The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『ゴースト・スナイーパー』ジェフリー・ディーバ―著

2018-02-26 | ブックレヴュー&情報
『ゴースト・スナイパー』 ジェフリー・ディーバ―著

「ゴースト・スナイパー」 ジェフリー・ディーバ―(著)、池田 真紀子(翻訳)
文春文庫 上&下 -2017年11月9日発売
原題 : ”The Kill Room” : Jeffery Deaver (2013発売)

内容紹介
リンカーン・ライム、影なき凄腕スナイパーに挑む 国を跨いだ科学捜査、シリーズ史上最大のス
ケール! アメリカ政府を批判していた活動家モレノがバハマで殺害された。2000メートル先からの
長距離狙撃。まさに神業、〝百万ドルの一弾〟による暗殺といえた。 直後、科学捜査官リンカー
ン・ライムのもとを地方検事補ローレルが訪ねてきた。その暗殺はアメリカ政府諜報機関の仕業
であり、しかもテロリストとして射殺されたモレノは無実だったという。ローレルはこの事件を法
廷で裁くべく、ライムとアメリア・サックスを特別捜査チームに引き入れる。スナイパーを割り出
し、諜報機関の罪を暴け――。ライムたちは秘密裏に捜査を開始する。 しかし、バハマの現場は遠く、
証拠がなかなか収集できない。しびれを切らしたライムは、遂にバハマ行きを決意する。一方、謀略
を隠蔽するため、暗殺者は次々と証人を消していく。魔の手はやがてニューヨークで動くアメリア、
そしてバハマのライムの元にも……

内容(「BOOK」データベースより)
バハマで反米活動家の男が殺害された。神業と言うべき超長距離狙撃による暗殺だった。直後リン
カーン・ライムのもとを地方検事補ローレルが訪ねてきた。その暗殺は米国政府諜報機関の仕業で、
テロリストとして射殺された男は無実だったという―。非合法の暗殺事件を訴追すべく、ライムと
サックスたちは捜査を開始する!

ジェフリー・ディーバ―による ”リンカーン・ライム”シリーズの10作目です。

今作品はリンカーン・ライムが初めて海外(バハマ)に遠征する事になります。
サックスは残り、トムとプラスキーが同行。 全く捜査方法も考え方も違う現地警察にイラつきな
がら 影ながら協力する現地警官の協力を得ながらも苦戦を強いられるリンカーンは車いすと共に
海中に落ちるという事故にもあいます。

原題の”The Kill Room”は、活動家モレノを含む3人が殺害された部屋の事を指すと共に、もう一つ
の対象を指す事が示される。それが分かるとこの小説の見え方ががらりと変わってくるのです。

”リンカーン・ライム”シリーズでは毎回2転3転のどんでん返しがあり最後まで気が抜けず予想を
覆されるのが恒例になっている為、このシリーズを読む際は常に裏を読みながら妄想するのが癖に
なってしまっているのですが、それでもなお期待を裏切られ 考えもしなかった最後のどんでん返
しにあっと驚かされるのが常でした。
が、
今作はそれが余り感じられなかった、と言うか控えめだと感じたのはワタクシだけでしょうか?
そうは言いつつ、終盤近く「あッ!そう来たかッ!」という導き方をされたのは事実です。

それより、この作品ではそれぞれの登場人物の方に興味がそそられました。

何時もリンカーンから”ルーキー”と呼ばれていたプラスキーが成長を見せ、リンカーンでさえ心の
中で賛辞を贈る場面もあり(口に出して褒めない所がリンカーンらしい)、リンカーン、サックスの
大きな力になっています。
サックスに代わり、グリッド捜査も無難に行い リンカーンを満足させます。

超美人でタフなサックスは足の関節炎に苦しめられ、イザという時に捜査の支障をきたす事もある状
況で、それを警察の上層部にひた隠しにしていたものの調査で発覚。 このままではデスクワークに
回されかねない状況下、リンカーンの勧めもあり遂に手術を決心する。

個人的には気に入っているリンカーンの介護士であるトム。
我儘で暴言を吐くリンカーンを上手くやり過ごし献身的に介護する姿や、リンカーンの暴言をさらり
と受け流す姿はもう殆ど母親の様。

又、個人的な好みと言うか興味があるのが リンカーンの言葉に対する拘り。
間違った言葉遣いや文法には苛立ちを隠しません。直ぐに訂正して文句を言うって言う場面が時々あり、
結構好きで楽しんでいます。ストーリーには全く関係ないのですけどね(笑)
そして、今作でチョット気になったのが文中にあるフレーズ『部屋の中の像』”elephant in the room”
『皆が見ぬふりをしている重大な問題』という英語の言い回しですが、これを見てフト思い出しました。
『シャーロック』S3E2 ”The Sign of Three” の中で、シャーロックの回想にある事件にもあったのです。
あのシーンもボンヤリ見ていたのですが、もっと深い意味があったのかも。
ただ、あのシーンは実際に象がパオーンと鳴いていましたけど(笑)

シャーロックついでですが、もう5年程前になるでしょうか。
S3E1 ”The Empty Hearse” で、マイクロフトが ”I'm living in a world of goldfish” と云っていた
のですが、この意味に悩み 一瞬(金魚鉢の様な狭い世界に住んでいる)という意味なのかとも思ったりも
したのですが、丁度その時やはりジェフリーディーバーの作品を読んでいて(作品は忘れた)同じ言い回し
がありまして、その時は「金魚鉢の様な衆人環視の世界に居る」みたいな表現があり、これは英語のイディ
オム ”live in a goldfish bowl” (金魚鉢の中に住む→英語の言い回しで、衆人監視でプライバシーを保てない
状態)と書かれていました。 又同時に金魚の世界と云うのはスラングで記憶力の無いバカな世界と云う意
味の様で、従ってマイクロフトのこの言葉も両方をかけているのだろうか?と考えたりもしました。
すっかり話がそれてしまったのですが、その様に何かとディーバー作品とシャーロックがたまたまリンク
する事があるんです って事を言いたかった訳で・・・・

話を戻しまして、
今作では、
犯人がとてつもない凝った料理のレシピや材料に拘りを見せ蘊蓄が書かれているのですが、これはディーバー
氏ご自身の拘りでもある様です。
そして、この犯人が持っていた包丁が、愛して止まない大切にしている貝印の「旬」。
思わず検索してしまいました(笑)
↓ こんな包丁だそうです(貝印さんのサイトから)

この包丁は 欧米を中心に世界中で人気を博している貝印包丁のブランドだそうで、一丁 5万円から
8万円もするとか。ヒぇ~!となりましたわ。
しかし、凶器にも使われた包丁が日本製であったのは何とも複雑な気持ちにもなりまして・・・。


リンカーン・ライムシリーズとしては、
11作目は、「スキン・コレクター」”The Skin Collector”


12作目は 「スティール・キス」”The Steel Kiss”が既に発売になっています。







グラナダ版『ボヘミアの醜聞』再掲 :(1) 

2018-02-18 |  ∟グラナダ版SH
グラナダ版 ”A Scandal in Bohemia ”REVISION : (1)

The Adventure of Sherlock Holmes
(1984年)

「ボヘミアの醜聞」はグラナダ版として最初に放送された記念すべきエピソードであると同時に、
BBC版「シャーロック」S2E1の”A Scandal in Belgravia”『ベルグレーヴィアの醜聞』の基になった
作品でもあります。

そんな訳で拙ブログで最初に取り上げたグラナダ版でしたが、当時ブログを始めたばかりの初心者
でもあり非常にお粗末でザッと概略を書いただけ、そして古い映像しか手に入らなかったので画像
もお粗末というお恥ずかしい記事となっていました。
今回映像もデジタル・リマスター版が手に入った事もあり もっと詳しく書き直そうと考えました。
内容は以前と重複する事もありますが、お見逃し下さいマセ。
やり直し!です。

”A Scandal in Bohemia” 『ボヘミアの醜聞』は 先にも書きました様にグラナダ版として最初に
放送された記念すべき作品ですが、撮影は『美しき自転車乗り』、『まだらの紐』、『海軍条約
事件』が先になされており実質的には4作目となっていた作品です。

これまで特に書いた事がないのですが、今回はキャストを :
監督 : ポール・アネット
脚本 : アレキサンダー・バロン
出演 :
シャーロック・ホームズ : ジェレミー・ブレット
ジョン・ワトソン : デヴィッド・バーク
アイリーン・アドラー : ゲイル・ハニカット
ボヘミア国王 : ウルフ・カーラー
ミセス・ハドソン : ロザリー・ウィリアムズ

以前も触れましたが、この作品で登場する”Irene Adler”ですが、BBC版等でも”アイリーン”と
表記されていますが、作品中の発音を聞いていると”エレイナ”、又は”アイレーナ”に近いよう
に聞こえます。 ただ、このところずっと”アイリーン”で慣れ親しんでいるので 今回も”アイ
リーン”表記させて頂きます。


冒頭のシーンは、屋敷に侵入して家探しをしている盗賊を果敢にも拳銃で追い払うアイリーン・
アドラーが描かれています。
 これは正典には無い部分ですが、グラナダ版では彼女が美しいだけでは無く 勇気がある
女性である事を印象付ける意味で加えられたそうです)

そして、正典通りワトソンのモノローグで始まります。
『シャーロック・ホームズにとって彼女は常に”The Woman”「あの人(ひと)」であった。美し
く謎多きアリーン・アドラーだ』

ワトソンは数日間田舎に出掛けていたが、雨の中不安を抱えながらベーカー街に帰宅します。
『1人にしておくと心配なホームズ』のモノローグと共に 雨にもかかわらず開けっ放しの窓を見
上げるワトソン。
 正典では「4人の署名」でメアリー・モースタンと結婚後、別に住んでいたワトソンですが、
グラナダ版ではワトソンを結婚させなかった為この様な設定にした様です)。


雨に濡れて帰宅したワトソンに対して、「古傷にさわりますよ」と心配するハドソンさんに、朝か
ら何も食べていないので直ぐに夕食を頼むワトソン。
 ここでさり気なくワトソンの古傷に触れています。これは、「緋色の研究」にもある様にア
フガン戦争で負傷した事を指しているのですが、グラナダ版では残念ながら「緋色の研究」は製作
されていないので、ここで正典には書かれていないエピソードとして挿入されたのだと思えます)


部屋に入ると物憂げに暖炉の前に膝を抱え込み座るホームズを見て不安を抱くワトソンが見つけた
のは引き出しにある注射器。
JW : 今夜はモルヒネか、それともコカインか?
SH : そうだな、コカインの7パーセント溶液を勧めるよ。君もどうだ?
それを聞いたワトソンは、お説教モードに入ります

JW : 友人として、又医者としても身体を痛めつける習慣は許せん。 せっかくの頭脳が台無しだ。
と云うと、
SH : 精神が浄化され,高揚する
JW : そうか、だがいずれ崩壊する

この後、ホームズは探偵としての自分の考え方を披露します。 ( この部分も正典には無い部
分ですが、初作品でもありホームズ像を示したオリジナルシーンだと思われます。)


「私の精神は渋滞を嫌う。事件をくれ。仕事をくれ。難解な暗号が必要だ。そうすれば精神の安定
を保てる。人工的な刺激剤も必要ない。平穏な日々等死んだも同然だ。心の高まりが欲しい。世界
中で私しかやっていないこの仕事を選んだのもその為だ。」
「この世で一番の私立探偵か?」と問うワトソンに、
「ただ一人の諮問探偵だ。名声は期待しない。事件に出会う事こそ最高の報酬なのだ」とホームズ。
そして、「引き出しを閉めろ(注射器が入っていた)。誤診だったな、先生。刺激剤ならここにあ
る」と云って懐から手紙を出します。
今朝届いたという手紙をワトソンに読むように言います。
そこには、日付も署名も無く 今夜7時45分に”ある紳士”が訪ねる事。極めて深刻な事態を相談
したく 欧州の王族間でも信用度の高いホームズを極秘で訪問する旨が書かれていました。


ホームズはワトソンにこの手紙から推測出来る事を尋ねます。

書き手は男性、高級な紙を使っている事から富裕階級である。
紙をかざしてみると透かしに”EgPGt” 。 早速資料を出して調べると、これはボヘミアの
製紙工場で作られたものであり、差出人は動詞の使い方の不自然さからボヘミアのドイツ人ではな
いかと推測します。( ボヘミアとは現在のチェコの西部・中部地方を指す歴史的地名だとのこ
とですので、このあたりの状況はBBC版シャーロックのS1E3 ”The Great Game”で ピンクの電話
の送り主を推理するシーンで踏襲され、封筒に用いられた紙がチェコ製であるとして引用されていま
した。)



そんな時馬車が到着。 その馬車からも相当なお金持ちでありそうだとホームズ。
極秘の依頼だからと同席を辞退するワトソンに, ホームズは同席して欲しいと ”I am lost without my
Boswell”「僕のボズウェルがいないと困る。← 僕の記録者には居て欲しい」( James Boswell
は『Samuel Johnson』の伝記を書いた英国の伝記作家。この事からホームズがワトソンの事を『忠実な
伝記作家』と云う意味で云っている。

そして、BBC版でも同じ”The Great Game”では、『僕のブロガーが居てくれなくては・・・』、そして
”The Abominable Bride”『忌まわしき花嫁』では、『僕のボズウェルも腕を上げたもんだ』みたい
な表現で使われていました)


ホームズはそこいらじゅうに散らかっていた書類等を隅に片付け(隠し?)ていると、そこへ慌てふた
めいたハドソンさんが止める間もなくマスクで顔を隠した一人の紳士が入って来ます。







・・・・・ to be continued です。



→ グラナダ版『ボヘミアの醜聞 再掲 : (2)

● 『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index 




『孤高の警部 ジョージ・ジェントリー』S1 ”再挑戦の始まり”

2018-02-14 | 海外ドラマ
”Inspector George Gently” : Pilot版 『Gently Go Man』

2007年放送

『孤高の警部 ジョージ・ジェントリー』のパイロット版です。
このドラマは英国で2007年S1から2017年S8迄放送されています。
(S8の2エピソードでファイナルとなりました)

このドラマは随分前に見ていたのですが、途中で脱落。
ところが、最近また再放送されていて久々に見る機会を得ました。
特に第一話は殆ど忘却の彼方だったので忘れている点が多く、改めて見て色々記憶が欠落して
いた事に気付きました。 これは第一話となってはいますが ”パイロット版”として制作されたエピ
ソードです。
以前何度か番組紹介として書いた事はあるのですが、今回は今更ですが第一話についてザット触れて
みたいと思います。
すっかり忘れていたのですが 出演者をみると嬉しくなりますよ。
ゲストが素晴らしいんです! すっかり記憶から抜け落ちていて我ながら情けないやら ビックリ
やら・・・・。

この回では、メインの :
マーティン・ショウ : ショージ・ジェントリー 
リー・イングルビー : ジョン・バッカス


に加え、その素晴らしいゲストが、
リチャード・アーミティッジ : リッキー・ディーミング
ショーン・エヴァンズ : ローレンス・エルトン
フィル・デイヴィス : ジョー・ウェブスター
等が顔を揃えています。

このエピソードでは、ジェントリー警部がダラム郡警察で働くことになった経緯と相棒となるバッカ
スとの出会いから描かれています。

時代背景は1960年代。
スコットランド・ヤード勤務のジェントリー警部は警察内部の汚職事件調査中に最愛の妻が車にひき
殺されてしまう。
傷心のジェントリーは妻の殺害に関与したと思われるギャングのボスであるジョー・ウェブスター
(フィル・デイヴィス)がバイク事故により死を遂げた若者ビリーがバイク事故により不審な死を遂
げた葬儀に出席して以来姿を消したとの情報を得てダラムに向かう事になる。

ダラムではジョン・バッカスと共にビリーの死因を探る捜査を開始する。

最愛の妻に死なれ 心に痛みを抱えながらも 腐敗した警察内部の調査、事件の解明に果敢に挑んで
いく。 寡黙で不器用そうだが 地道に証拠を固めて犯人を割り出そうと潔癖ともいえる信念に元ず
くジェントリー警部。
夜の海岸で亡き妻を想い1人慟哭する姿は胸が痛くなります。

一方、若いバッカスは野心に燃え 証拠を捏造したりもする。 スコットランド・ヤード配属希望を
出していて 兎に角手柄を立てたい”今どき若者”。
上司の娘と結婚しているも家庭生活は上手くいっていない様子。

初めて観た時は、何となく暗そう、重そうなのではないかと思ったのですが、これが意外にユーモラ
スなセリフやチョイ軽いバッカスの言動等で以外に面白く観られます。
何より、マーティン・ショーは当時の時代背景と共に重厚で抑えた演技でジックリ見せてくれます。
そして、世代も考え方も違い、時に突っ走るバッカスの ”動”とのぶつかり合いで、ジェントリーと
バッカスの人間性をより対照的に印象付けています。

マーティン・ショーはこのドラマのコンサルタント的役割も果たしており、当時の世論等も根底に置き
丁寧な時代設定に基づきクラシカルな雰囲気をリアルに再現しています。
1960年代の社会情勢、風景、衣装が色濃く描かれていて、特に女性の衣装、メーク、ヘアースタイル
等も興味深いです。

直ぐにイメージする所謂「刑事ドラマ」とは違い、ハラハラ、ドキドキ感とは違い、警察と犯罪者の
癒着、警察内部の汚職、人種差別、同性愛者を認めない、麻薬の万延等で社会が揺らぎ始めた1960年代
のイギリスの生活環境等を時代背景を元にジックリと描かれています。

スコットランド・ヤードに配属を希望していたバッカスですが、今回の事件を最後の仕事と考えていた
ジェントリー警部が手を回してその要望書をボツにしたらしい。
それと云うのも、かつて彼が若い警官をを教育した時に上手くいかず、その警官が「最低のダメ警官」
になってしまったという苦い経験から、そのままダラムに留まりバッカスの成長を見守る道を選びます。 
最後に名コンビ誕生となる記念すべきシーンになる訳で、今後の2人のコンビが楽しみになる作り方を
しています。

マーティン・ショウは経験豊かな俳優さんですが、ポアロ作品にも出演していました(どのエピソード
だったかな←ボケ)

ところで、バッカスを演じるリー・イングルビーですが、”Life on Mars”でサム・タイラーの父親役だっ
たと初めて気づきました。
”Life on Mars”観たのは随分前の事で すっかり忘れていましたよ。

それから、最初に書いた様に、嬉しいゲストの1人であるリチャード・アーミティッジは今回ライダー
ジャケット姿でカッコ良く似合っています。

この作品の後に”Spooks : MI-5”に出演する事になるんですね。 ”Spooks :MI-5”のルーカスは好き
でしたねぇ。

そして、ショーン・エヴァンズ、

現在BSプレミアムでも放送中の”モース”はこの作品の後の出演になります。
そう言えば、BSでのタイトルは”新米刑事”が付いていない様ですね。 ワタクシが見ていた時はタイトル
「新米刑事モース~オックスフォード事件簿」というタイトルでした。尤も、”新米刑事”というタイトル
も如何なものか・・・という感じもありましたが。
今回の放送は吹き替え版だそうなので観ていません。 これまでずっと字幕版で観ていたので いきなり
吹き替え版になるとイメージが狂いどうも馴染まないんですよ。

もう1人、フィル・デイヴィス

この俳優さんを初めて認識したのは「シャーロック」だったのですが、その後随分色々なドラマで見かけ
ます。 「Silk」,「Dr.Who」, そして「ホワイト・チャペル」等々。
大体悪役が多いんですけど(笑)、「ホワイト・チャペル」のマイルズは良い味出してましたねぇ。

と、大分脱線しましたが、言いたかったのは・・・・。
先見の明があるのか その後色々活躍する事になる良い俳優さんを揃えたんだな~って事でして(汗)

あともう一点、このドラマのエンディングに流れる曲がいかにもこのドラマの雰囲気に合っていて結構気
に入っています。

”Final theme by Ray Harman”
https://youtu.be/Jx1GFyjSr14



それにしても、このタイトル・・・・。
『孤高の』を付ける必要があるんだろうか? 
あまり孤高のイメージは感じられないのですがね 
もう少し何となからなかったんでしょうか。(余計なお世話?)








『シャーロック・ホームズの古典事件帳』創元海外ミステリー

2018-02-10 | ブックレヴュー&情報

論創海外ミステリー(2018/1/20)
アーサー・コナン・ドイル(著)、北原 尚彦(編集)
¥4,860

内容紹介
今なお読み継がれるシャーロック・ホームズ物語。アーサー・コナン・ドイルが生み出した偉大な
る名探偵の事件簿より13編を厳選し、明治・大正時代の翻案・翻訳を原作の重複なく収録! 編者
はシャーロック・ホームズ研究家の北原尚彦氏。押川春浪「ホシナ大探偵」、加藤朝鳥「毒蛇」、妹
尾アキ夫「這う男」、森下雨村「サン・ペドロの猛虎」など、知る人ぞ知る隠れた名訳が新字・新か
な遣いのテキストで甦る。

内容(「BOOK」データベースより)
知る人ぞ知る歴史的名訳が新たなテキストで蘇る。原作の重複なく、珠玉の長編1作と短編12作を
厳選収録。

何故今なのか・・・。
何れにしても、ホームズ作品が既に明治時代から翻訳されていた事には驚かされました。
大いに興味はあるものの、当時の文体で書かれている事を思うと読みずらいのではないかとも思いますが、
どの作品でもホームズ、ワトソンの名前が日本の名前に置き換えられたりしている様で興味深いです。
読んでみたいとは思うものの、このお値段ではね~・・・。 
なので、読むとしても図書館かなぁ(小声で)

内容を少しばかり調べてみると、
収録作品は :

「乞食道楽」:(正典 :「唇のねじれた男」)
明治27年(訳者不詳)

「暗殺党の船長」:(正典 :「5つのオレンジの種」)
明治32年(南陽外史訳)

「新陰陽博士):(正典 :「緋色の研究」)
明治33年(原抱一庵訳)

「怪盗ホルムス 黄色の顔」:(正典 : 「黄色い顔」)
明治39年(夜香郎=本間久四郎訳)

「禿頭組合」:(正典 : 「赤髪連盟」)
大正2年(三津木春影訳)

「ホシナ大探偵」:(正典:「レディー・フランシス・カーファックスの失踪」)
大正2年(押川春浪訳)

「肖像の秘密」:(正典 :「六つのナポレオン」)
大正4年(高等探偵協会編)

「ボヘミア国王の艶渦」:(正典 :「ボヘミアの醜聞」)
大正4年(矢野虹城訳)

「毒蛇」:(正典 :「まだらの紐」)
大正5年(加藤朝鳥訳)

「書簡のゆくえ」:(正典 :「第二のしみ」)
大正6年(田中貢太朗訳)

「十二時」:(正典 :「ライゲイトの大地主」)
大正7年(一花訳)

「サン・ペドロの猛虎」:(正典 :「ウィステリア荘」)
大正12年(森下雨村訳)

「這う人」:(正典 :「這う男」)
大正12年(妹尾アキ夫訳)

内容は原作をそのまま翻訳した物だけでは無く、舞台を日本に置き換え(従ってホームズとワトソン
の名前も日本名に変更←「翻案」と云われるものだそうです。)それにより状況も変えざるを得ない
部分が多いのでしょう。 それ故パスティーシュの様な雰囲気も持つのかも知れません。
読んでいないので内容は分かりませんが、タイトルを見る限りでも 特に「禿頭組合」などは顕著で、
当時の日本で「赤髪」は通用しなかったせいで苦肉の策で”禿頭組合”になったのではないかと想像
出来 そんな点が面白い、と云ってはナンですが、なかなか興味深いです。

かなりマニアックな世界なのでシャーロッキアン向けかとも思われますが、正典との読み比べも面白
いかも知れません。

もしも、もしもですが読めた暁には改めて感想を書いてみます。

それにしても、このお値段は・・・。(又言ってる)






グラナダ版『海軍条約事件』: (4)

2018-02-07 |  ∟グラナダ版SH
グラナダ版 ”The Naval Treaty” (4)

The Adventure of Sherlock Holmes S01E03
(1984年放送)


・・・・続き : その(4)最後です


ホームズが経緯を話し始めます。
ワトソンとフェルプスと別れた後郊外の昼下がりを楽しんだ(前述のお気に入りのシーン)
日暮れまで待ち、フェルプス邸の馬小屋へ行った。 目の前はフェルプスが寝ていた部屋。 そこでは
読書をしているアニーの姿が見えた。
10時頃アニーは読書の後鍵をかけて部屋を出た筈だと(ホームズの指示通り)
「彼女は実にしっかりした人だ。 彼女の協力なしには条約書は戻らなかっただろう」と云うホームズ。
見張りは辛かったが 大きな試合を控えたスポーツ選手の様に興奮していたのだと。

すると、午前2時頃窓の外に人影が現れ部屋の中に入る様子が見えました。

真っ暗な部屋の中で怪しい人影はソファーの下を探り、そこに隠してあった条約書を取り出したところ
にホームズが部屋に侵入します。

ここで2人の争いが(シルエットだけで描かれている珍しいシーンです)

そしてその犯人はアニーの兄のジョセフでした。「私をどうするつもりだ」と云い刃物でホームズに襲
い掛かり、手の甲を切り付けるジョセフにたいして、ここで、ホームズはステッキから剣を抜き応戦します。
 (これ初めてですね、何時も持っているステッキが仕込み杖だったんです)

条約を取り戻したホームズは、ジョセフに「さあ、逃げるが良い」と逃します。 慌てて逃げだすジョ
セフ。
それを聞いていたワトソンは、驚いて「逃がしたのか?」と尋ねると、「フォーブス警部には連絡した」
と言うホームズ。
この件が表ざたになると、政府には都合の悪い事になるだろうし、ホールドハースト卿はフェルプスに
とっても表ざたにならない方が良いと考えたホームズの判断でした。


フェルプスはジョセフが犯人であった事に驚き、怒りをあらわにします。

ジョセフは株で大損をして厳格な父親にはそれを隠していた様だ。 そして、フェルプスが残業をする
事がある事を知っていたので ロンドンで食事をした後フェルプスの事務所を訪ねた。事務所には誰も
居なかったが、フェルプスが建物内に居ると思いベルを鳴らした。(何故ベルが鳴ったのかの謎が解明
された)
その時机の上にある条約書が目に入り、それが重要な書類であり 莫大な金ずるになると直感した。
そして一人屋敷に戻ると安全な場所に隠した(ソファーの下)。 何れロシアかフランスか高値を付け
た方に売るつもりであったが、フェルプスがその部屋で寝込み 条約書を取り戻す機会を失った。 
フェルプスが1人で寝る事になった時を見計らったように侵入者が現れた事で犯人が分かったのだ。
以上がホームズの説明でした。



ワトソンは「君はその部屋に条約書がある事が分かっていたのか?」と尋ねますと、「部屋の中にある
事は分かっていたが探し出すのは一苦労だ。 だから、本人に案内して貰ったのだ」とホームズ。

そんな時訪問を知らせるベルが鳴ります。

ホームズが「フェルプスさん、ご婦人の到着だ」、フェルプスは「アニーか?」と驚くと ホームズは
ここに来るように彼女にメモを残して来た。だが彼女は兄の犯罪については何も知らない」と云います。
そして、フェルプスは全てを自分の口から話す。 貴方には感謝の言葉も無いとホームズに握手を求め
ますが、ホームズは握手の代わりにステッキを手渡します。


ほっとした様子でパイプをくゆらすホームズのもとにハドソンさんがやって来ます。
「ホームズせんせい、お湯ですよ」(お顔を洗って下さいって事ね)←これが最初に書いた様にハドソン
さんにお湯を頼むホームズの言葉にリンクして落ちを付けている。上手いな~と思わせるシーンです)
それを聞いたホームズの「ありがとう」と云う笑い顔が印象的。


嬉しそうにワトソンと別れを言い、外で待つアニーの元に降りていくフェルプス。

(アニーを呼び寄せていたシーンは正典には描かれていませんが、ホームズの思いやりや優しさが表現
されている様です)
(※ 正典にも触れられていませんが、フェルプスがアニーにどの様に説明したのか、又ジョセフに対
してはどう対処されたのか・・・が気になるところ)

このエピソードは、何度も書きますが(ひつこい)何と言ってもジェレミーの麗しさ満開で何時もと異
なり色々な衣装のホームズが見られる嬉しさがあります。
そして、ジェレミーの麗しさばかりに気を取られていたものの、今回改めて見直すと、ストーリーとし
ても(これが本筋じゃない?)なかなか興味深く 陰惨な殺人事件も無くホームズの謎解き、推理、
シャーロック・ホームズらしい本格推理として楽しめる作品だと改めて感じさせられました。

そして、政府やフェルプスの名誉を守るため、敢えて犯人を捕らえず警察の判断に任せるという粋な計ら
いを見せます。と言うか、ホームズにとっては謎解きさえ解決すればそれだけで良いという判断なのかも
知れませんが。

何と言ってもホームズが溌剌としていてアクティブだし、そして感情表現も豊か、若々しい柔らかい表情
等々ホームズファン、ジェレミーファンにも嬉しい作品です。

ワトソンとの関係も丁度良い塩梅だし、いつも通りハドソンさんがキュートで可愛い(同じ?)。
ホームズにとってお母さん的な役割もあり、又今回もホームズのお手伝いもしています。
そう言えば、「空き家の冒険」でもハドソンさんはお手伝いをしていましたっけ。 ホームズのダミー
人形を隠れながら時々動かすという大役を担っていましたねえ。
正典ではあまり大きく取り上げられていないハドソンさんですが、グラナダ版では色々な点で存在感が
大きいのですね。 
そして、あれこれこき使いつつも ホームズにとってもハドソンさんは癒しになっているのでしょう。
見ていても和みます。 お茶目でキュートなハドソンさんの存在感が魅力になっています。

麗しいジェレミーを見たさに再度ジックリ観直して、ストーリーも非常に面白い作品であった事を再認識
したエピソードでした。(本末転倒)




お付き合い頂き有難うございました。






← グラナダ版『海軍条約事件』: (1)
← グラナダ版『海軍条約事件』: (2)
← グラナダ版『海軍条約事件』: (3)

● 『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index








『ゲーム・オブ・スローンズ』:予習と復習

2018-02-04 |  ∟ゲーム・オブ・スローンズ

以前何度か触れていたのですが、『ゲーム・オブ・スローンズ』のS7がようやくHuluで配信が始
まり、案内が出た途端から釘付けになってあっという間に観終わりました。
昨年9月にスター・チャンネルで放送されて以来、他局や他媒体での視聴に目をつぶりジッと我慢
の子で待っていたんですもん。
いや~、面白かったですわ。


で、内容、感想に関しては大分前に入門編を書いて以来全然書けていないのですが、これが複雑
でして・・・。 纏めるのが難しい。 と思いつつS7迄来てしまいました。
S1を観て以来大分時間が経ってしまった事もあり、又最初から観直そうかと思っているところでも
あり、今更なので、多分詳細に関しては書く余裕も余力もなさそうです。

そんな中、Huluさんがご親切に『ゲーム・オブ・スローンズ』特集を掲載しています。
既にご存知の方も多いかとも思いますが、これからご覧になる方には分かりやすい入門編となり、
又、既にずっとご覧になっている方にも復習や確認になりそうです。

”Hulu: ゲームオブスローンズ特集”
★ 第1弾
入門編 ポイントなど
★ 第2弾
覇権争いをする主要名家
★ 第3弾
人気の高いキャラクター紹介

Hulu特集とは別に、
↓ こちらは複雑な家系図を示した画像です。が、細かくて分かりずらいですけど・・・。

(source : 不明)

★ 最も強いキャラクター50
Top 50 Strongest Game of Thrones Characters


最終章となるS8も既に撮影開始されているようですが、日本で見る事が出来るのは2年後?で
しょうか?
スピンオフもある様ですので、兎に角楽しみに待つことに致しましょう。



※ 以下は過去の関連拙記事です
『ゲーム・オブ・スローンズ』 事始め
”Game of Thrones” S7 : 追加情報少し







BBC版『高慢と偏見』 : (1)

2018-02-01 | 海外ドラマ
BBC : ”Pride and Predudice”

BBC One 1995年放送開始
(6エピソード)

待ちに待って居りました!
以前他局で途中迄見ていたのですが それ以後何故か見られず機会を逸して居りました。
もうしょうがないからDVDかな?と思っていたのですが遂にHuluで配信になりました。

今更ですが、このドラマは ジェーン・オースティン原作の不朽の名作と云われる「高慢と偏見」を
元にBBCで1995年に放送されたドラマです。
当時イギリスでは放送時間になると街から人がいなくなると云われたほどの人気だったとか。
これを聞いて、戦後(古!)日本でラジオ放送された「君の名は」(あのアニメではありません)が
同じような状態だったと聞いた事があります。 つまりこの頃は、ラジオ放送のある時間になると銭
湯の女湯がガラガラになるって。

 
そして、この作品でコリン・ファース(様)が一躍スターダムに躍り出た出世作とも言われてます。
放送当時、世界中の”ダーシーマニア”と呼ばれる熱狂的なファンが連日BBC当てに膨大なファン
レターを送って来たとか。

折しも 現在コリン様出演の「キングスマン:ゴールデンサークル」絶賛上映中!(勝手に”絶賛”
付ける。しかも未だ観に行けてないし・・・(泣)

ストーリーを一言で云うと、
舞台は18世紀末の田舎町。
ベネット家の5人姉妹の次女エリザベスと裕福な独身男性のフィッツウィリアム・ダーシーとのラブ
ストーリーです。



原作は大昔読んだ筈なのに詳細は全く記憶に残っていない為、原作との比較ではなくドラマ自体を
新たな気持ちで鑑賞する事に致しました。
それにしても、こんなに面白いお話だったかしら?と思う程 ”かっぱえびせん”状態で(”やめ
られない、とまらない”・・・です。←古いですか?)ハマりました。
兎に角面白いのです。
何故か以前見た時とは全く異なる見方をしました。 何故だろう? 
以前はコリン様だけ見ていたからかな?
  
取りあえずキャストを :
監督 : サイモン・ラングトン
主なキャスト :
ミスター・ダーシー : コリン・ファース
エリザベス・ベネット :  ジェニファー・エール
ミスター・ベネット : ベンジャミン・ホウィットロー
ミセス・ベネット : アリソン・ステッドマン
ジェーン・ベネット : スザンナ・ハーカー
メアリー・ベネット : ルーシー・ブライアーズ
キティ・ベネット : ポリー・メイバリー
リディア・ベネット : ジュリア・サワラ
ミスター・コリンズ : デイヴィッド・バンバー
シャーロット・ルーカス(のちのミセス・コリンズ) : ルーシー・スコット
ミスター・ビングリー : クリスピン・ボナム=カーター
ジョージ・ウィッカム : エイドリアン・ルーキス
その他


そして、前回は全く気付いていなかった若かりしトム・ウォードがチョイ役で出ていたのに気付きま
した。(若い!)良く観ていないと見逃しますよ(笑)


又、ダーシー様の妹ジョージアナにエミリア・フォックス(当時大学生でこの作品がドラマ初出演と
の事)可憐な美しさです。

先にも書きました様に このドラマの主たるテーマはダーシー様とエリザベス(リジ―)の恋の行方
を描いているのですが、今回見直して気付いたのは 登場人物全てのキャラクターの描き方が濃くて、
それぞれが生き生きとしているのです。
そして、それぞれの発する言葉(セリフ)がいずれも興味深く、ウィットに富んでいたり、皮肉だっ
たり、示唆に富んで居たり等々で惹きつけられる魅力に溢れているのです。 
思わず笑ってしまうセリフも多く、セリフ1つ1つが本当に面白いのです。

又、田園風景、田舎町の風景、衣装、食事、小道具、等もキメ細かく映像化されて素晴らしく、音楽
もこのドラマの雰囲気を引き出しているし、兎に角、流石BBC!と感じさせられます。
20年以上前に作られたドラマにも拘らず 今観ても全く色褪せずのめり込んでしまいます。

しかし、何と言ってもこのドラマの目玉はダーシー様で、コリン・ファース様の眼差し、目力が凄い!
高慢で無礼、冷たい、仏頂面でありながら リジ―をジッと見つめるダーシー様の瞳には星が輝いて
いますよ。

リジ―はそれほど美人とは思えないけど(あちこちで 渡辺えり子似と言われています←全く同感)
あの時代の女性にしては珍しく自分の考えを持ち、観察力に優れ自立心旺盛。そんな点にダーシー
様は惚れ込んでしまうのでしょうね。

そして、何と言っても あの有名な ”湖の場面”

これは原作には無い場面ですが、特にダーシー様のセクシーさを出そうと意図した事では無く普段は
仏頂面で気難しい紳士がはめを外して池に飛び込み、そしてその後思いがけずエリザベスに出会って
しまって少々ドギマギするという 普段の姿とのギャップを表す面白さを出すつもりでオリジナル
演出という事の様ですが、”ガーディアン紙”は、この湖の場面を「英国テレビ史におけるもっとも
忘れがたい場面」と評していたそうです。

ところで、この湖の場面のダーシー様と言えば・・・・
思い出しますね~。

これはベネディクトが”Vanity Fair紙”の撮影時の画像ですが、これを見た時 「お~!ダーシー
様だ!」と騒いだもんでしたっけ。

↓ その時の記事はこちらです
Benedict misc. (23) : Vanity Fair's 2015 Hollywoods Issue

Benedict misc. (25) : Vanity Fair Behind the Scenes




又脱線しましたが(汗)、あと少し次回に続けます。