和子」という女性の行方を捜してほしいと頼まれた晶。
彼女の一人娘は学園の理事だったが、本屋で万引きしたとして留置中に急死していた……。
高級別荘地の<介護と学園地区構想>など、さまざまな思惑が絡み合い、
やがて誰もが予想のしない結末へ! ≫

タフで不運すぎる女探偵・葉村晶。
吉祥寺のミステリ専門書店〈MURDER BEAR BOOKSHOP〉でアルバイトとして働きながら、〈白熊探偵
社〉のただ一人の調査員として働いている。

大好きな葉村晶シリーズ、5年ぶりの書きおろし長編の文庫化です。

等身大で年齢を重ねてきた晶さん、アチコチ身体の不具合も感じながら相変わらずタフで頑張っている
んですね。パワーを貰えます。

個人的にはもう一つの注目点が、”MURDER BEAR BOOKSHOP” と晶さんの事務所があるのが 馴染みの
”吉祥寺” である事。
アチコチ場所の名前やお店の名前がが出るたびに、此処はあそこだ! ここは此処かな?今度行ってみよ
う・・とか思い浮かべながら読む楽しみもあります。

それと、富山店長によるミステリに関する蘊蓄が半端なく凄い!(大変参考になり、勉強にもなります)

※ 『リストランテ・ヴァンピーリ』 二礼樹

新潮社 2025年3月19日発売

【内容概略】
≪おれは吸血鬼に会ったんだぜ、本当さ。
食材として冷凍されていた男が生き返り、おれは咬まれ、殺されかけたわけだけど、冷静に考えるに最初か
ら仕組まれていたんだ――。銀翼戦争後の北の街を、解体師のオズヴァルドと美少年ルカ、白髪の殺し屋エ
ヴェリスたちが駆ける!≫

珍しくヴァンパイア物です、結構好みです。
勿論初読みの作家作品ですが、新潮ミステリー大賞受賞作だそうです。

”驚異の筆力と世界観で、選考会をぶっちぎりで勝ち上がった圧倒的ヴァンパイアミステリー!”
とあり、選考作家先生方絶賛のお言葉が出ていますので、否が応にも期待が膨らみますね。

※ 『砂男』 有栖川有栖

文春文庫 2025年1月4日発売

【内容概略】
≪都市伝説“砂男”を調べていた学者が刺殺された。
死体にはなぜか砂が撒かれていて……。
奇怪な殺人事件に火村とアリスが挑む表題作など、
これまで雑誌掲載のみとなっていた
幻の〈火村シリーズ〉2作をはじめ、
〈江神シリーズ〉やノンシリーズの
貴重な作品6編が一冊に ! ≫

すべて単行本未収録。
”火村英生の幻の事件”、そして江上二郎シリーズからの作品
江神二郎と火村英生が一冊で競演する、
贅沢なミステリ作品集。

だそうです。
久しぶりの有栖川作品。 楽しみです。




(source : 文春文庫、新潮社 & etc.)





『SOKO:リンツ特別捜査班』日本初放送

2025-03-12 | 海外ドラマ
”SOKO : Linz”

2022年:13エピソード

このドラマの事は初めて知りました。
ドイツとオーストリアが舞台の大人気長寿クライムドラマだそうで、オーストリア、ドイツ、チェコの
国境三角地帯を舞台に リンツ特別捜査班の活躍を描くクライムドラマとの事。

”SOKO”とは、Sonderkommission(特別捜査班)の略語で “ゾーコ” と読むそうです。

ドイツの公共放送局ZDFとオーストリアの公共放送局ORFで長年愛されている大人気クライムドラマシリーズ。
2020年まで42年間も続いたミュンヘンが舞台のオリジナル版が1978年に始まると、ライプツィヒ、ケルン、
ウィーン、ポツダムなど、ドイツとオーストリアの様々な都市を舞台にしたスピンオフが続々と制作され、現
在までに放送されたスピンオフは10作品を超える。本作は2022年に制作された最も新しいシリーズで、オー
ストリアのリンツ編。

との事。

色々な国を舞台にしたスピンオフとは言え、30年以上続いているシリーズだそうで、それだけでも内容、人
気のほどが伺えます。

今回日本初放送は、
アクションチャンネルにて

2025年4月5日(土) pm5:00 スタート 2週連続一挙放送
(4月5日:7話連続、 4月12日:6話連続)


今回日本初放送予定の ”リンツ編” は、
≪ベテランで生真面目なヨハンナと、思慮深いベンのコンビによる聞き込み捜査を中心に、上司のネーレ、
警察医のリッチー、アシスタントのアレックスなど、様々な才能が集結した5人のチームで、難事件を解
決していく。≫
と言った感じの内容らしいです。
(アクションチャンネル)











キャストは(あまりお馴染みではないのですが)

ヨハンナ・”ジョー”・ハイジンガー:カタリーナ・ジュテンベルガー
ベン・ハルバーグ:ダニエル・ガウロフスキー
ネレ・オルデンド:アンナ・ハウスバーグ


これまでもヨーロッパの国境を境にした国が協力して行う捜査を扱ったドラマは『ザ・チーム』、や『ク
ロッシング・ライン』など幾つかあったと記憶していますが、どの作品も面白かったですね。

国境線をまたぐ犯罪は 島国日本では予想もできない内容の事件が起こっています。
そんな犯罪を扱うドラマは興味深い内容が色々あると思います。

今回のドラマもそんな意味で興味ありで、どんな風になっているのか楽しみな作品の一つです。

今回初放送となる ”SOKO:リンツ” も既にシーズン3迄製作されている様です。

S1E1のtrailer(短いし、ドイツ語ですけど・・・)

https://youtu.be/KdB9dUGj6VM





(source : アクションチャンネル、ZDF, IMDb & etc.)






「The Au Pair」(原題)リリースその他追加情報

2025-03-09 | 海外ドラマ
”The Au Pair”(原題)

チャンネル5 :4 エピソード

昨年第一報としてご紹介したこのドラマですが、その後全く情報が出ないまま どうなったんだろ
うと時々気になっていました。

先日ようやくファーストルック、リリース日等が発表されました。



前回書きました様に、何といってもこのドラマのキモは(個人的に?)出演者でして、
ポアロでお馴染みのデヴィッド・スーシェ、『ヴェラ』を降板したエイデンことケニー・ドウティー
が出演しているという事。
(『ビヨンド・パラダイス』のサリー・ブレトンも出演していますけど・・・)

”Au Pair” (オーペア、オペア)とは何かと言うのは前回書きましたので、省略します。

キャストは(繰り返しになりますが)
ゾーイ・ダルトン:サリー・ブレトン
ジョージ(ゾーイの父):デヴィッド・スーシェ
クリス・ダルトン(ゾーイの夫):ケニー・ドウティー
サンドリーヌ(オーペア):ルドミラ・マコウスキー












ようやく出ました!Trailer

https://youtu.be/V8fVRRtyiRo

このドラマの概要は前回書きましたが、念のため再度 :
ゾーイ・ダルトンはハンサムで成功した夫、愛らしい二人の子供、そして絵のように美しいイギリス
の田舎町にある豪華な家等すべてを持っている様に見える女性。
しかし夫婦関係にも問題が生じ、又糖尿病の父親が隣に引っ越してきたことでプレッシャーが高まっ
て来る。
色々問題を抱えるようになり、彼女はしぶしぶながらオーペアを雇う決断をする。
魅力的な若いフランス人女性サンドリーンが登場すると、家庭に不穏な変化が生じ始め、長い間隠さ
れていた真実が表面化し、次第に制御不能に陥るようになる。

”家族、信頼、隠された真実の複雑さを深く掘り下げる ” ドラマになっているとされています。

冒頭に載せた番宣ポスター、それにイメージ画像などからも明らかに予測出来そうな展開になりそ
うですね。
サスペンスドラマになるのでしょうか?
(ようやくお目見えしたtrailer からもイメージできますもんね)

今回のドラマに関しては、何度も繰り返しますが、ドラマ出演が随分久々のサー・デヴィッド(と
は言え、『ポアロ』の繰り返しの何度目かの再放送でも毎日のように拝見してはいましたが・・・)。
そして、”ヴェラ”のエイデン降板後初の出演となるケニー・ドウティーが目玉です。

チョット話はそれて余談ですが、ケニー・ドウティーの奥様はアシュリー・ジェンセン(”シェトラ
ンド”のルース・スカダー)なんですってね。
通常俳優さんたちのプライベートにはあまり興味がないので全く知りませんでしたが、遅ればせ
ながら、チョット意外な組み合わせ(?)かな・・・・と。

そして、ようやく発表された英国初放送は、
2025年3月10日(月) Chanel 5 とのこと。

現時点で日本放送あるかどうか全く分かりませんが、放送を期待しています。

※ 関連第一報は

★“The Au Pair(原題)”にデヴィッド・スーシェ他出演決定



(source : Chanel 5, WhatToWatch, IMDb & etc.)

これから読む予定のミステリ:Mar./01(2025)

2025-03-07 | ブックレヴュー&情報
※ 『読書会は危険?〈秘密の階段建築社〉の事件簿』 ジジ・パンディアン

創元推理文庫 2025年3月19日発売予定

【内容概略】
≪本を取るとひらく本棚や、レバーを引くと現れる秘密の部屋――そんな仕掛けを得意とする〈秘密
の階段建築社〉。元イリュージョニストのテンペストが働くこの家業の最新の仕事は、ある家の地下
室を改装して読書コーナーや読書会スペースを作ること。そして今宵その地下室で、種も仕掛けもあ
る交霊会がひらかれる。だが明かりが点滅するなか、8人が囲むテーブルの中央に死体が忽然と……。≫

以前ご紹介した『壁から死体? 〈秘密の階段建築社〉の事件簿』に続く第2弾です。


インド系にルーツを持つ元イリュージョニストのテンペスト(名前が凄い!)が主人公。

ミステリとしては軽いのですが、インドの料理、イリュージョン等に惹かれます。
たまにはこの様なタッチの作品も肩がこらずに楽しめるのです。

※ 『おぼろ迷宮』 月村了衛

KADOKAWA 2025年3月1日発売

【内容概略】
≪おんぼろアパート『朧荘』に住む女子大生夏芽は、まるで異次元に迷い込んだかのような不可解な
出来事に遭遇する。〈謎〉を解決するのは、隣に住む正体不明の老人、鳴滝。尋常ならざる人脈と驚
異の推理力を駆使する彼は一体何者なのか。街にはびこる不可思議な事件の謎を、凸凹コンビがス
イーツを食べつつ華麗に解決!
謎の老人鳴滝の正体とは一体――。≫

こういう作品結構好きです。
脳みそ振り絞る難解なミステリの合間に気分転換もかねて。

※ 『サハラの薔薇』 下村敦史

角川文庫 2019年12月24日発売

【内容概略】
≪生き残るのか正義か――究極の葛藤。手に汗握る冒険小説×予想外のラスト!

エジプトで発掘調査を行う考古学者の峰は、念願の石棺を発掘するが、見つかったのは死後数ヶ月のミ
イラだった。失意の中、何者かの襲撃を受け、峰は危うく難を逃れる。だが今度は講義先のパリへ向か
う飛行機が墜落。そこはなぜかサハラ砂漠だった。峰は生き残った者たちとオアシスを目指すが、同行
者はみな秘密を抱えており、やがて殺し合う事態に……。
生存か正義か。究極の選択の果てに訪れる結末とは。徹夜必至の王道冒険小説。≫

偶然目に留まったこの作品は新刊ではないのですが、”エジプト”、”サハラ砂漠”、”ミイラ”等の文字が
躍っていると思わず引き込まれてしまいます。 大好きワードです。

又、内容概略を読むと この作品はミステリのジャンルではないのかもしれませんが、好みのジャンル
の様な気がします。

ところで・・・・
”サハラの薔薇”と云えば、”Rose de Sahara”(砂漠のバラ)。
思い出しました。

(画像お借りしました)

その昔チュニジアに行った時、砂漠で売っていて珍しさのあまり思わず幾つか買ってしまった事があり
ました。 後になって思えば結構な値段だったような気がしますが(アラブ語のみで英語が通じない & 言
い値)、不思議な物だし、とても気に入ったので良しとしました。
今でも大事に飾ってありますが、ネットで調べると今は日本にも結構出回っているようですね。
重いのにわざわざ遠くから持って帰ったのが・・・・まぁ良いっか。

あれ?話がすっかり逸れました。
久しぶりにチュニジアと”砂漠のバラ”を思い出しましたので・・・・。


(source : 創元社、角川 & etc.)




『P分署捜査班』ドラマ版:6月日本初放送

2025-03-04 | 海外ドラマ
”I bastardi di Pizzofalcone”(英語版:”The Bastards of Pizzofalcone” )


丁度一年前位になりますか、このドラマが早く日本で放送にならないかしら・・・・?と記事に書い
たのですが、何と!6月に日本初放送になる様です。
ようやくッ!ですが、嬉しいニュースです。

ミステリーチャンネルでの放送タイトルは、
『ピッツォファルコーネ署 おちこぼれ刑事たちの捜査』と長いタイトルになるそうです。

以前書きました内容と重複しますが、
この作品の原作は イタリアの人気作家マウリツィオ・デ・ジョバンニの人気シリーズ『P分署捜査
班』シリーズです。

第一作は『集結』(2013年)で、現時点では第四作目の『鼓動』まで翻訳出版されていて、4作共読了
しました。
(感想を書いたのは一作目の『集結』だけでしたが・・・・)

『P分署捜査班 集結』 ”I bastardi di Pizzofalcone” (2013年)
『P分署捜査班 誘拐』 ”Buio”(2013年)
『P分署捜査版 寒波』 ”Gelo”(2014年) 
『P分署捜査班 鼓動』 ”Cuccioli”(2015年)



そして、
第五作目になる
”Pane” が2025年刊行予定とのことです。 楽しみです。

(“Pane”はイタリア語でそのまま ”パン” なんですね。 日本語のパンの語源?)

で、今回日本初放送となるドラマ版は、取りあえずシーズン1という事の様ですが、
本国ではシーズン4迄製作されています。

S1:6エピソード Jan.2017
S2:6エピソード Oct.2018
S3:6エピソード Sep.2021
S4 : 4エピソード Oct.2023
が放送されている様です。

原作の”P分署”というのは、”ピッツォフォルコーネ署”のことで、イタリアの風光明媚なナポリに
ある架空の分署とされています。
同署内で事件が起きたことから捜査班に属していた4人の刑事が、押収したコカインを横流しし
た咎で逮捕されたのである。前代未聞の醜聞であり、ピッツォファルコーネ署の存続が危ぶまれ
るほどに追い詰められた時に補充要員として集められたのは、いずれも前の職場にはいられなく
なったはみ出し者ばかりだった。
と言うのが始まりで、

そのメンバーは、
ジュゼッペ・ロヤコーノ警部:アレッサンドロ・ガスマン
ローラ・ピラス検事:カロリーナ・クレッシェンティーニ
ルイージ・パルマ長官:マッシミニアーノ・ガロ
オッタビア・カラブレーゼ:トスカ・ダキーノ
ジョルジョ・ピサネッリ副長官:ジャンフェリーチェ・インバラート










それぞれ問題を抱え、はみ出し者と言われたメンバー達が 次第にそれぞれの特徴を生かし一丸
となって事件に立ち向かって行く。
原作では、事件と共にメンバーのプライベートにも触れ、それぞれが抱えている悩みや問題も織り
込んでバランスが取れた内容になっていたと思いますが、ドラマはどの様になっているんでしょう? 

Trailerはこちら(以前と同じものですが・・・・)

https://youtu.be/_k04-xPkxxk

このところイタリア製のドラマが幾つか放送されるようになってきましたが、どの作品もオシャレ
で綺麗なオネエサンがメインになっている作品が多く、どれも特徴ある風景を楽しむには良いかな?
と言う作品ばかりです(個人の感想です)

”P分署”シリーズの原作は、”20世紀の『87分署』”と形容されることもある硬派な警察小説と言われて
いますので、これまでの他イタリア製ドラマとは一味違うのでは?と期待しているのですが・・・。
ただ、”硬派”とは言え、登場するキャラクターが大変人間味があり、それぞれユニークで、ユーモア
もあり・・・で、そこはイタリアらしい形での造詣がなされていたので、そんな点での興味は膨ら
みますね。果たしてどの様な形のドラマになっているでしょう。

放送日その他追加情報が出れば追記します。


★ 過去記事は

※ 『(P分署特捜班)集結』マウリツィオ・デ・ジョバンニ著
※ 『P分署捜査班』ドラマ版:日本放送は?



(source : ミステリーチャンネル、IMDb & etc.)